サイボウズ ソーシャルデザインラボでは、2025年8月に政策提案ページにて「不登校の初期段階(フェーズ1)を支える『保護者支援』と『地域連携』モデル」に関する政策提案をリリースしました。
この提案を実現する具体的な仕組みとして、「自治体・教育委員会向け不登校相談窓口アプリ」と「フリースクール向けアプリ」の2種類のkintoneアプリパックを新たに公開しました。自治体・教育委員会やフリースクールが、不登校に関する相談や情報共有を効率的かつ安心して行える仕組みを整えることを目的としています。
自治体・教育委員会向け不登校相談窓口アプリパック


自治体や教育委員会が住民(保護者など)からの不登校に関する相談をオンラインで受け付けることを目的としたアプリパックです。外部向けの公開フォームから匿名で相談を受け付け、相談の緊急度(トリアージ)と対応状況を見える化。相談内容・担当者・対応履歴をkintoneで一元管理します。 ※運用には、プラグインが必要となります。
主な機能・特徴
- オンライン相談フォーム: 保護者(相談者)が、匿名か記名式か選択でき、いつでも相談可能
- 緊急度判定(トリアージ): 「緊急」「低緊急」「その他」などで区分(運用に応じて調整可能)
- 一元管理: 相談内容・担当者・対応履歴がkintoneに集約され、対応の属人化を防止。蓄積された内容は「よくある質問」のデータベースとして活用可能
フリースクール向けアプリパック


フリースクールの日々の運営効率化と、保護者や在籍校との情報共有を支援します。生徒名簿、出欠管理、活動記録、スケジュール管理、会計など、運営に必要な各種情報に加え、領収書や活動報告書(通所状況報告書)の帳票出力にも対応します。 ※帳票出力にはプラグインが必要となります。
主な機能・特徴(スタッフ向け)
- 基本情報管理: 生徒名簿、サポーター名簿
- 日々の運営業務: 出欠管理、活動記録、授業料計算、日報、会計、スケジュール
- 保護者・学校との連携: 入会申込、出欠連絡、個別相談、必要書類のオンライン発行/在籍校による活動記録閲覧
- 運営効率化: 兄弟割引・上限額など複雑料金の計算式サンプル、帳票出力
よくあるご質問
- Q. アプリパックの利用には申し込みが必要ですか。
- A. すでにユーザーの方につきましては、お申し込みは不要です。上記リンクよりファイルをダウンロードし、手引きにそって読み込みください。
- Q. アプリパックの利用には kintone の契約が必要ですか。
- A. はい。アプリパック自体は無償でご提供していますが、利用には kintone の契約が必要です。自治体の方はお手頃に導入できる アカデミック・ガバメントライセンス の対象です。フリースクール等の団体の方は チーム応援ライセンス の対象となる可能性がありますので、必要書類を添えてお申し込みください。なお、いずれも 30 日間の試用期間があります。
- Q. サイボウズ Officeで利用できますか。
- A. いいえ、利用にはkintone環境が必要です。
- Q. 一部のアプリだけ利用することは可能ですか。
- A. はい、自治体・教育委員会用またはフリースクール用のどちらかのアプリを選んでご利用いただけます。
- Q. 初期設定や運用でつまずいています。相談先はありますか。
- A. はい。オンライン自習形式の勉強会・相談会を定期開催しています。コチラからご相談ください。