導入製品 サイボウズ ガルーン 2 | ガルーンシリーズ
企業情報

■会社名:
水野産業株式会社
■ホームページ:
水野産業株式会社ホームページ
■利用製品:
- サイボウズ ガルーン 2
- サイボウズ ワークフロー for ガルーン 2
■利用人数:
250人
■業種:
商社・その他卸売業
水野産業株式会社
水野産業株式会社は、コンビニエンスストアや外食に紙を中心とした食品包装容器などを卸す、業界トップクラスの大手企業である。
水野産業の強みは、大量の資材を即座に全国展開できる物流と、顧客ニーズに合わせた商品開発機能であるが、やはり在庫という悩みもある。
国内での激戦に勝ち抜くためにも、業務フローを短くフレキシブルにすることが重要、と考える情報システム課 課長 斉藤 昇氏に、ワークフロー導入の効果を伺った。
紙の商売だが、社内の紙は少ないほどいい
水野産業株式会社は、コンビニエンスストアや外食に紙を中心とした、食品包装容器などを卸す業界トップクラスの大手。割り箸やハンバーガーチェーンの包装資材など、取り扱い品目は多岐に渡る。元々は、紙業であったが、プラスチックによる容器や包装資材の普及と共に、総合的に包装容器を取り扱う企業となった。
水野産業の強みは、大量の資材を即座に全国展開できる物流と、顧客ニーズに合わせた商品開発機能。ニーズに合わせたオリジナル商品を開発できて、しかも北海道のどこそこに明日大量に納入できる仕組みをもっている企業は他にはない。例えば、外食産業でよく見かけるクリーンキャップという紙の帽子は、ほとんどが水野産業製。元々はアメリカからアイデアを輸入し出来あがったオリジナル商品だが、その評判をベースに全国に取引が広がった。
そんな水野産業の悩みは、やはり在庫。コンビニエンスストアなどは、短期開発と短納期、即座にモデルチェンジの連続。扱い高が莫大なため、デッドストックを溜めてしまえば即座に命取りになる。もちろんお客様ロゴの入った容器を他に転用できるわけがない。中国や韓国などの外国からも仕入れを行い、国内での激戦に勝ち抜くためには、なにより業務フローを短くフレキシブルにすることが重要となる。
スケジュールとメールの統合環境を揃えるのを機にワークフローも導入
以前はNotesを使っていた水野産業では、別のグループウェアで使用していたスケジュールとの連携の悪さに悩んでいた。情報系システムを使って仕事の効率を上げるには、アプリケーション同士の連携が重要。そこで、スケジュールもメールも一般的なアプリケーションはすべて揃っているサイボウズ ガルーン 2 を選択し、同時に統合環境ということでワークフローの導入も行った。それまで、社員のスケジュール管理のメインは手帳だったが、ガルーンのユーザーインタフェースが好評で、すぐに社内に広まった。
「システムが変わると必ず不平不満が出るものなんですけど、サイボウズのときはほとんど出なかったですね。」(情報システム課課長 斉藤 昇 氏)
ワークフローは、「実は最初はやる気がなかった」そうだが、この際ということで一気に導入。導入してしまうと経営課題にあわせて活用方法を考えた結果、導入後一年で社内にはすっかり浸透している。

情報システム課課長 斉藤 昇 氏
ほどほどに重要な紙が一番なくしやすい
現在、サイボウズのワークフローで運用している書式は10種類程度。経理との調整が必要なお金に絡む部分の承認にはまだ使っていない。それでもすべてが紙で回っていたNotes時代に比較すると、すでに十分効果は出ているようだ。
「すごく便利になりました。もし出張などでいなかったりしても、申請している方がどこでとまっているかわかるので対応がしやすいですね。紛失面での心配もないし。」(斉藤氏)
導入がしやすかったのは、勤怠管理関係から。口頭と正式な書式の狭間にあるようなものが、効果がわかりやすいようである。休暇届、出張申請、直行直帰届け、残業申請などはほぼ電子化されている。
不況時にこそ重要な入金連絡
勤怠以外で特に重要性を増しているのが入金連絡のワークフロー。新規や個別の発注の場合は、リスクをヘッジするために前金取引になるのだが、その前金の入金連絡に活用している。使い方はシンプルで、営業がフォームに発注内容と入金予定、得意先を入れて、入金が確認できたら経理が承認して、現場が出荷する。今までは、口頭やメモで伝達しているため間違いが起きそうになることがあったという。
「不況だからお金関係は特に重要なんですよね。仕入先に関しても従来はまったく気にしていなかったが、不況で仕入先が倒産して調達が危なくなるときもありえます。」(斉藤氏)
在庫は圧縮したい。そうなると納期はいつもぎりぎりになる。水野産業では、グループウェア「ガルーン」の社内メールの通知機能や確認機能を確認して、在庫調整の連絡なども行っている。仕入れから納品までのリードタイムを圧縮するためにワークフローの活躍の場はますます広がりそうだ。
今後は内部統制も視野に入れて
水野産業は上場企業ではないので、今のところ内部統制に絡む要求事項はない。しかし、得意先が内部統制環境を整備してきて、その流れで取引先にも同様の業務プロセスの可視化を迫ってきており、そろそろ要求がでてきたという。
「サイボウズのワークフローは便利だし、もっと使えることはわかっています。そろそろ得意先から内部統制対応を言われるようになってきているので、もっと活用してゆきたいですね。」(斉藤氏)
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