グループウェアのクラウド化を決断し、利便性が向上

神戸に事務所を構えるかけはし法律事務所。
弁護士数が増え、業界の競争が激しくなっている弁護士業界では「待っている」だけでは仕事が入らなくなってきている。今までの「待つ」姿勢から、積極的に営業活動をする必要があると考え、事務所のIT化を推進している柿沼太一氏にお話を伺った。
柿沼氏の起床は午前3時50分。家族が起きてくるまでの2時間を自分の時間にし、家族が起きてからは良きイクメンに変身するいまどきの弁護士だ。

課題と効果

課題1 弁護士によって、夜派・早朝派など働く時間がまちまちだったため、バックアップの時間設定に困っていた。
効果1 「Office on cybozu.com」は無停止バックアップであるため、解決した。
課題2 サーバーのリプレイスをしても、E-mailの受信などに時間がかかっていた。
効果2 クラウドに変更し、リッチな環境を得たことで、全く気にならなくなった。体感的には2倍の早さ。

導入の背景 〜一番喜んだのは事務局〜

「サイボウズ Office」を導入したのは約5年前。
以前勤めていた弁護士事務所で、MicrosoftExchangeを利用していた経験があり、不在時の伝言の不便さなどからグループウェアを入れたいと思っていた。MicrosoftExchangeや弁護士向け専用のグループウェアはコスト的に見合わなかったため、コストが安く,試用ができたサイボウズを試し、導入を決定。
また、顧客管理や事件管理ができるデータベースも検討しており、両方のラインナップが揃っていたことも後押しとなった。

「検討時には、自分と事務局数人で試用版を試しました。スケジュール管理や不在時の伝言などで苦労していた事務局の方から予想通り好評で、トントン拍子に導入が進みました。」(柿沼氏)

総務部係長 加藤雄亮氏

弁護士 中小企業診断士
柿沼 太一 氏

2012年4月、約5年使い続けていたパッケージ版「サイボウズ Office」からクラウド版の「Office on cybozu.com」へ移行した。

■ 選択のポイント 〜運用上の課題をクラウドで解決〜

同事務所では毎日データのバックアップを取得していたが、約9ギガのデータをバックアップするのに4時間かかっていた。弁護士によって朝方/夜型の働きかたがあり、バックアップの時間設定が悩みの種となっていた。

「Office on cybozu.comは無停止バックアップが約束されていたので、速攻解決することがわかりました。」(柿沼氏)

また、ある時期からメールの受信など、社内社外の操作に関わらずレスポンスが遅くなっていた。サーバーのリプレイスも実施したがほとんど改善がみられなかった。

「クラウド版のお試し期間に、今まで使っていたパッケージ版の実データを移行して試したのですが、相当レスポンスが良くなったのがすぐに感じられました。体感速度は2倍です。」(柿沼氏)

コスト面では、今まで使っていたサーバーは他の用途にも使っているので撤去していないが、外部アクセスサービス「サイボウズ リモートサービス」の料金を考えるとコストメリットがあったという。

■ 導入概要 〜ただのデータからマーケティングの素材へ〜

1)スケジュール、設備予約
弁護士自身で登録する人と、手帳を事務局の方に渡して入力してもらう人がいる。グループウェア導入前は手帳を事務局の方がノートに写すという方式だったので、事務局の手間が増えたということはなく、順調に運用されている。

2)プロジェクト 事件管理に使っている。一人で担当している事件では問題ないが、複数の弁護士で案件を対応する事が増えており、主担当弁護士がタスクを設定した上で,進行を管理している。

3)カスタムアプリ
顧客管理に使っている。データベース化することで、案件依頼経路をより確実に分析できるように。Webからの依頼が多ければwebサイトに力をいれ、リスティング広告を実施するなど、マーケティングに利用できている。

■ 今後の展開

事務所内のIT化はある程度できたと語る柿沼氏に、今後の展開を伺った。
「最近は外の弁護士と一緒にやる案件が増えてきてるので、スケジュール調整や書類の管理などができる「サイボウズ Live」などの利用を検討したいと思っています。」(柿沼氏)

製品情報

サイボウズ Office

ユーザビリティを第一に考えたユーザーインタフェース搭載で誰でもすぐに使えるグループウェア

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