2017/11/28~12/20に募集した
あなたの会社の「働き方改革のあるある」川柳。
優秀作品は、なんと山崎シゲルのイラストに!
総数803件の応募の内、厳選な審査の結果選出された
優秀作品を発表いたします!
- 働くな
- 売上あげろ
- どっちなの?
ミックス 50代
- 減る残業
- 増える労働
- 減る給料
ぎんがまる 20代
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最も多かったのが、働き方改革によって「労働量は変わっていない」と訴える川柳、そして「残業禁止になったのでお給料が減っている」と嘆く川柳でした。
こちらの川柳はその2つの要素をうまく捉え、語呂良く矛盾を表現できているところが好きです。
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働き方改革で労働時間の削減をすごく言われるのですが、業務を減らすことはしない、人員も増やすこともしない。この状況でどうして労働時間が減るのかわからないという気持ちを込めさせていただきました。
働き方改革のための会議で業務量は増えています。しかし、労働時間を見た目上減らすため、それらの業務はサービス残業になってしまい、給与は減っていく一方です。この現場の悲鳴をあげました!
- 効率化
- 決める会議が
- 非効率
にっつ 40代
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働き方改革というと大きく聞こえますが、非効率な会議といった日常の業務で困っている人もたくさんいるはず。
グループウェアを提供している会社として、私たちももっと頑張らなければいけないと思いました。
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これは私が定期的に訪問する会社の話です。社長が業務効率化の会議をしようと言い始め、メンバーはアイデアをいろいろと考えてきたそうですが、いざ会議が始まると、社長が延々と想いを述べるだけ。何も決まらないまま数時間が経ち、その状態が何回も続いたそうです。
そして、その会議の議事録を見た私が、「効率化のための会議なのに、この会議自体が非効率ですよね」と参加者に話したところ、皆さん苦笑いでした。
- ノー残業
- 仕事も妻も
- きげん死守
みこし 30代
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なんかもう、あっちもこっちもそっちも…!うわーっ!…と、逃げ場の無い苦しさが真っ先に入ってきました。
そのあとに、ご家族の機嫌(幸せ)を死守しようしているご主人の可愛いらしい姿が浮かび、なんだかとても温かい気持ちになりました。
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昨今、「働き方改革」が謳われていますが、働き方以上に、「何のために生きるのか」ということを見つめ直すことが大切なように思います。
今の私は、妻、そして可愛い二人の息子たちのために生きていますが、仕事では納期に追われ、残業も厭わず働いて成果を出したいのも本音。そんな板挟みの中にいる子育て世代は多いのではないかと思います。
ただ、そんな葛藤があればこそ、「働き方改革」は進むものなのかもしれません。妻のご機嫌の笑顔に会えるよう、日々頑張りたいと思います。
- ブラックと
- 判っちゃいるけど
- 辞められねェ
ノスタル爺 50代
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植木等さんの「わかっちゃいるけど…」の明るく楽観的なイメージからの落差が凄いです。
同じ音なのに、こんなに印象が変わるなんて。その振り幅の大きさにやられちゃいました。この投げやりに聞こえる感じ、好きです。
- 『体にいいわきゃない』と判っていても、辞めるに辞められない、ブラック企業勤務者の辛い立場を、一世を風靡した植木等さんの名曲のフレーズになぞらえて、諧謔的に表現しました。
今回、800件を超える応募があった働き方改革あるある川柳。「残業」に関する投稿が多く見られ、その中で栄えある大賞を獲得したのはこちらの句でした。
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- 大賞
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- 働くな 売り上げあげろ どっちなの?
- ミックス 50代
早く帰れと言われながら売り上げも求められる、矛盾した状況に審査員から多くの共感が集まりました。
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- ノー残デー 前日残業 3倍デー
- zun 30代
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- 有給を 取るため前夜 徹夜かな
- パトラッシュ 20代
「ノー残業デー」や「プレミアムフライデー」をテーマにした川柳では、その翌日や前夜にしわ寄せが来ていることが判明。
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- いつまでも 仕事してたい 時もある
- ゆん卓 40代
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- 残業の 実態把握に 残業し
- まさか 60代
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- 改革を 伝える会議 時間外
- タケシ 20代
また、「改革で仕事が増えた」といった川柳や、「早く帰れと言われるがもっと仕事をしたい」という川柳も多く見られました。
ご応募
ありがとうございました。
今後もワークスタイル百科では、「どのようにして理想の働き方改革を実現できるのか」というテーマで画一的な働き方改革ではない、多様な働き方改革の事例や具体的なノウハウをお伝えしていきます。
「早く帰れ。売上も上げろ」と言われたら、現場は混乱してしまいますよね。本当の意味での働き方改革を実現するには、経営者の覚悟が必要です。
まず大事なのは社員が健康的に働くこと。健康な社員がモチベーション高く働けば、売上も伸びますよ、社長!
従業員数若干20人ほどの零細企業のわが社にも、働き方改革の波はやってきました。
多くの例にもれることなく、わが社でも様々な矛盾や軋轢が生じています。時間で管理する・されるという概念が、経営側にも労働側にもなかったためでしょう。
とはいえ、労働環境が改善されるのは大いに歓迎すべきことです。楽しいことばかりではない働き方改革ですが、せめて我々サラリーマンは、川柳で笑い飛ばし、日々の業務に邁進しようではありませんか!