仕事を知る

開発・運用

サイボウズの開発本部・運用本部の仕事内容や組織体制を紹介します。

開発・運用の役割

開発本部・運用本部は、「チームワークあふれる社会を創る」ための製品を開発し、安定してお客様に提供する役割を担っています。

私たちが製品の品質基準としているのは「ユーザー価値」です。エンジニアでもデザイナーでも、「どんな価値を届けるべきか」「どうしたら届けられるか」を自分たちで考える姿勢が求められます。

またサイボウズでは、製品の主幹となるアプリケーションはもちろん、アプリケーションを支えるミドルウェア、クラウド環境を支えるインフラ基盤まで、すべてのレイヤーで自社のエンジニアが開発・運用しています。

全社で情報が共有されているため、営業やマーケティングなど他部門との距離も近く、社内にいるさまざまな技術を持ったメンバーと連携することで、自分の担当領域に縛られない、幅広いスキルを自然と身につけることができます。

開発本部・運用本部は、部門や職種の壁を超えたチームとして、製品の価値を高めるために活動しています。

エンジニアトップメッセージ

エンジニアトップメッセージ

製品のユーザー価値を最大化し、チームワークあふれる社会を実現する

組織体制

サイボウズの開発組織は、大きく2つに分かれています。ひとつが、kintoneやGaroonなどの製品開発を担う「開発本部」。もうひとつが、サービスのクラウド基盤や社内の情報システムなどのインフラを支える「運用本部」です。

開発本部

図表:開発本部は、製品開発、開発支援、組織支援の3つの役割に大きく分けられる

Mission

製品が提供するユーザー価値を最大化することでチームワークあふれる社会を実現する

開発本部には部門のまとまりはなく、フラットに各チームが並んでいます。役割別で見ると、メインで製品開発を進めるチームと、製品を横断して開発をサポートするチーム、採用や育成など組織づくりを支援するチームに大きく分けられます。

製品開発

図表:製品開発を担うチームの一覧。主力製品を開発するのが、kintone、Garoon、Cybozu Desktop、Office/Mailwise、リモートサービス。通信環境を整備管理するのが、国内販売管理、海外販売管理、不具合情報公開、問い合わせ管理、Cybozu.com共通管理。開発の戦略立案するのが、製品戦略。

製品開発をリードする存在として、kintoneやGaroonなど各製品を開発しているチームや、サイボウズのクラウド製品の共通管理画面を開発しているチームなどがあります。

各製品の開発チームは、PM、Webエンジニア、QAエンジニア、デザイナー、テクニカルライターなどさまざまな職能の人たちが集まり、クロスファンクショナルなメンバーで構成されています。

開発支援

図表:開発支援を担うチームの一覧。セキュリティ、モバイル、生産性向上、品質向上支援、テクニカルコミュニケーション、テストエンジニアリング、フロントエンドエキスパート、デザイン&リサーチ、検証、OSS推進。

セキュリティ、フロントエンド、デザイン&リサーチなど、担当領域ごとに分かれたチームが存在します。各領域のスペシャリストが、製品を横断して開発を支援しています。

近年、製品開発に求められる技術レベルは高まり続けていますが、複数の職種が集まるチームでは特定の技術領域を深堀りしにくい、という課題があります。それを解消するため、製品開発チームとは別に、各領域の専門家を集めたチームが作られました。

これらのチームは、特定の技術を探求して社内外に技術情報を発信することで、サイボウズの技術力や組織について、多くの人に知ってもらうきっかけも作っています。

組織支援

図表:組織支援を担うチームの一覧。社外コネクト、社内コネクト、チーム成長支援、採用、組織運営、アジャイルコーチ、エンジニアインターン運営、ベトナム・上海開発組織支援、オンボーディング、海外コミュニケーション支援。

開発が円滑に進むように、採用、オンボーディング、アジャイルコーチなど、組織づくりを支援するチームがあります。イベント開催・登壇や、技術ブログでの情報発信など、社内外でのつながりを支援しているチームも存在します。

現在、開発本部には部長がいません。そのため、採用やオンボーディングなどは、現場の開発チームと組織支援のチームがオープンに議論することで方針を決めています。

運用本部

図表:運用本部は、サービス運用部と情報システム部に大きく分けられる

Mission

お客様や従業員から信頼されるITシステムを作る

運用本部は、顧客向けのインフラを担当する部門と、社内向けのインフラを担当する部門の2つに分かれています。

サービス運用部

図表:サービス運用部のチーム一覧。サーバーサイド、データストア、クラウドQA、Kubernetes基盤、ネットワーク&DC。

「サービス運用部」は、顧客向けのインフラを担う部門です。サイボウズ製品のクラウド基盤を運用するチームなどが所属しています。

サイボウズ製品は、Garoonを除き、パッケージ販売からクラウドでの提供に完全移行しました。クラウド基盤の運用は、非常に重要な役割です。

またサイボウズでは、パブリッククラウドではなく、自社のデータセンターで独自のインフラを構築しています(海外向けのみAWSを利用)。そのため、自社の特性に応じて自由に開発・運用でき、インフラエンジニアは幅広い経験を積むことができます。

情報システム部

図表:情報システム部のチーム一覧。シスアド、サービスデスク、システム企画。

「情報システム部」は、社内向けのインフラを担う部門です。社内向け IT システムの構築・運用や、社員が使用するIT機器・ツールの手配などを行っています。

サイボウズの情報システム部は、「100人100通りの働き方」を実現するために、一人ひとりの要望を汲み上げて、業務改善につながるなら大胆に投資するのが特長です。社内からは年間5000件以上の問い合わせが来ますが、kintoneでやりとりをオープンにして、チームで効率的に対応しています。

あらゆる部門のメンバーから感謝の言葉をもらいやすいポジションで、過去には最も感謝を集めた部門として社内表彰されたこともあります。

開発・運用の募集要項は、こちらからご覧いただけます

キャリア採用を見る
新卒採用を見る

環境と制度

わたしたちが大切にしている文化

チームで開発する

サイボウズには製品ごとのチームに加えて、製品を横断して開発をサポートするチームも存在します。組織全体がひとつの大きなチームとして開発を進めるのが、サイボウズの特長です。それぞれが自分の担当業務だけではなく、他の領域にも意見やアイディアを出し、全員が責任をもって製品を作り上げています。

議論を重ねる

サイボウズでは議論を大切にしています。開発プロセスにおける一つひとつの意思決定に対しても、納得感のある結論になるよう議論します。また、開発環境やチーム体制についても定期的に振り返り、議論することで改善を重ねています。

自ら学習し、改善する

開発・運用のメンバーは、全員が学習好きです。知りたいことや身につけたいスキルがあれば、自主的に勉強会を開催したり、社外のカンファレンスを自ら探して参加します。チーム内での勉強会は、週に10件以上が開催されることも。こうした勉強会で得た知識や議論が発端となって、製品が改善されたケースも数多くあります。

自社製品を使いつくす

サイボウズ製品の一番のユーザーは、サイボウズの社員です。社内のコミュニケーションなど、あらゆる日常的な業務で自社製品が利用されています。そのため、バグや使い勝手の悪い点があれば、すぐに気づくことができます。まずは自分たちが使って良いと思える製品を提供する、というのが私たちのモットーです。

利用技術

製品やチームごとにさまざまな技術とツールを使っており、全社で見ると技術領域は非常に幅広いです。古い技術が残り続けるのを防ぐために、新しい技術も積極的に取り入れ、なるべく入れ替えやすい技術を採用しています。

利用技術の詳細はこちらをご覧ください。

関連ページ:サイボウズの利用技術 | Cybozu Developpers note

研修・オンボーディング

サイボウズの文化や価値観について学ぶ全社共通オンボーディングとは別に、新人向けのエンジニア研修を実施しています。エンジニア新人研修は例年2ヶ月ほどで開催されており、研修プログラムや講義資料をエンジニアブログで公開しています。詳しい内容はそちらをご覧ください。

関連ページ:2021年のエンジニア新人研修の講義資料を公開しました | Cybozu Inside Out

「オンボーディングと学習制度」について知る

キャリアパス

サイボウズでは、成長を「理想への変化」と定義しています。個人が目指す理想によってキャリアパスも変化するため、「出世して部長やマネージャーになるのが良い」といった考え方や、決まったルートはありません。そこで、メンバーの意欲的な活動や勉強や日々の成長をサポートするために、さまざまな制度や仕組みを整えています。

「キャリア支援」について知る

「給与と評価制度」について知る

制度

サイボウズは「100人100通りの働き方」という考え方のもと、一人ひとりの幸福とチームの生産性を両立させるために、さまざまな制度を整備しています。ここでは、特に開発・運用と関係が深い制度をご紹介します。

リモートワーク

開発チームは国内外の複数拠点のメンバーで構成されており、勤務地の制限なく、全員がフルリモートで勤務できます。勤務時間も含め、働き方は自分で決めて全社に宣言します。

「リモートワーク」について知る

開発環境への投資

PCや周辺機器への投資は惜しみません。PCは、Windows・Mac、ノート・デスクトップを自由に選べて、オフィス用と在宅用で一人に複数台を支給することもあります。マウスやキーボード、ディスプレイなども、予算に制限なく経費で購入可能です。

スキルアップ支援

書籍は社内チャットで申請すれば経費で自由に購入可能です。外部の勉強会やイベントへの参加は業務扱いで、参加に必要な経費も会社負担のため、積極的に参加できます。

関連ページ:サイボウズの「開発・運用組織」で働く環境 @ 2020 | Cybozu Inside Out

「社内制度」について知る

開発・運用チームによる情報発信

Cybozu Inside Out

サイボウズのエンジニアが執筆する技術ブログです。製品やサービスの開発・運用で得た技術情報、エンジニアの活動情報などをお届けします。

Cybozu Tech

サイボウズの技術情報が集まったサイトです。これまで外部に発信してきたブログや、スライド、動画、OSSの情報などが掲載されています。

Cybozu Design&Research

サイボウズのデザイン&リサーチチームのメンバーが執筆するブログです。日々の活動や取り組み、ナレッジを発信・共有しています。

所属するメンバー

サイボウズは
あなたを待っています

世界で一番使われるグループウェアメーカーを目指すサイボウズだからこそ
できる挑戦があります。
あなたならサイボウズでどんな活躍ができるのか、
エントリーお待ちしています。

募集要項・エントリー