オンボーディングの目的
多彩なバックグラウンドを持つメンバーがチームの一員としてスムーズに働けるようになるためには、組織の文化や価値観について理解し、周囲との関係を築くことが欠かせません。そこでサイボウズでは、組織文化理解と関係性構築を目的としたオンボーディングを行っています。
これらのオンボーディングプログラムは組織の変化や受講者のアンケート、各チームとの振り返りをもとに、常にブラッシュアップされています。また、現在は全社的にリモートワーク中心の働き方へとシフトしているため、オンボーディングもオンライン開催が中心です。入社当日までに必要機材をご自宅にお送りし、PCのセットアップからサポートします。
新卒オンボーディング
新卒オンボーディングは、「サイボウズでわくわくしながら働いてもらうための準備」をコンセプトに実施しています。サイボウズで働くうえで重要なキーワードである「個人の自立」と「チームワーク」の2つを軸に、社会人としてのマインドセットやキャリア選択に対する考え方など、汎用的な知識・スキルを身に着けていただきます。
全員共通のオンボーディング期間は毎年3週間ほどで、その後は配属された部門ごとの研修に移ります。
関連ページ:テレワークのほうが先輩に質問しやすいんです──20卒のサイボウズ新人に「リモート入社の実情」を聞いてみた | サイボウズ式
関連ページ:2022年のエンジニア新人研修の講義資料を公開しました | Cybozu Inside Out
関連ページ:2023年の集合研修はハイブリッド型で開催!「サイボウズ流」を学ぶ4週間を徹底紹介! | サイボウズの舞台裏

初日
入社オリエンテーション
初日はPCのセットアップや社内ツールの説明、セキュリティ教育など、働く上で必須の環境整備を中心に行います。
入社後1~2週間
サイボウズや社内について知る
サイボウズの文化やチームワーク強化メソッド、製品、事業戦略、各部門について学びます。人事からの一方的な講義だけではなく、同期や先輩社員とのグループワークを通して考えを深めていきます。kintone上に開設される実況スレッドでは、気づきや学び、思ったことを気軽に共有できるので、オンラインでも周囲とコミュニケーションをとりながら学習できます。

社会人としてのスキルを身につける
マナーやテキストコミュニケーションについて学びます。人事から一方的に社会人としてあるべき姿を提示するだけではなく、マナーとはそもそも何か、テキストコミュニケーションがなぜ必要なのか、社内の事例を用いながら学んでいきます。
同期や仲間について知る
オンライン/オフライン関係なく、社員や同期について知ることもサイボウズは大切にしています。研修期間中は毎朝のザツダンやグループワークを通して、メンバーとの相互理解を深めます。部門交流会やリモートランチなど、先輩社員と交流する機会も多く設けています。
入社後3週間
実践研修
実際の顧客が抱える悩みを想定した問題に対して、ツール×チームワークメソッドで解決方法を導き出します。これまで学んできたサイボウズ流のチームワークを実践しながら、チームワークあふれる社会を創っていくことの意義や難しさ、やりがいを体感します。
オンボーディング期間中のイベント
内定者懇親会(入社前)
オンラインでも内定者同士の関係性を深めるために、定期的に懇親会を実施しています。人事だけではなく、各部門の先輩社員と交流する機会も設けるなど、入社に向けてワクワク感を持ってもらうために年々改善を重ねています。
Welcomeセレモニー
サイボウズの入社式です。サイボウズで働くメンバーがオンライン上に集まり、新人の入社を歓迎します。2021年は約200人の社員が集まりました。
新人研修打ち上げ
新人研修の最終日には、オンラインにて打ち上げを行います。笑いあり涙ありのコンテンツを通して、研修中はわからなかった同期の意外な一面が垣間見えることも。同期との関係性が、より深まるきっかけになるイベントです。
オンボーディング期間に受けられるサポート
ザツダン
毎朝、同期や人事とコミュニケーションをとるための時間を設定しています。リモートワーク環境ではコミュニケーションが発生しにくいので、同期や人事メンバーとの関係を構築できる場として取り入れています。
オンボーディングサーベイ
入社1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月のタイミングで、新入社員のコンディションをヒアリングする簡単なアンケートを実施します。困りごとや相談などがあれば、気軽にコメントできます。希望者は人事メンバーとのカジュアル面談(ザツダン)も設定可能です。
キャリアオンボーディング
キャリアオンボーディングは、「サイボウズの制度と風土に慣れて、安心して仕事ができるようになる」をコンセプトに実施しています。
一般的に、キャリア入社は即戦力としての活躍を求められる傾向があります。しかしサイボウズは、新しく入社するメンバーが前職との文化やコミュニケーションの違いに戸惑うのは当然と考えているため、焦らずじっくり慣れていただきたいというスタンスで、さまざまなコンテンツを準備しています。

オリエンテーション
初日の入社オリエンテーションは、PCのセットアップや社内ツールの説明、セキュリティ教育など、働く上で必須の環境整備を中心に行います。その後、配属先メンバーとの顔合わせを実施し、翌日からのスケジュールや仕事の進め方などを確認します。
2日目の人事オリエンテーションでは、人事制度や労務関連の伝達を中心に、制度の根本にある企業理念や文化(Culture)への理解を深めていただきます。また、入社メンバー同士の交流ワークも実施し、部門を超えた横のつながりを作る機会を設けています。
オンボーディング研修 ベーシック
入社後1ヶ月以内タイミングで、2時間ほどかけて実施する研修です。サイボウズで働いていて頻出する言葉の解説や、独自の各種メソッドの解説など、主にサイボウズの文化や価値観についてお伝えします。新メンバー向けのお役立ち情報もあわせて共有します。
もやもや共有ワークショップ
入社2ヶ月後に2時間程度実施するワークショップです。 サイボウズ独自の問題解決メソッドと、全体に問題を共有する際のフレームワークを体感してもらうことを目的にしています。実際にサイボウズで働いてみて、もやもやすること、疑問や不安に感じていることなどをkintoneで共有して、メンバーからアドバイスをもらったり、情報を整理して解決策を考えたりします。
オンボーディング研修 アドバンス
入社3ヶ月〜6ヶ月程度のタイミングで、丸1日かけて実施する研修です。ワークやディスカッションを通して、サイボウズの文化や価値観をより深く理解し、実感していただくことをコンセプトにしています。同時期にキャリア入社したメンバーと一緒に受けていただくので、チーム以外のメンバーとの繋がりをつくる機会にもなります。
オンボーディング期間中のイベント
青野さんとキャリア入社メンバーの顔合わせザツダン
社長の青野さんと少人数でカジュアルに交流できる機会を、毎月1回ご用意しています。ご自身の好きなタイミングで参加可能です。青野さんがこれからのサイボウズについて考えていることや最近気になっている話題、プライベートなことなど、何でも気軽に話すことができます。
同期トーク(キャリア同期会)
キャリア入社メンバーの横のつながりを作るためのイベントです。入社時期が近いメンバー同士で近況報告できる会や、お互いの人柄を知るためのワークショップを実施しています。
オンボーディング期間に受けられるサポート
ウェルカムチーム制度
新しく入社した方と受け入れチームのメンバーは、ランチや飲み会などを通して交流するために飲食費の補助が受けられます。
フォローアップタイム
オリエンテーションでお伝えできなかった内容の補足や、入社してみて感じた不安や不明点を解消するための場です。インプットが多い入社直後の状態から、少し時間を置いたタイミングで実施します。
オンボーディングサーベイ
入社1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月のタイミングで、入社メンバーのコンディションをヒアリングする簡単なアンケートを実施しています。困りごとや相談などがあれば、気軽にコメントできます。希望者は人事メンバーとのカジュアル面談(ザツダン)も設定可能です。
人事ザツダン
人事メンバーとのカジュアル面談です。悩みや相談がある時はもちろん、特にない場合でも、近況の共有などカジュアルに話すことができます。オンボーディングチームも、メンバーとザツダンできることを楽しみにしています。
社員の学びを支援する制度
サイボウズでは、オンボーディング期間を終えた後も継続的にスキルアップできる環境を整えています。
サイボウズアカデミア
「自立的に学びを深め合う」を理想に、社員の自主的な学びを支援するプラットフォームです。サイボウズで日々行われる、勉強会や研修の情報が蓄積されています。過去に開催されたイベント・勉強会 ・研修資料の閲覧や、動画アーカイブの視聴、興味がある勉強会の開催通知の受け取りなどができます。
語学支援
外国語を学習する際に、参考書の購入やオンラインスクールの受講費用、語学試験の受験料などの一部を会社が負担する制度です。社内メンバーとのコミュニケーション促進を目的に、一部の言語(日本語、英語、中国語、ベトナム語など)は業務で必要無い場合でも制度を利用できます。
※24年1月より制度の変更予定あり
資格取得支援
会社が推奨する資格を取得する場合、テキスト代や受験料を補助します。ITパスポートや情報処理技術者試験など、43の資格が対象です。
※24年1月より制度の変更予定あり
書籍購入/動画視聴補助
業務に必要な知識のインプットを目的として、必要な書籍や動画を会社経費で購入可能です。 働く場所が多様になってきたため、個人のアカウントに紐づく形で電子書籍も購入できるようになりました。
※24年1月より制度の変更予定あり