導入製品 サイボウズ Office 6 | かんたんシリーズ
企業情報
■会社名:
株式会社エヌ・ティ・ティメディアクロス
■ホームページ:
株式会社エヌ・ティ・ティメディアクロスホームページ
■利用製品:
- サイボウズ Office 6 基本セット
- サイボウズ Office 6 リモートサービス
■利用人数:
50人
■業種:
その他
■サーバー OS:
Windows 2000 Server
■管理者レベル:
兼任管理者
- 会社概要
- 導入前の状況 〜携帯電話で気軽に『サイボウズ Office』にアクセスできたら・・・
- 導入の決め手 〜安価でセキュアに『サイボウズ Office 6』にアクセス
- 導入効果1 〜携帯電話でまずチェック、時間の大幅短縮に
- 導入効果2 〜メンテナンスが不要、本業への負担を回避
- 活用方法 〜携帯電話から会社のメールアドレスでメールが送れる
- 今後の展望 〜セキュリティの意識の強化、パソコンの持ち出し禁止の方向へ
- システム概要
- 関連リンク
- ダウンロード
株式会社エヌ・ティ・ティメディアクロス
取締役 矢島 宏明氏
開発営業部グループリーダー 岡本 卓氏
「社外からもグループウェアを見たい!」― そんな社内からのニーズに応えて「サイボウズ Office 6」に社外からアクセスできるようにした同社の手段は「Office 6 リモートサービス」。ますます情報共有が活発化している同社の活用方法とは?
放送分野にデジタル化の波が起こっている。2000年末に BS デジタルが開始、現在は地上波デジタルが提供地域を広げている。それにあたって視聴者参加型の双方向サービス、著作権保護、有料放送の課金サービスなどのしくみが重要になってきた。これに必要な機能を提供しているのが株式会社エヌ・ティ・ティメディアクロスだ。
導入前の状況 〜携帯電話で気軽に『サイボウズ Office』にアクセスできたら・・・
「放送関係なので 24時間何が起こるかわかりません。営業や現場は会社に寄らない日もあります」(開発営業部グループリーダー・岡本 卓氏)という同社では、社員間の情報共有にグループウェア「サイボウズ Office 4」を活用してきた。
特にスケジュールは活発に利用されており、「『サイボウズ Office』にあるスケジュールが正式なもの」「他人の予定の入力も可」という暗黙のルールさえ作られていた。そのため「サイボウズ Office」を確認しないと、自分の予定すら正確なものがわからない状態だった。そこで外回りの多い営業や現場は、ノートパソコンを持ち歩き、社外から社内の「サイボウズ Office」にアクセスしていたのである。
もちろんスケジュールだけでなく緊急のメールが届いていないかの確認もしなくてはいけない。 インターネット経由で「サイボウズ Office」にアクセスするために、第三者に情報が漏れる危険を避けるため、データを暗号化して届けるインターネット VPN を導入していた。
同社取締役システムサービス部長の矢島 宏明氏は、当時の状況を「放送は止めるわけにいきませんから、24時間いつも気になります。だからパソコンを常に起動していないと不安でした。急用があれば電話が来ると思っていても落ち着きませんね」と語っている。
一般社員からも「携帯電話で気軽に『サイボウズ Office』にアクセスできたら便利なのに」という声があったのも事実である。 そこで携帯電話から利用できるようにグループウェアの乗り換えも含めて検討を始めた。
「ところが『サイボウズ Office 6』にも携帯電話からアクセスできるモバイルオプション『サイボウズ Office 6 ケータイ』があることがわかりました。使いなれた『サイボウズ Office』のまま携帯電話からアクセスできるので、『サイボウズOffice 6』にバージョンアップしました※」(岡本氏)
※実際には「ケータイ」の機能はバージョン 4 から搭載されている。
開発営業部グループリーダー 岡本 卓氏
導入の決め手 〜安価でセキュアに『サイボウズ Office 6』にアクセス
しかしちょうどそのころ「サイボウズ Office 6 リモートサービス」が発表された。携帯電話から社内の「サイボウズ Office」の「サイボウズ Office 6 ケータイ」はセキュリティに不安があったが、「サイボウズ Office 6 リモートサービス」はサイボウズが提供するリレーサーバーを中継することで、セキュアにアクセス可能である。岡本氏はさっそく申し込んだ。
「『サイボウズ Office 6 リモートサービス』なら、社内のシステムにいっさい手を加えることなく携帯電話からアクセスできるようになります。価格も安かったので導入しました」(岡本氏)
「サイボウズ Office 6 リモートサービス」の使用ライセンスにはパソコンからも利用できる「スタンダード」と携帯電話のみの「ケータイ限定」があるが、導入したのは後者である。現在は「サイボウズ Office 6 リモートサービス」による携帯電話、VPN を使ってのパソコンからのアクセスの両方を併用している。
導入効果 1 〜携帯電話でまずチェック、時間の大幅短縮に
導入されると、使い始めた社員から「便利だ」という声が聞こえるようになり、次第に外出の多い社員はみんな利用するようになってきた。
「私自身、違和感があったのは最初の一回だけ。携帯電話では、パソコンの画面とこういうふうに見えかたが違うのかと。でもすぐに慣れました。シンプルな画面なので、速度の面でもストレスも感じません」(矢島氏)
「サイボウズ Office 6 リモートサービス」でよく使うのはスケジュールとメールの確認だ。電子会議室や掲示板などは、従来どおり社内のパソコンからアクセスすることが多い。より緊急性の高い機能が「サイボウズ Office
6 リモートサービス」で使われているということだ。
「『サイボウズ Office 6 リモートサービス』を導入してから、外出中にアクセスする頻度が増えたと実感しています。ノートパソコンなら手間がかかりますが、携帯電話なら確認するのが苦ではありませんから。空き時間には頻繁にチェックしています」(矢島氏)
取締役 矢島 宏明氏
導入効果 2 〜メンテナンスが不要、本業への負担を回避
同社では専任の情報システム管理者がいるわけではない。現在は岡本氏を中心とする数人が本来の仕事をこなしながら管理しているので、本業の負担になることは避けなくてはいけなかった。
「日常のメンテナンスが要らないのが助かりますね。『サイボウズ Office 6 リモートサービス』のインストールもウィザードに答えるだけで簡単に終わりましたし」(岡本氏)
「サイボウズ Office 6 リモートサービス」ならサーバーの管理はサイボウズが行うので負担がない。他の方法を選んでいたら面倒なセキュリティ面の管理が必要になっただろう。
活用方法 〜携帯電話から会社のメールアドレスでメールが送れる
携帯電話に付いているメール機能を使うと送信元が携帯電話のメールアドレスになってしまうが、「サイボウズ Office 6 リモートサービス」を利用すると会社のメールアドレスが使える。
「新幹線の移動中にノートパソコンで『サイボウズ Office 6』にアクセスしたら、緊急に返事が必要なメールが届いていたことがあります。しかし、ノートパソコンで返信しようとしても高速移動のため電波が安定せず送信が失敗しました。そこで携帯電話から『サイボウズ Office 6 リモートサービス』でアクセスしたところ送信できたのです」(岡本氏)
相手から見れば、いつもの岡本氏のものとは違うメールアドレスから返事が届くと不思議に思っただろうが、「サイボウズ Office 6 リモートサービス」だったので避けられたのだ。
また「サイボウズ Office」のアドレス帳が携帯電話で使えるのも便利だ。
「登録されていないアドレスを携帯電話で入力するのは大変ですから」(岡本氏)
▼スケジュールとメールの確認
今後の展望 〜セキュリティの意識の強化、パソコンの持ち出し禁止の方向へ
今後はセキュリティの意識がより強くなり、社内のパソコンを持ち出すことも禁止になる方向に進む可能性もある。
「『サイボウズ Office 6 リモートサービス』は情報を持ち歩くのではなく、社内にあるデータにアクセスするだけ。仮に携帯電話を盗まれても、サーバー側でアクセスを拒否すれば問題ありません」(矢島氏)
利用者はもちろん管理者にとっても安心して使えるツールといえるだろう。
システム概要
サーバー OS | Windows 2000 server |
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クライアントOS | Windows 2000 |
ネットワーク | 「サイボウズ Office 6」のサーバーOSは「Windows 2000 Server」で社内にサーバーが設置されている。外部から社内のサイボウズサーバーにアクセスする方法としては、パソコンを使ってファイアウォール経由でアクセスする従来からの方法と、携帯電話を使って「サイボウズ Office 6 リモートサービス」を利用してサイボウズの提供するリレーサーバーを中継する方法の 2つがある。 |
システム概要図
関連リンク
製品情報
ダウンロード
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