サイボウズの歴史

「グループウェアを作りたい」から
サイボウズははじまりました

1997年 8月8日 サイボウズ株式会社 設立

高須賀は30歳、畑と青野は26歳。高須賀の出身地である愛媛県松山市で創業。事務所は2DKのマンション。しかも、その一室は畑の住まい。

社名の由来
10月 「サイボウズ Office 1」 発売

「スケジュール」「行き先案内板」「掲示板」「施設予約」の4アプリケーション。機能的にも今よりずっとシンプルなものだった。
製品の販売は全てホームページから。店舗もない、営業マンもいない。製品のパッケージ、CD-ROM、マニュアルなども作らない。ホームページからお客様にソフトをダウンロードしていただくことで製品を配布する。流通経路を簡素化することによって、お客様には低価格製品を提供でき、サイボウズは製作コストを削減できるという、一挙両得の画期的なシステムであった。
ダウンロードしていただくためには、ホームページにアクセスしていただかなければならない。青野が目をつけたのはインターネット広告。青野は試行錯誤の中で徐々に広告戦略のノウハウを蓄積していった。

サイボウズ Office 1
1998年 1月 「サイボウズ Office 1」英語版公開
2月 「サイボウズ Company」シリーズ発売
5月 松山市内で事務所移転

何とか事業も軌道に乗り、翌年の5月には少し広めの事業所へと移転することができるまでになった。そしてようやく畑の(職住超近接という)悪夢の日々は終わりを告げた。

8月 「サイボウズ Office 2」 発売

最大の特徴は「グループ化機能」。メンバーをグループごとに分けられるようにして欲しいという多くの要望に応えたものだった。
そして「サイボウズ Office 1」の4製品に「共有アドレス帳」「ToDoリスト」「プロジェクト管理」「電子会議室」を加え、8つのアプリケーションを持つ本格的なグループウェアに進化を遂げた。

サイボウズ Office 2
12月 大阪市北区茶屋町へと本社機能移転

順調に成長を遂げていくにつれ、新たに人材を確保していく必要があった。会社を成長させるためには都会に出るしかない。そこでまず、畑と青野が大阪へ移転、そして翌年3月には会社の全機能を大阪市北区茶屋町に移転した。

12月 「サイボウズ ホームページ視聴率」発売
1999年 6月 「サイボウズ メールサーバー 2」 発売
9月 「サイボウズ Office 3」 発売

グループウェアでありながらも個人に対応した「パーソナライズ機能」を搭載。この新機能に対する反響は予想よりもはるかに大きく、公開直後からダウンロードが殺到した。
また、このバージョンで新たに「Web メール」「文書管理」「ワークフロー」の3つのアプリケーションが加わり、機能は全部で11となった。

サイボウズ Office 3
11月 「サイボウズ シンク 3 for WorkPad」 発売
12月 大阪市北区梅田に本社機能移転
2000年 5月 東京オフィス設置開設
8月 東京証券取引所マザーズ上場
10月 「サイボウズ Office 4」「サイボウズ シンク 4 for PalmOS」 同時発売

新アプリケーション「回覧版 4」を追加。My グループの導入やトップページデザインのカスタマイズ機能搭載によりパーソナライズ機能が進化。さらには、アプリケーション間連携をはじめとして150ヶ所を超える機能改良が加えられた。

サイボウズ Office 4
12月 東京オフィスに本社機能移転
2001年 1月 「サイボウズ ケータイ 4 for iモード」 発売
2月 「サイボウズ コンタクト 4」 発売

報告書を共有して、組織対応力を強化し、顧客を支援する新製品を発売。

5月 「Cybozu Corporation」(米国現地法人) 設立

「カルチャライズ=各市場の特性・商習慣に合わせた製品開発、販売」という海外事業方針に基づき、米国・カリフォルニア州サンフランシスコに現地法人を設立。米国市場を手始めに、海外での本格的な事業展開に着手した。

6月 「サイボウズ DBメーカー」 発売

Webで設計しWebでアクセスできる、カード型データベース。誰でも簡単にWeb上でデータベースを設計・利用できることが特長。価格はバージョンアップやサポートを含み、データベースの利用個数に応じて課金する新体系を採用した。

サイボウズ DBメーカー
10月 「サイボウズ ポケット 4」発売

「シンク 4」「ケータイ 4」に続く「サイボウズ Office 4」のモバイル連携の一環。端末対応が充実し、用途に合わせたモバイルグループウェアの導入が可能になった。

2002年 1月 「サイボウズDBメーカー2.0」発売
1月 米国製グループウェア 「Share 360(シェア・スリーシックスティー)」発売

cybozu Corporationが米国で企画・開発した英語版グループウェア。「サイボウズ Office」シリーズの特長を継承しつつ、インターフェースを一新し、海外市場のニーズにより適合した製品へとなった。

3月 東京証券取引所市場第二部へ市場変更

東証マザーズからの市場変更は弊社が最初となった。また、設立から約4年7ヶ月での東京証券取引所(東証マザーズと持ち株会社を除く)への上場は、史上最短である。

5月 「サイボウズ AG」発売

「情報エージェント」をコンセプトに進化した、エージェント指向グループウェア。機能から目的へと発想を転換し、ユーザーの目的に合わせて情報を提供、さらにインターネットとのシームレスな連携を実現した。

サイボウズ AG
9月 「サイボウズ ガルーン」発売

数百人から数万人規模のユーザーに対応するグループウェア。これまで未開拓であったエンタープライズ市場において、グループウェア事業を本格的に展開していく。

サイボウズ ガルーン1
10月 「サイボウズ デヂエ」発売

企業内で様々な形で活用されている情報をWeb上で簡単に素早く共有できるWebナレッジツール。「サイボウズ DBメーカー」をベースに、ナレッジ情報を扱うための機能を強化した。

サイボウズ デヂエ
11月 「share360 2.0」発売
2003年 2月 「サイボウズ ガルーン 1.5」発売
7月 「サイボウズ Office 6」発売

直感的な操作感を追求した新ユーザーインタフェース「Harmony」(ハーモニー)を採用。トップページを社内ポータル風にカスタマイズできるようになるなどパーソナライズ機能を強化。システム管理の機能も充実した。

サイボウズ Office 6
7月 「サイボウズ メールワイズ」発売

大量のメールを複数人で効率よく処理できるメール対応システム。電話・訪問の履歴管理機能も搭載。インターネット直販で培ってきた自社の顧客対応ノウハウが込められたCRM製品。

10月 「サイボウズ デヂエ 4.0」発売
11月 「サイボウズ Office 6 リモートサービス」提供開始

社内グループウェアへの外部からのアクセスを簡単かつ安全にするサービス

2004年 7月 「サイボウズ コラボレックス」ASPサービスとして提供開始

企業間の仕事を円滑に進めるための「情報共有の場」を提供するコラボレーションツール。ASP形式のため、サーバーの構築・管理を必要とせず、簡単に利用できる。共有フォルダ・電子会議室タスクチャートの3つの基本アプリケーションと、最新情報を表示するお知らせ(トップページ)で構成されている。更新・変更・削除の情報は、メールでも通知される。

サイボウズ コラボレックス
7月 「サイボウズ メールワイズ 2.0」発売
10月 「サイボウズ デヂエ 5.0」発売
2005年 3月 「サイボウズ セミナーストリート」提供開始
3月 「サイボウズ Office 6.5」発売
5月 「サイボウズファイナンス有限会社」を設立
6月 「サイボウズ ガルーン 2」発売

従来製品は、軽量化と開発の効率化を追求するため、サイボウズ独自開発のデータベースエンジン「CyDE」を採用してきたが、「サイボウズ ガルーン 2」では、より大規模な環境でも安定するよう、オープンソースを採用した新フレームワーク「CyDE 2」を採用。軽量化と開発の効率化だけでなく、さらなるスケーラビリティや拡張性を確保できるようになった。

サイボウズ ガルーン2
7月 「サイボウズファイナンス有限会社」が「株式会社インフォニックス」を買収し、その後両社は合併し存続会社を「株式会社インフォニックス」(連結子会社化)とする
7月 「Cybozu Corporation」(米国現地法人) 清算
8月 研究開発専門の子会社 「サイボウズ・ラボ株式会社」 設立

中長期的な視点に立って世界的な情報共有ソフトの研究開発を専門に行う。創業時よりサイボウズCTOとして主力製品の開発を担当してきた畑が代表取締役に就任した。

8月 「クロス・ヘッド株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
10月 「サイボウズ デヂエ 6」発売
11月 cybozu.net(サイボウズ・ドットネット)株式会社(持分法適用関連会社)を設立
11月 「サイボウズ メールワイズ 3」発売
12月 「ユミルリンク株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
2006年 1月 「Feedpath」公開
3月 「フィードパス株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
5月 「サイボウズ・メディアアンドテクノロジー株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
5月 「株式会社ブリングアップ」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
5月 大阪営業所開設
6月 「沖縄クロス・ヘッド株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
6月 ベトナム開発拠点開設
6月 「サイボウズ ワークフロー for ガルーン 2」発売
6月 「株式会社ジェイヤド」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
6月 「インテグラート・ビジネスシステム株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
7月 東証第一部へ市場変更10月「サイボウズブログ」発売
2007年 3月 「サイボウズ リモートサービス」提供開始
5月 「才望子信息技術(上海)有限公司」(中国現地法人)設立
6月 「サイボウズ弁公系統(Benko System)」提供開始
7月 「サイボウズ ドットセールス」発売
10月 「EasyLearning for ガルーン 2」発売
11月 「サイボウズ Office 7」発売
2008年 1月 「クロス・ヘッド株式会社」の株式を一部売却し連結の範囲から除外
3月 「沖縄クロス・ヘッド株式会社」の株式を一部売却し、持分法適用関連会社の範囲から除外
3月 「松山オフィス」を開設
3月 「サイボウズ ブログ 2.0」発売
4月 「サイボウズ ガルーン 2 バージョン 2.5.0」発売
12月 「Cybozu Vietnam Co,Ltd」(ベトナム現地法人)設立
2009年 1月 サイボウズグループのインテグラートビジネスシステムが「サイボウズ総合研究所」に社名変更
2月 「サイボウズ Office 8」「サイボウズ デヂエ 8」発売
4月 「サイボウズ ApporovalFlow」発売
4月 「サイボウズ ガルーンSaaSサービス」提供開始
5月 「株式会社インフォニックス」の株式を一部売却し、連結の範囲から除外
10月 中小企業向けの新サービス「かんたんSaaS」を提供開始
12月 「フィードパス株式会社」の第三者割当増資に伴い、持分法適用関連会社の範囲から除外
12月 「株式会社ブリングアップ」の株式を売却し、連結の範囲から除外
2010年 2月 「才望子信息技術(上海)有限公司」(中国現地法人)を連結子会社化
4月 「サイボウズモバイル KUNAI」発売
6月 「サイボウズ・メディアアンドテクノロジー株式会社」の全事業を売却し、特別清算の手続き開始に伴い、連結の範囲から除外
8月 「サイボウズスタートアップス株式会社」を設立し、連結子会社化
8月 「サイボウズ ガルーン 3」を発売
10月 「サイボウズ Live」一般公開

企業間やNPO、学生、家族など様々なチームで利用可能な無料コラボレーションツールを提供開始。

サイボウズ Live
2011年 1月 「株式会社ジェイヤド」を連結の範囲から除外
1月 「cybozu.net(サイボウズ・ドットネット)株式会社」を吸収合併
2月 「ユミルリンク株式会社」の全株式を売却し、連結の範囲から除外
2月 「Cybozu Vietnam Co,Ltd」(ベトナム現地法人)を連結子会社化
8月 「CYBOZU CORPORATION」(米国現地法人)を設立し、連結子会社化
10月 「サイボウズ Office 9」発売
11月 クラウドサービス「cybozu.com」提供開始

企業向けクラウドサービスを本格的にスタート。業務アプリを手軽に開発できる「kintone」の提供と主力商品「サイボウズ Office」のクラウド化。

cybozu.com
kintone
12月 クラウド版「サイボウズ Garoon」提供開始
2012年 5月 自社メディア「サイボウズ式」オープン

「新しい価値を生み出すチーム」のための、コラボレーションとITに関する情報をお届けする情報サイト「サイボウズ式」をオープン。

サイボウズ式
7月 「松山オフィス」を松山市三番町の「松山三番町ビル」へ移転
7月 「深圳オフィス」を開設
10月 クラウド版「メールワイズ」提供開始
2013年 8月 「福岡オフィス」を開設
8月 「名古屋オフィス」を開設
10月 「サイボウズ Office 10」発売
2014年 3月 「サイボウズスタートアップス株式会社」の株式一部売却及び第三者割当増資により、連結の範囲から除外
4月 「サイボウズ SP Apps 2013」発売
6月 脆弱性報奨金制度がスタート

サービスの脆弱性を発見し報告いただいた方に報奨金をお支払いする制度を新設

脆弱性報奨金制度
7月 「株式会社ジェイヤド」(非連結子会社)の株式を一部売却し、持分法非適用関連会社化
7月 「大阪開発拠点」を開設
12月 「サイボウズ ガルーン 4」発売
2015年 7月 「東京オフィス」を中央区日本橋に移転
8月 「サイボウズNPOプログラム」提供開始
10月 「仙台オフィス」を開設
11月 「大阪オフィス」を大阪市北区角田町へ移転
11月 「札幌カスタマーセンター」を開設
2016年 3月 連結子会社の「CYBOZU CORPORATION」(米国現地法人)が「Kintone Corporation」へ社名変更
8月 「地域クラウド交流会開催支援プログラム」を開始
9月 「 Kintone Australia Pty., Ltd. 」(オーストラリア現地法人)を設立
2017年 4月 「松山オフィス」を松山市二番町へ移転
9月 「台湾事務所」を開設
11月 「kintone認定資格制度」を開設
11月 「チームワーク総研」を開設

企業理念である「チームワークあふれる社会を創る」ために、サイボウズ流のチームワークや働き方改革のメソッドを提供する新事業を開始。
組織運営に関するノウハウを、講演、企業研修、組織コンサルティングサービスとして提供するものです。

チームワーク総研
12月 「福岡オフィス」を博多駅前2丁目へ移転
2018年 4月 「チーム応援ライセンス」提供開始
7月 沖縄新カスタマーセンターを開所
8月 「サイボウズ総合研究所株式会社」を清算し、連結の範囲から除外
2019年 1月 台湾支店として「日商才望子股份有限公司 台北分公司」を設立
4月 「広島開発拠点」を開設
4月 「名古屋営業所」を名古屋市中区へ移転・増床
6月 持分法非適用関連会社であった「 Kintone Australia Pty., Ltd. 」(オーストラリア現地法人)の株式を取得し連結子会社化
7月 「横浜オフィス」を開設
9月 出版事業『サイボウズ式ブックス』を開始
2020年 1月 「災害支援プログラム」提供開始
1月 「仙台オフィス」を仙台市青葉区へ移転
10月 「タイ駐在員事務所」を開設
2021年 2月 「横浜カスタマーセンター」を開設
4月 「札幌オフィス」を開設
5月 「福岡オフィス」を福岡市博多区へ移転・増床
2022年 1月 「広島オフィス(営業拠点)」を開設
3月 「大宮オフィス」を開設
3月 「 Kintone Southeast Asia Sdn. Bhd. 」(マレーシア現地法人)を設立
2023年 6月 「サイボウズ・コネクトシー株式会社」を設立し、連結子会社化
2024年 3月 タイ法人開設