導入製品 サイボウズ デヂエ | かんたんシリーズ

企業情報

株式会社リンガーハット 株式会社リンガーハット

■会社名:
株式会社リンガーハット

■ホームページ:
株式会社リンガーハットホームページ

■利用製品:

  • サイボウズ デヂエ
  • サイボウズ ガルーン

■利用人数:
1000人

■業種:
製造業

■サーバー OS:
Solaris

■管理者レベル:
専任管理者



株式会社リンガーハット

代表取締役 吉田 眞一氏

『味とくらしのハーモニーを心と技術でつくる』
という企業使命を掲げる株式会社リンガーハットは、全国に 500 以上の店舗を展開し健康的で高品質な食品を手ごろな価格で提供している。
リンガーハットの各店舗は、長崎ちゃんぽんを主力商品として、長崎生まれの日本の食文化を全国に広げている。そのリンガーハットの情報システムを担当しているのが、リンガーハット情報システム株式会社。同社では、情報伝達のスピードアップを目的として全店舗を結ぶサイボウズ ガルーンの導入を行った。更に、勤怠データの収集などを目的としてサイボウズ デヂエを活用している。

導入背景と決め手

昭和 37年、とんかつ専門店として創業したリンガーハットは、昭和 49年には長崎ちゃんぽんの専門店をチェーン展開し、現在では九州、沖縄から関東にかけて全国に 500 近い店舗を構えている。専門店集団としてのトータル外食産業をめざすリンガーハットでは、業務の効率化にとって情報システムの活用は不可欠であると考えて、早くから積極的なIT投資を行ってきた。そんなリンガーハットの情報システムを支えているのが、リンガーハット情報システム株式会社である。

同社の代表取締役吉田眞一社長は、デヂエを導入した経緯について、次のように説明している。

「弊社では、店舗で働いている社員はブロック毎に巡回して勤務しています。こういった社員やスタッフの勤怠データを集めるためには、どの店舗からでも勤怠を登録できる仕組みを作る必要がありました。

導入にあたっては、オラクルなどのデータベースも検討してみましたが、プログラムの作成などが必要になり、導入に時間がかかるので当社には不向きでした。それよりも、ウェブブラウザで手軽に利用できるデヂエが最適だと判断したのです」

株式会社リンガーハットでは、各人の報告や給与を払う時の承認は上司が確認するようになっている。

ただ、各人の報告誤りやチェック忘れがあったという。こういった問題を解決するために、どこででも見れるシステムにし、誰もが見れるということでミスや不正を抑制し、チェック忘れを防ぐことができる運用を探していた。そして 2002年 3月に、全国に 500近くある店舗で、どのクライアントからも一元的に登録して閲覧できる勤怠システムとして、DBメーカー(デヂエの前身。以下、デヂエと書す)が選ばれ導入された。

「入力されたデータを上司がどこの店舗にいても確認できるようにする必要もありました。勤務データは他の社員に見られても困るようなものではなく、機密性も低いと思われたので、データベースを使って誰でも閲覧できるシステムを作ろうと考えたのです。」(吉田氏)

リンガーハットの全店舗では、サイボウズ ガルーンを導入してブロック長や店長のスケジュール管理や、本社と店舗間の情報共有に活用している。

「サイボウズ製品の選択にあたって、大きな決め手となったのは使い勝手とコストでした。将来的にサイボウズ ガルーンとの連携などを期待していることもあります。」(吉田氏)

「デヂエの導入にあたって、特に社内で設定したルールはありません。サイボウズを使い慣れていたので、比較的スムーズに利用されるようになりました。管理側としては簡単な利用手順をサイボウズの掲示板に掲示しただけです。」(三谷氏)

活用方法

勤怠データの管理ライブラリ『勤怠控除』には、社員コード、社員名、出勤、欠勤、遅早、有休、特休、日数、残業、内深、日割、差額調整、通勤非課税、通勤課税、明細、部署コード、部署名、会社 CD、事業部、営業部 CD、ブロックといった項目がある。

部署名、会社 CD、事業部、営業部 CD、ブロックは、社員コードをキーとし、部署マスタライブラリからデータをコピー(ルックアップ)している。デヂエへの入力は、日々の勤怠報告書を元に各人が行っている。社員コード・社員名を必須入力にし、入力が必要な社員のみ登録可能にしているという。ライブラリの作成について、三谷氏は以下のように語った。

「日数的には 2〜3日で、データのレイアウトと、部署のマスターを作成しました。簡単そうだとは思っていましたが、実際に使ってみると予想していた以上に使いやすく、わかりやすかったです。必要なマスターは、すぐに完成できました。」

設計が容易で、短期間でのマスター構築を可能にしたデヂエだが、いくらか利用する側でも工夫した点があったという。

「項目数を多くしてしまうと、ブラウザ画面に表示された場合、見にくくなります。そのため、配置などレイアウトに工夫が必要だなと思いました。項目数が多くなりそうなものは、あらかじめ複数のマスターに分割したり、フィールドレイアウト機能を利用して、画面のレイアウトを見やすくするなど工夫しました。」(三谷氏)

導入の結果と今後の展望

勤務データのライブラリは、約 300人で利用しているという。デヂエを導入した効果について、吉田氏は次のように評価している。

「大きな変化は、本部での勤務データ手入力、勤務データ集計の配布作業が大幅に省力化されたことです。

また給与計算の担当者は、情報を受け取りやすくなり、人件費の計算や給与計算をスムーズにできるようになりました。導入前は紙に印刷して配付し、記入された情報を手作業で本部が入力していました。その作業がすべてオンラインで自動化され、大幅に省略できたのです。」

勤怠データの全社的な入出力システムを実現したことにより大きな成果を得た同社だが、今後、店舗だけではなく関連する各部署へのデータ開示をしたいと考えている。将来的には全社的な規模でのペーパーレス化を積極的に推進するために、デヂエをもっと活用しようと考えている同社だが、そんなデヂエに対する今後の期待も大きい。

「まずは画面レイアウトがもっと自由にできるといいなと思います。また細かいですが、絞込検索後にデータを修正したら再び絞込画面に戻るといいですね。あとは、デヂエとガルーンのワークフローとのデータの交換を期待しています。例えば、ワークフローでデヂエのマスターを参照したり、ワークフローでの承認データをデヂエに更新するなどができればいいなと思います。」(三谷氏)

リンガーハット情報システムでは、現状の改善に満足することなく、今後はデヂエをクレーム情報の開示などに利用したいと考えている。

システム概要

サーバー OS Solaris × 1
クライアント Windowsクライアント
ネットワーク 本社と店舗は、IP-VPN 網や INS-64 で結ばれている。サイボウズ デヂエのサーバーはリンガーハット情報システムが管理している。サイボウズ ガルーンも利用しているので、一台のサーバーで両方のシステムを運用している。

システム概要図

システム概要図

製品情報

サイボウズ デヂエ

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