導入製品 サイボウズ ガルーン 2 | ガルーンシリーズ
企業情報
■会社名:
財団法人日本科学技術振興財団
■ホームページ:
財団法人日本科学技術振興財団ホームページ
■利用製品:
- サイボウズ ガルーン 2
- EasyLearning for ガルーン 2
■利用人数:
200 人
■業種:
その他
- 会社概要
- 導入の背景 情報の公開範囲を柔軟に対応できるグループウェアとeラーニングを検討
- 導入の決め手 親しみあるグループウェアのユーザーインターフェースと、ストレスなく受講できるeラーニング
- 導入効果 グループウェアの浸透と受講者の理解度が明確に
- 今後の展望 全国の財団の活用モデルへ
- システム概要
- 関連リンク
- ダウンロード
財団法人日本科学技術振興財団
総務部 総務課 課長 戸塚 功 氏
情報システム開発部 主任 小林 成稔 氏
プライバシーマークの社内教育コストの削減をeラーニングで実現
財団法人 日本科学技術振興財団(以下、日本科学技術振興財団)は、昭和35年(1960年)に産業界の有志によって設立された博物館運営・支援、教育普及など、6つの事業分野で科学技術の振興を総合的に推進する公益法人である。
現在では、科学技術館の累計入館者数は2,500万人を超え、青少年を対象とする社会教育施設のモデルとして、科学への興味を深める活動を全国で展開している。
次代を担う科学技術系の人材を育成する活動で、更なる成長を目指す日本科学技術振興財団。
グループウェア「ガルーン 2」と「EasyLearning」を導入することでどのような効果が出たのか。その経緯や効果、今後の展望などについて、総務部 総務課 課長 戸塚 功 氏、情報システム開発部 主任 小林 成稔 氏にお話を伺った。
導入の背景 情報の公開範囲を柔軟に対応できるグループウェアとeラーニングを検討
日本科学技術振興財団は、2001年から「サイボウズ Office」を利用いただいている。当時は、どのような運用をしていたのだろうか。
当時は、情報システム開発部、総務部にて導入し、徐々にユーザーを増やして情報共有を図ってきた。しかし、利用範囲の拡大と比例して、ユーザー情報の管理が複雑になってきた。派遣社員などの入れ替わりに伴い、都度人事メンテナンスを行うため、管理側の工数が増加していた。
さらに、全社的にプライバシーマークを取得する動きが、現状の運用を見直すきっかけとなったようだ。セキュリティポリシーに柔軟に対応するためのユーザー管理に向けて、戸塚氏、小林氏の両氏が動き出す。
「プライバシーマークを取得するにあたり、社内だけでなく、社外のスケジュールもまとめて管理する必要がありました。
個人情報の分散を防ぐために、まず部門ごとに運用しているグループウェアを見直し、高度なユーザー管理が行える「ガルーン 2」を検討しました。」(小林氏)
プライバシーマーク更新に向けて、全社個人情報保護教育の総括もされている戸塚氏。eラーニングの検討に至る経緯を振り返る。
情報システム開発部 主任
小林 成稔 氏
「以前の個人情報保護教育は、年に1度 2時間の全社講習を行っていましたが、3つの問題がありました。一つは、職員を集めるにも、3シフト制の部門や異なる拠点の職員もおり、全員を一堂に集めることが困難なことでした。二つ目は、未受講者や中途採用者の教育はその都度講師が時間を割いて行わなくてはならないため、大変非効率でした。そして三つ目は、プライバシーマーク取得時の指摘事項でもある教育の理解度の指標がとれないことが一番の問題でした。」(戸塚氏)
部門ごとに勤務体系が異なるため、全社講習の日時を設定するものの、全員を集めるということは現実的ではなかった。また、未受講者や中途採用者への教育も、その都度社内の職員が行うため効率的ではなかった。いかに人的リソースを使わずに、かつ、受講者の講習状況を管理し、効率化が図れるかが焦点となった。
総務部 総務課 課長
戸塚 功 氏
導入の決め手 親しみあるグループウェアのユーザーインターフェースと、ストレスなく受講できるeラーニング
数多くの製品の中から「ガルーン 2」と「EasyLearning」が選定された理由を、戸塚氏、小林氏の両氏はこう語る。
「「ガルーン 2」に関しては、情報の公開において、ユーザーごとに見せる、見せないという管理が詳細に行えることで、ユーザー情報を別管理しなくても一元管理できることが魅力でした。さらに、従来の親しみあるユーザーインターフェースを継続できることで、ユーザー側に違和感なくシステム移行ができることも大きな決め手でした。」(小林氏)
eラーニングについては、戸塚氏にて、プライバシーマーク更新に向けた動きに合わせて、現状の教育体制への問題を解決するため、各社のeラーニングシステムを調査していた。その中で、決め手となったのが、「ガルーン 2」の導入の決め手と同様に、「ユーザー視点での『使いやすさ』」であった。
「個人情報保護教育における現状の問題を解決し、なるべくコストをかけないでオンライン教育が実現できないか検討していた際に、サイボウズから「EasyLearning」が発売されることを知り、発売前から心待ちにしていました。やはり、ユーザーが「ガルーン 2」から、ボタンひとつで、「EasyLearning」の受講ページに遷移できることで、受講者側にストレスなく受講してもらえることが決め手でした。」(戸塚氏)
導入効果 グループウェアの浸透と受講者の理解度が明確に
全社グループウェアである「ガルーン 2」の導入で、どのような効果が現れているのだろうか。
日々の業務は「ガルーン 2」が中心になり、スケジュールは必ず登録する習慣が定着しており、「掲示板」「ファイル管理」も活用している。稟議書の承認欄は役員が変わることによって修正するため、ファイル管理にアップロードしているファイルを更新し、掲示板で案内をしている。以前は、紙を回覧していた連絡事項も、現在は「ガルーン 2」の「掲示板」「ファイル管理」が自然に浸透しているようだ。
「EasyLearning」の導入によって、ユーザー側の効果と管理者側の効果はどのように現れているのだろうか。
「ユーザー側の効果としては、オンライン上で受講できることです。従来は、受講者は、決められた日時、場所へ伺う必要があり、どうしても自己学習となる人が出ていましたが、いつでも、どこでも全員が受講できるようになりました。管理者側の効果としては、受講者の理解度について指標が取れることですね。従来は、受講者の理解度が不透明でしたが、受講者の受講履歴と学習状況の進捗を管理することができるようになりました。おかげ様でプライバシーマーク更新審査で大変役に立ちました。」(戸塚氏)
受講者の理解度を「見える化」することで、全員がある一定レベルの知識を持つことができるようになったという。また、遠方からわざわざ来る必要もなく、各自好きな時間に受講できて講師も不要。受講者は均等に学習でき「ガルーン 2」にログインしてしまえば、ストレスなく受講ページへ遷移できる。
戸塚氏は、情報システム開発部出身のため、小林氏との連携も厚い。「ガルーン 2」「EasyLearning」の運用において、どんなに便利な機能でも実際にユーザーに使ってもらわなければ意味がない。 「使いやすさ」と「ユーザーにストレスを与えない」という、ユーザー視点の重要性も重視している。
今後の展望 全国の財団の活用モデルへ
「EasyLearning」について、今後はどのような展開を考えているのだろうか。今後の公益法人の動向とあわせて、戸塚氏よりお話を伺った。
「現在、役員から、人材育成の教育システムへの要望があります。今後は、職員の教育システムも、「EasyLearning」でできるようにしたいですね。例えば、目標の点数がとれなかったら昇格できないなど。」(戸塚氏)
ここで重要なことはバランスであると、戸塚氏は語る。集合講習は、人と人とが対面することで部門間のコミュニケーションが図れる良さがある。そのため、集合講習を継続しつつ、「EasyLearning」を活用し、少しずつ「EasyLearning」の魅力を広げていくという。組織として行う場合は、相互の効果を図りつつバランスよく活用することが重要である。
「今後は、公益法人制度改革に基づき、各財団が申請に動き出します。公益法人制度改革に関するコンサルティング等の資料がコンテンツとなれば、全国の財団でも活用できるかもしれません。現在は、どこの公益法人も頭を悩ませています。プライバシーマーク取得など、今回の事例が他の財団のお役に立てれば嬉しいですね。」(戸塚氏)
システム概要
ご利用環境
サーバー OS | Redhat Enterprise Linux ES4 |
---|---|
Web サーバー | Apache |
CPU | Intel(R) Xeon(TM) CPU 3.00GHz |
メモリ | 3GB |
HDD | 72.8G x 2 (RAID1) |
サーバー OS | Microsoft Windows 2003 Server R2 SP1 |
---|---|
Web サーバー | Apache |
CPU | Intel(R) Xeon(TM) CPU 3.00GHz |
メモリ | 2GB |
HDD | 72.8G x 2 (RAID1) |
関連リンク
製品情報
ダウンロード
財団法人日本科学技術振興財団 導入事例 PDF (1.7mb)