健康に対する考え方と取り組み
健康に対する考え方と取り組み(健康経営ポリシー)
私たちは、企業理念に共感する多様なメンバーが、100人100通りのマッチングのもと集まったチームです。
集まったメンバー一人ひとりが障害や病気の有無に関わらずその能力を発揮してチームに貢献し、チームワークあふれる社会を創るために活動しています。
そのため、障害や病気のない状態ではなく、その人自身の最大限のパフォーマンスが出せる状態を健康と定義し、健康経営ポリシーを定めています。
健康に対する考え方
サイボウズの存在意義(Purpose)は、「チームワークあふれる社会を創る」です。私たちの考えるチームワークとは、共通の理想を持つメンバーが集まり、役割分担しながら協働することにより、チームの生産性とメンバーの幸福(Well-being)がともに高い状態にあることです。
その状態を目指すために、必要不可欠な要素が“健康”です。私たちは、「一人ひとりは違う個性を持つ存在である」という考え方のもと、多様な個性を石垣のように組み合わせることで、強固な石垣を作り、より強いチームワークを生み出します。
この“多様な個性”が石垣を作るときの石の“大きさや形”だとすると、メンバーの“健康”は石の“密度や強度”に関わる大切な要素の一つだと考えています。どんなに形の違う石を上手に積み上げたとしても、石そのものが脆い状態では、強固な石垣を作ることは困難です。石の形は人それぞれですが、互いに支え合える密度や強度を維持してこそ、チームワークを発揮することができます。
もちろん、働き続ける中で個人の健康が揺らぐことは幾度となく発生すると思います。大事なのは、その変化に気づき対処し、増進し続けることです。「個人の健康は個人の問題」と捉えがちですが、一人ひとりの健康状態を高めることが、より強固な石垣をつくり、それがチームの生産性とメンバーの幸福(Well-being)をともに向上させるのです。
チームワークあふれる社会を創るため、サイボウズは本ポリシーに則り、メンバー一人ひとりが心身ともに健康で最大限のパフォーマンスを発揮できる状態を目指します。
参考リンク
健康経営体制
健康経営推進の中心を担うのが、人事本部すこやか推進部です。「チームワークを最大限に発揮できるよう、心身の健康面でメンバーとチームをサポートする」をミッションに、メンバーが心身ともに健康でチームワークよく働けるようサポートしています。部内に保健師も在籍し、専門的な視点で健康施策の立案・実行に携わっています。
また、月に1回各本部の代表者と産業医、すこやか推進部で構成するすこやか推進委員会を開催し、健康経営に関する様々な議題について討議しています。
サイボウズでは、プライバシーとインサイダー情報を除き、基本的にすべての情報を社員に公開しており、役職や役割によらず誰もが同じ情報にアクセスできる状態です。そのような環境のもと社員一人ひとりが自由に意見を発信できる文化が根付いており、健康施策においても、その意見を反映しながら施策を企画・実行しています。健康経営もトップダウンではなく、全社員が主体的に関わりながら取り組んでいる点が、大きな特長です。
主な取り組み(2025.6現在)
健康相談
すこやか窓口という健康相談窓口を社内のkintone上に開設し、いつでも気軽に産業医や保健師に相談できる体制を整えています。自身についての相談だけでなく、チームメンバーについての相談も行うことができ、公開範囲も自身で設定できます。
プレゼンティーイズムの改善
年に2回プレゼンティーイズム調査を行い、チームの生産性とメンバーの幸福の両立に向けた活動を検討しています。プレゼンティーイズム調査では、プレゼンティーイズムの数値のみならず悪化要因もあわせて調査し、健康課題の抽出と優先順位付けを行うことで、より効果的な健康施策を実行できるようにしています。
セルフケア支援
自身の健康状態に気づけるよう、Cybozu Condition Surveyという独自のSurveyを用意しています。内容の公開/非公開を個人が選択可能で、公開にしてメンバー同士で調子を確認したり、非公開にして自分専用のコンディションチェックに活用したりすることができます。
また、入社後のオンボーディング期間に、社内保健師による「セルフケア勉強会」を実施しています。サイボウズではリモートワークを行う社員が多いため、リモート環境下での体調の整え方や、グループウェア上でのテキストコミュニケーションのポイントなどを伝え、一人ひとりがすこやかに活動できるようにサポートしています。
マネジメント支援
年に1回、既存マネジャー向けに「アップデート研修」、新任マネジャー向けに「オンボーディング研修」を行っています。研修にケーススタディを取り入れることで、マネジャーがメンバーに対しての安全配慮義務を再確認し、不調時はすぐに人事部門や産業保健スタッフと連携する体制を整えています。
復職支援
私傷病で休職した社員が復職する際、受入部門、人事部門、産業保健スタッフが連携し丁寧な復職プログラムを設けています。リワーク施設でのリワークプログラムも推奨し、スムーズな復職と復職後の再発防止を目指しています。
治療と仕事の両立支援
サイボウズでは、短時間勤務やフレックスタイム制、在宅ワークなど、100人100通りの多様な働き方を含めたマッチングに向き合っています。これにより、治療と仕事の両立を可能にしています。
100人100通りのマッチングの詳細はこちら
健康経営戦略マップ
サイボウズでは「ワークエンゲージメントの向上」「プレゼンティーイズムの改善」「アブセンティーイズムの改善」を目標指標に掲げ、チームの生産性とメンバーの幸福を両立し、チームワークあふれる社会の実現を目指しています。
数字で見るサイボウズ
サイボウズの人的資本経営サイトでは、健康経営に関わる数値を公開しています。
その他メンバーの幸福(Well-being)に関連する数値をみることができますので、ぜひご覧ください。
サイボウズの人的資本経営サイト