導入製品 サイボウズ ガルーン 2 | ガルーンシリーズ

企業情報

株式会社エスプール 外観写真

■会社名:
株式会社エスプール

■ホームページ:
株式会社エスプール ホームページ

■利用製品:

  • サイボウズ ガルーン 2
  • サイボウズ ワークフロー for ガルーン 2

■利用人数:
300名

■業種:
その他サービス業

株式会社エスプール

管理本部 情報システム部長 友原 範士氏
管理本部 情報システム部 主任 澤 秀昭氏

10年で20名から400名へ!事業急成長に対応する情報基盤を構築
「企業変革を支援し、日本を元気にする!」をミッションに掲げる株式会社 エスプール(以下、エスプール)は創立10周年を迎える総合アウトソーシング企業だ。顧客企業の企業価値向上を目指す独自のアウトソーシングサービスによって、着実に業容を拡大させてきた。現在では総合人材アウトソーシング事業の他、パフォーマンス・コンサルティング事業、システム事業、モバイル・マーケティング事業を展開している。
例えば、「ロジスティクスアウトソーシング」では生産性向上を追求したコンサルティングを行い、「キャンペーンアウトソーシング」ではより成果を重視したプロモーション運営を提供する。また、「パフォーマンス・コンサルティング」では、劇場型ラーニングという独自の体験型の研修を数多くの企業に提供している。企業の経営課題解決にまで踏み込むことでサービスの差別化を図る事業を展開している。2006年には大証ヘラクレス市場への上場、昨年には事業継承によりシステム事業を買収するなど、事業基盤の拡大に積極的に取り組むと共に、それぞれの事業の専門性を深めることも強化している。
そんな同社は、創立当初からのサイボウズグループウェアユーザーでもある。今回、企業の規模拡大とともに変遷を遂げてきたグループウェア活用術について情報システム部長 友原 範士氏、情報システム部 主任 澤 秀昭氏にお伺いした。

導入の背景 企業拡大に伴う管理コストを抑えたい

1999年の設立当初、導入したのは「サイボウズOffice」である。スタート時の従業員約20名の間ではスケジュールや報告業務の共有、経費清算業務を中心に活用されてきたという。その後事業は急拡大を遂げ、2006年には従業員200名を超え、拠点は北海道から九州まで全国規模へ拡大した。そんな中、新たなグループウェア検討の話が持ち上がる。

「業務拡大に伴い組織も複雑化し、管理コストが増えてきました。また利用頻度が高いことによる、レスポンス悪化が見られるようになってきたことも大きな要因です。」(澤氏)

管理本部情報システム部 主任 澤 秀昭氏

管理本部情報システム部 主任
澤 秀昭氏

導入の決め手 規模拡大に対応できる柔軟性

2006年に入り、グループウェアリプレイス検討を本格化したエスプール。最終的に「ガルーン 2」を選定した決め手は、使い勝手を変えずに、事業規模拡大に対応できる柔軟性にあったという。組織情報のアクセス権限強化や、創業当時から蓄積された情報資産を引き継ぎながら利用できる点も重視した。

「最も活用頻度の高いワークフローのデータを引き継げる点は魅力的でした。何より既に社内に浸透しているシステムであったため、サイボウズグループウェアの選択は自然な流れでした。」(友原氏)

管理本部 情報システム部長 友原 範士氏

管理本部 情報システム部長
友原 範士氏

導入効果 事業スピードを支援する情報共有、内部統制にも迅速に対応

利用ユーザーの拡大と共に社内システムも増加する状況にあったエスプール。「ガルーン 2」導入後の効果はどのようなものだったのだろうか。

まず取り組んだのは、派遣スタッフ管理の基幹システムを含めた複数システムの入口統合だ。導入前は別々に確認していたシステムを、ポータル基盤の活用で窓口を集約した。入り口をまとめることで、ユーザー利便性は格段に向上したという。

また全国各地の拠点との連絡が頻繁な本部スタッフは、業務内容に応じて情報を整理したポートレットを作成。必要な情報を自ら選び配置する運用を実現することで、視覚的に網羅することが可能になった。複数拠点との連絡もスムーズで、確認洩れを防ぐ効果にもつながっているという。

社内活用だけでなく、社外での活用も活発だという。事業を一括して請け負うアウトソーシングサービス事業では「リモートサービス」が頻繁に活用されている。例えばロジスティック事業部では、物流事業での生産性向上などを目的とし、現場に入りながらコンサルティングを提供。キャンペーンアウトソーシングでは全国規模の地デジ普及活動を一括で請け負う等プロジェクト単位での活動がメインとなっている。

「スタッフは現場での活動が多く、事業部の半数はお客様先に常駐している状況です。このため携帯・ノートパソコンから手軽にアクセスでき、設定も簡単なリモートサービスは重宝しています。」(友原氏)

「ガルーン 2」とあわせて利用する「ワークフロー for ガルーン 2」では稟議・費用・採用・異動をはじめとした幅広い決裁業務で活用され、スピーディーな経営判断を支える重要な基盤となっている。

「即座の判断が必要な際にも、時間や場所を選ばず迅速に対応できます。決裁者は外出も多いので、ケータイから利用することが多いですね。あらゆる業務の決定事項に活用している、まさに基幹システム的な役割を担っています。」(友原氏)

現在は、J-SOXの導入を踏まえ、「内部統制」に対応した運用変更をかけているところだという。

「段階的に変更しているのですが、フォーム変更等運用ルールを見直す際も、手軽に設定できます。アクセス権限も強化されており、運用の幅も広がりました。」(澤氏)

「ガルーン 2」はビジネス環境の変化にも迅速に対応するシステムとして、活用されているようだ。

今後の展望

現在エスプールに登録している、スタッフ登録数は約18万人、取引社数は800社を超える。過去5年で2倍以上の伸張率だ。急成長に伴い、情報システムの重要性も一層強まっているという。今年2月より管理部のシステム担当から、情報システム部を独立した部として新設。日々の情報システム管理業務だけでなく、グループ会社を含めたセキュリティ・障害対策の強化や、内部統制対策等を進めている。

「現在情報システム部は3名という少人数での運営です。だからこそ、成果だけでなく運用の効率化についても引き続きこだわっていきたいですね。」(友原氏)

社員教育の一環として、現在「Easy Learning for ガルーン 2」を導入予定だという。個人情報運用や業務研修等ユーザー教育で活用していく考えだ。また、将来的には情報システムの環境の更なる運用負荷の軽減が見込めるASP・SaaS・仮想環境等での運用も視野に入れているという。

最後にサイボウズへの要望を伺った。

「利用頻度が高いからこその課題として、既存データのバックアップに時間がかかる印象です。蓄積されたデータの管理や整理がもっと簡単になるといいですね。」(澤氏)

事業拡大を支える情報基盤として、今後もシステム運用の効率化と強化を続けていく予定だ。

システム概要

動作環境

WEB 1台、DB 1台、DB予備 1台、携帯認証用サーバー 1台

・サーバースペック(Webサーバー)

サーバー OS Red Hat Enterprise Linux ES 3
Web サーバー Apache
CPU Intel Xeon 3.80GHz x 2
メモリ 4GB

・サーバースペック(DBサーバー)

サーバー OS Red Hat Enterprise Linux ES 3
CPU Intel Xeon 3.80GHz x 2
メモリ 4GB

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製品情報

サイボウズ ガルーン 2

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