虐待防止チーム

あなたは児童虐待防止の活動に
関心はありますか?

[ 児童虐待を防ぐ ]

虐待防止チーム

サイボウズは児童虐待防止に取り組む関係者の連携にkintoneをはじめとするクラウドサービスを5年間無料の特別プランで提供しています。要保護児童に関わる児童相談所、役所、教育委員会、学校、保育園、医療機関、福祉施設など多機関の関係者が状況を共有し、効果的に動けるようシステム化や各地の取り組みを学びあう場を提供しています。

虐待防止に取り組む人たちの、

連携強化という課題を、

システムや学びあいの場の提供という方法で、

解決を目指す育苗実験です!

Team Member

チームの紹介

役所や学校、保育園といった保護を要する児童に関わる地域の連携や、児童相談所と児童養護施設での入所状況の確認にサイボウズのクラウドサービスが使われています。また虐待防止につながる様々な取り組みを福祉、医療、教育関係者や研究者、虐待を受けていた当事者、NPOなど多様なメンバーと学びあっています。

多様な関係者が集まり チーム になっています

他にも各セクターと連携しています

#Team Sector

  • 児童養護施設
  • 社会的養護経験者
  • 社会福祉協議会
  • 福祉事務所
  • 企業
  • 市民
  • 議員

Collaborator's  Voice

協働者の声

チームリーダー

渡辺清美

Kiyomi Watanabe

PR会社を経て2001年にサイボウズに入社。広報IRやマーケティング、ブランディングを担当し、多様な働き方をサイボウズ式で発信、勉強会を重ねる。NPO活動をするなか2015年にサイボウズNPOプログラムを立ち上げる。2018年に虐待防止プロジェクトをスタート。教員や児童相談所職員と2020年に子どもアドボカシー団体を法人化、子どもの権利の普及啓発に取り組んでいる。ワクワクする学び場づくり、当事者研究にも取り組む。一般社団法人子どもの声からはじめよう理事、NPO法人全国子どもアドボカシー協議会理事、一般社団法人ぐるーん理事。

Background Issues

背景にある
課題はなに?

課題その1

令和4年度の
児童虐待相談は
過去最多。
平均で1日600件以上も
おきている

図をスライドしてご覧ください

出典:令和4年度 こども家庭庁

課題その2

社会的養護につながらなかった
児童虐待被害者の
自殺願望・未遂が
高い割合となっている

図をスライドしてご覧ください

出典:2023年 一般社団法人Onara

課題その3

児童相談所の子どもの
一時保護所の
保護人員、平均在所日数は
増加傾向にある

図をスライドしてご覧ください

出典:令和3年度 福祉行政報告例

Stories about our activities

活動にまつわる
ストーリー

子どもたちに 安全な環境

サイボウズの虐待防止チームは、子どもたちが安全に生活できる環境を実現するため活動を続けてきました。子供たちの虐待防止のためにチーム連携に奮闘するリーダーの渡辺清美に聞きました。

子どもを取り巻くチームの連携を強化しよう

 きっかけは2018年、5歳の船戸結愛さん虐待死事件です。結愛さんは香川で2回保護されていましたが東京に転居してまもなく命を落としてしまいます。

 虐待を防ぐためにはどうしたらいいのか。

 総力をあげた児童虐待防止対策を国や自治体に求める政策提言キャンペーン「なくそう!子どもの虐待プロジェクト2018」の発起人の一人であるサイボウズ社長の青野は、関係者の連携をスムースにするためクラウドサービスを5年間無料で提供することを宣言しました。当時、広域の児童相談所間や地域の連携は面談や紙、電話、FAXというアナログな手段が中心だったのです。

情報はたくさん、作業時間は短く

 特別プランの窓口を設け発信したところ、kintoneを使いたいという自治体や協力したいという方々が次々に現れ、2024年現在では17自治体で利用されています。

 kintone導入後は「会議を待たず、すぐに状況が伝達できる」「集計に時間をかけずにすむようになった」「電話対応業務が減った」という声が聞かれます。人的リソースが限られる中、一人ひとりの子どもについてのより多くの情報が、短時間で伝えられるようになっています。国も児童相談所間の連携や地域の連携でITの利用を促進するようになりました。

もっと子どもの声が聞かれるように

 虐待防止の最前線にいる方々の事務処理時間を減らし、子どもたちに対応できる時間を増やすことは、子どもたちのSOSをキャッチすることにもつながります。もっと子どもの声が聞かれる社会へ。私たちは多様な関係者と新たなモデルをつくり、ノウハウを共有しながら、これからも虐待防止に取り組んでいきます。

Before After

kintone導入前後の変化

京都府南丹市の場合

    • 情報の集約、記録作成を「子育て支援課」が行い、職員数が追いつかず記録作成が後回しになっていた
    • 情報共有は電話、メール、訪問、紙資料の手交などでやり取りをしていた
    • 日常の連絡手段は主に電話。日中の学校、幼稚園・保育所は、担当者につながりにくく、かけなおしの手間があった
    • 各部署の報告が瞬時に集約されるようになった
    • 情報共有頻度が上がり全体像がつかみやすくなった
    • 複数の部署・機関に対し1対多数の連絡が容易にできるようになった(共有のタイムラグも減少)

User's Voice

利用者の声

南丹市教育委員会
こども家庭センター
こども家庭課

阪本樹里

kintoneは伝えたいことをタイムリーかつ一度に共有できるので、とても効果があると思っています。関係機関が多ければ多いほど情報連携には有用です。また、色々な機関の動きが見えやすくなるので、情報を既に知っているものとして、次の支援の展開やアセスメントに繋げられるというのも大きいと考えています。連携の手段としてkintoneは定着化しており、コメント欄も活用し、他の機関への動きへの敬意や謝意も伝えられ、気持ちのつながりも少しずつ作れています。

一般社団法人
HOMEステーション

南延夫

私たちHOMEステーションは、大阪市平野区で子どもの見守り活動を展開しています。kintoneとの出会いは知人からチーム応援ライセンスのことを聞いたのが最初でした。当時の私たちは設立して間もない団体でしたが、サイボウズさんは利用を快く受け付けくださいました。以来、私たちはkintoneを活用して、子どもたちの状況を記録し、変化を可視化することで、スタッフが連携して子どもたちを支援しています。今後は、行政への訴えかけにも役立てていきたいと考えています。

Our Vision

目指す理想の姿

私たちが目指す未来は、すべての子どもたちが安心安全に、幸せに生きられる社会です。
そのためにも虐待の早期発見や予防においてスムースに連携がとれるようクラウドサービスを提供してまいります。また子どもの権利が社会全体で尊重されるよう、多様な関係者と共に権利の普及啓発や実践に取り組んでまいります。

Report

最新の
活動(note)

そでらぼの運用する「note」から
最新情報をお知らせします。

該当するSDGs

虐待防止チームでは、
持続可能な開発目標(SDGs)を
支援しています。

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公平をすべての人に
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

メディア掲載

虐待防止チームが
これまで掲載されたメディアのご紹介。

  • テレビNHK
  • テレビTBS
  • 新聞読売新聞
  • 新聞朝日新聞
  • 新聞毎日新聞
  • WEBBuzz Feed News
  • WEBITmedia
  • WEB東洋経済オンライン

その他の育苗実験

Others Teams

そでらぼでは、同時多発的に日本各地の様々な分野で、育苗実験プロジェクトが進行中です。発芽した芽が育つよう応援・サポートをお願い致します。