チームワークを教える活動

チームワークあふれる社会を目指して サイボウズのチームワーク研修

サイボウズの社員全員が研修を受け、実践しているメソッドを、企業や教員、小中高大学生に対しても研修や授業として行っています。サイボウズの理念を「チームワーク向上」と定めたとき、まずは自分たちがチームワークよい会社になるために「チーム」や「チームワーク」について文献/論文研究をし、そこから一定の理論や共通項を導き出してノウハウやフレームワークを作り上げ、社内で研修を行ってまいりました。このノウハウはオリジナルでありながらも普遍的なチームワークの理論になっています。

サイボウズに限らず組織に「チームワーク」は欠かせません。10年間培ってきたチームワークのノウハウを多くの人に伝えることで、よりチームワークの良い組織を増やすことが私たちの活動の目的です。

講座で学べること

多様な人が集まる集団においてどのように「チームワーク」を良くし、成果を出すか、どのように効率的に議論をすればよいか───私たちがチームワークの研究のなかで培ってきたノウハウを伝えることで、企業向け講座ではより効率的にチームワークを発揮するきっかけを提供し、学生向け講座では「他者と協働する力」「他者とコミュニケーションする力」を養います。

チームワークとは

チームワークはロジカルに理解し、改善できるもの

そもそも「チームワーク」とはなんでしょうか? 講義では、下記の図のような、チームについての基本的な定義や、よいチームワークの条件について理解し、自分が所属するチームの改善方法をグループワークで学びます。受講された方が受講後も継続的によいチームになることを目指します。

チームワークを発揮するための5つのポイント

  1. 理想を創る
    ゴールは何か
  2. 役割分担
    メンバーの強み弱みを活かして役割分担できているか
  3. コミュニケーション
    メンバー間でコミュニケーションができているか
  4. 情報共有
    メンバーが同じ情報やノウハウを共有しているか
  5. モチベーション
    一人ひとりのモチベーションは維持向上しているか

チームワークの成果を測る4つのポイント

  • 効果
  • 効率
  • 満足
  • 学習

チームのアウトプットには「効果」「効率」「満足」「学習」の4つがあるといわれています。
それぞれどういうことか、講義で説明していきます。

参加者の声

これまで多数の企業、教員、学生への講座を開催しました。
開催後のアンケート結果をご紹介します。

企業研修

どの現場でも簡単にできるスキームでしたので、早速、支援する現場で実施をサポートしていきたいと思います。
チームワークを発揮するために必要なこと、そのポイントが理解できた。効果や効率だけでなく、チームメンバーの満足や学習も必要な要素であることが印象的でした。(大手保険会社)


現在抱えている問題に向き合うためのメソッドを学ぶことができた。今後の課題解決や交渉案を作成するのに有用だと感じた。
日々混同して使っている言葉が多く、混同しているから議論が噛み合わず、会議に時間がかかることが分かった。(マスコミ)

教員研修

よく「チーム○○」、などと名前ばかり押し付けられて個人が帰属意識が感じられていないのに、チーム、チームと言われることに違和感を感じることがあった。今日の話を聞いて、そういう状態のときはグループであって、チームになっていないとわかった。どういう状態がチームなのかわかったことで、これからそうなるように努めていかないといけないと思った。(中学校教員)


今までモチベーションの持つ意味をただの「ヤル気」と捉えていて、講義の説明を受け新しい気付きになりました。また、グループやチームに対する概念をかんがえたことがなく、改めて今後の教育に活かしていけると思いました。(高校教員)

学生向け授業

チームで協力するってとても大切なことだと気が付きました。色々な意見があってそれを1つにできるという事は本当にすごいと思いました。色々役割がありますが、それぞれとても重要であるので1つ1つに興味を持つことができました。それを達成することの難しさも学べたと思います。(中学生)


モチベーションなどについても改めて学ぶことができ、自分の将来を考えることが楽しみになってきました。今の時点で、私には夢があります。この夢で実現できるように、問題を見つけ出し、解析して、夢に近づいていきたいと思います。
今からすぐにできること、1年後、3年後・・・そして10年後に、自分の理想を創り上げたいです。とてもためになりました。(高校生)


私たちの想い

Vision & Philosophy
サイボウズ自身がチームワークあふれる会社になるために重ねてきたいくつものチャレンジ。
その過程で蓄積されたノウハウを提供する事で、「チームワークあふれる社会を創る」を実現したい。

人はもともと多様な個性を持っています。この多様な個性が理想のもとに集い、それぞれの強みを生かして活躍する社会。そんな社会を作り出す力となりたいという想いから、サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念としています。

サイボウズはこれまでグループウェアという情報共有を目的としたソフトウェアの開発、販売を通じ、多様な個性を生かしたチームワークをサポートすることを事業としてきました。この事業を展開する中で、サイボウズ自身もチームワークあふれる会社となる事を目指し、グループウェアの活用はもちろん、組織や制度、風土の変革についてもチャレンジを重ねてきました。

サイボウズ株式会社 組織戦略室長 山田 理

そして現在、サイボウズは多様な個性を活かした働き方ができる企業として、おかげさまで、多くのみなさまからご注目いただけるようになりました。

サイボウズ自身がチームワークあふれる会社となるために、考え続けてきたツールの活用。挑戦してきた組織や制度の運営。そして出来上がった会社風土そのもの。これらについて蓄えてきたノウハウがチームワークあふれる社会をつくるもう一つの手段になるかもしれない。

我々はそう考え、サイボウズ自身のチャレンジの中で、蓄積されたノウハウ。これを言語化、可視化した「メソッド」を社会に提供すること……。サイボウズはこのミッションを担うため、「チームワークを教える活動」を行っています。

チームワーク総研

チームワークあふれる会社を創り、そして、そんな社会を創るために私たちは、チームワークメソッドや組織づくりを考え続けています。
チームワーク総研のページ