導入製品 サイボウズ ガルーン 2 | ガルーンシリーズ

大崎電気工業株式会社

情報システムセンター 吉田 隆昭氏

Notesからの乗換えで全社グループウェア・企業ポータル・ワークフロー・SFAを一気に刷新
全社規模での情報共有インフラ構築を確立し、コミュニケーションの活性化に成功
〜前編〜

大崎電気工業株式会社(以下、大崎電気工業)は大正5年(1916年)創業の電力量計や電流制限器などを製造販売するメーカーである。創業当初は配・分電盤から始まり、太平洋戦争後に現在の主力製品である電力量計に進出。現在では、大崎電気グループ全体で約2000名を擁し、海外展開も積極に行っている、まさに業界のトップメーカーとなった。
情報システム基盤の整備で更なる成長を目指す大崎電気工業。全社グループウェアを整備することでどのような効果が出たのか。その経緯や効果、今度の展望などについて情報システムセンター副課長 吉田隆昭氏にお話を伺った。
前編ではグループウェアを含めた社内システム基盤整備について、後編では初めてのSFAシステム導入となった「サイボウズ ドットセールス」についてお話を伺った。

導入の背景 老朽化したNotesワークフローの代替システムを検討

大崎電気工業はサイボウズのお客様第1号である。そのため、サイボウズのグループウェアの利用歴は古い。これまではどのような活用がなされていたのだろうか。

「1998年当時、研究開発センターが独自に「サイボウズ Office」を導入しました。ただ、その後全社に広がるということはなく、あくまで部門内での利用に限定し、全社的にはNotesをグループウェアとして利用していました。」と吉田氏は語る。

しかし、そのNotesも基本的には掲示板とワークフローの利用に留まり、コミュニケーション基盤としての役割はそれほど担っていなかった。

「Notes上のワークフローエンジンは10年近く使い続けていた代物で、操作性が悪くレスポンスも低下したためシステムの更新を検討していました。検討当初はワークフローシステムを単品で、しかもNotesに代わるようなものを検討していたのですが、丁度よい機会なのであまりこだわりを持たずに幅広く製品検討をしました。」(吉田氏)

情報システムセンター 吉田 隆昭氏

情報システムセンター 吉田 隆昭氏

導入の決め手 全社統合の情報共有基盤としての魅力

数多くの製品の中から「サイボウズ ガルーン 2」が選定された理由を吉田氏はこう語る。

「正直なところ検討当初は、一部門で利用していたようなシステムを全社で利用するのはいかがなものかという認識がありました。しかし製品比較をした結果、他社製品では欲しい機能が足らなく、逆にいらない機能が多かったりと、こちらの要望に合致するものがありませんでした。私どもが要望としてあげていたのは、大掛かりな開発をしなくても、申請金額などでの条件分岐など細やかな設計が可能なフォームを作成でき、なおかつエンドユーザーにも使い勝手がよいというものでした。そうでなければ、Notesから乗り換える意味がありません。最後にサイボウズ製品を検討したところ、上述の要望を適えるものでしたので、ガルーンを選択しました。」(吉田氏)

機能面はもちろんのこと、コスト面や移行作業でもメリットがあったと吉田氏は語る。

「すでに部署単位で「サイボウズ Office」が運用されていたので、新規導入よりも割安な「乗換ライセンス」というライセンスが存在したことも大きかったです。また、これまでOfficeを利用していた部署のデータも移行できるため、これなら無理なく導入できると判断しました。」

導入の効果 シームレスな情報共有が新たなコミュニケーションを生み出す

結果的にワークフローの導入だけでなく、全社グループウェアである「ガルーン 2」の導入も一気に行われた。その効果はどう現れているのだろうか。

「一番の効果はスケジュール管理や施設予約です。これまで全社でスケジュール共有する仕組みがありませんでしたので、事業所、部署ごとにバラバラに管理していました。埼玉の事業所の会議室を予約する場合は本社の人間は事業所へ電話をする必要があったのですが、このアポイントの手間が無くなったことだけで大きな業務効率の改善につながりました。もちろん、スケジュールが見えることで横のつながりも生まれてきています。たとえば、管理本部長が生産本部長のスケジュールを確認する場合も電話するしかなかったのですが、ガルーン 2のおかげでいちいち電話しなくてもスケジュールが確認できるようになり、組織の風通しが良くなったと感じています。」(吉田氏)

スケジュール以外の機能は活用されているのだろうか。

「総務部からのリクエストで全社的な活動目標や経営陣からのメッセージをポータルの形で配置しています。こちらには社長の活動目標や年間の目標数字などが書かれています。掲示板も全社的な情報共有に役立っています。」

ワークフローについてはどうだろうか。

「ワークフローシステムの刷新も評判が良いです。以前のシステムは申請内容に言葉一つ間違いがあるだけでも申請を却下して再申請するしか方法がなく、非常に面倒でした。「サイボウズ ワークフロー for ガルーン 2」であれば、申請された内容に対して申請者本人に「差し戻し」ができるので、この手間がなくなりました。その他にも「再利用申請」といった機能があるので便利になったと社内の人間も喜んでいます。」

東証一部上場企業として、内部統制対策も怠ることができない。この観点からはどんな効果があったのだろうか。

「内部統制の点からも以前から改善されました。Notesで運用していた際には、グループ会社からも閲覧できる状態にありましたが、ガルーン 2に移行してからは厳密にユーザーIDとパスワードで閲覧権限を管理しています。」(吉田氏)

もともとNotesで運用されていたデータについてはどうしているのだろうか。

「Notesデータベースへのリンクを載せたポータルを設置しています。そこからいつでも情報を参照できるようになっています。」

今後の展望 将来的にはグループ子会社も「ガルーン 2」を導入して利用範囲を拡大したい

全社の情報共有インフラを構築することに成功した大崎電気工業。今後はどのような展開を考えているのか吉田氏に聞いた。

「現状まだNotesで運用しているワークフローやデータベースの移行を進めていきたいと考えています。「サイボウズ デヂエ」の活用も検討しています。「ガルーン 2」の利用については、グループ子会社からも要望が来ていますので、タイミングを見て将来的には利用範囲を拡大していければと考えています。」

後編につづく

システム概要

■サーバースペック(ガルーン 2)

サーバーOS Redhat Enterprise Linux 4
Webサーバ Apache
CPU Xeon5160 3.0GHz × 2
メモリ 4GB
HDD システム領域 72GBx2(RAID1)
データ領域  146GBx3(RAID5)

■サーバースペック (ドットセールス)

サーバーOS Windows Server Standard 2003 R2
Webサーバ IIS
CPU Xeon 5148LV 2.33GHz × 2
メモリ 4GB
HDD 292GB(RAID5)

関連リンク

製品情報

サイボウズ ガルーン 2

高いスケーラビリティと使いやすさを両立。経営のPDCAサイクルを加速するエンタープライズ グループウェア

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サイボウズ ワークフロー for ガルーン 2

業務プロセスの『見える化』を支援するお手軽汎用ワークフローシステム

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サイボウズ ドットセールス

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