マッチングの考え方
サイボウズの採用では「マッチング」を最も大切にしています。
サイボウズは「チームワークあふれる社会をつくる」という共通の理想を掲げ、その実現をチームの力で効果的・効率的に目指しています。
マッチングが成立するのは、「サイボウズが個人に期待すること」と「個人がサイボウズに期待すること」のバランスが取れているときです。チームと個人の双方が互いの期待に応える行動を取り続けることが求められます。
人材要件
マッチングをはかる指標として、サイボウズのメンバーとして活躍するために必要な要件=「人材要件」を定めています。
人材要件は以下の3つの要素から構成されます。
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Cultureを体現できること
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行動指針に沿った行動ができること
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役割を果たすことができること
「チームワークあふれる社会を創る」という理想を実現し、サイボウズ自身が「チームワークあふれる会社」であり続けるためには、一人ひとりがCultureを体現し、行動指針に沿った行動を積み重ねることが不可欠です。
採用においても、この人材要件を軸に「サイボウズでその人らしく働けるか」「役割を果たすことに楽しさを感じられるか」といった点を対話を通じて確認し、マッチングをはかっています。

1. Cultureを体現できること
企業理念でもあるCultureは、よいチームの条件としてサイボウズが定める要素です。サイボウズというチームにおいても、メンバー全員が日々このCulutureを体現し続けることが求められます。
多様な個性を重視するサイボウズにおいて、一人ひとりが個性を発揮しながらチームでの役割を果たすためには、全員が同じ理想に共感しているという前提が欠かせません。さらに、メンバー同士が対話と議論を重ね、公明正大と自主自律を大切にしながらチームづくりに関わることで、私たち自身が「チームワークあふれる会社」であり続けることができます。
2. 行動指針に沿った行動ができること
理想を実現するためには、様々な問題に対して課題を設定し取り組み続ける事が必要です。サイボウズでは問題解決にむけた議論を円滑に進めるために「問題解決メソッド」というフレームワークを活用しています。このフレームワークを活用して問題解決をより効果的に進めるために、メンバーに期待したい行動を5つ定めています。各メンバーが自身の強みとなる要素を磨き、事業貢献に繋げていくような行動を期待しています。

あくなき探求
理想実現のために問題を深く探求し、Next Actionを設定する
サイボウズにおいて「問題」とは理想と現実のギャップを指します。問題を解決するためには、理想と現実を言語化した上で様々な切り口から問題を探求し、複雑な因果関係から原因を特定することが必要です。その上で、解決に結びつく Next Actionを設定し、変化の多い環境の中で結論を常に見直しながら、問題から逃げずに考え行動することが求められます。
学びを重ねる
役割/課題に取り組むために必要な知識と経験を重ね続ける
役割/課題に取り組むには、自ら「できること」を増やすことが必要です。学びとは好奇心と向上心を持った主体的な知識の習得と、それを実践し経験することによる学びのサイクルを回すことを指します。こうして自分の限界を決めずに周囲の助言やフィードバックを素直に受け止め、自らを変化(成長)させていくことでチームに貢献できる幅を広げていく姿勢が求められます。
心を動かす
共感によって相手の行動を引き起こす
チームで成果を出すためには周囲の理解と協力が欠かせません。理想や目標に向かって、周囲の共感を得ながら物事を進めていくことが必要です。多くの人の心を動かせれば、より大きな成果につながっていきます。チームとして成果を出す上で共感を得られるような情報整理、言葉の使い方や表現、資料の作り方、伝える/聴くプロセスや振る舞いなどを工夫していくことが求められます。
やり遂げる
成果に繋げるために、与えられた役割に取り組み続ける
成果に繋げるためには、粘り強く継続することが大切です。正しい道筋であってもすぐに成果が出るとは限りません。自分の心と体の特性を理解した上でのセルフマネジメントはもちろん、理想の実現に向けて与えられた役割をやり遂げ、成果にこだわって決断してやり切る実行力とタフさが求められます。
果敢に挑む
高い理想に向かって、挑戦し続ける
サイボウズには目指す理想があります。その理想を実現するために現状に甘んじず、コンフォートゾーンを抜けて変化を生み出し、挑戦する行動力が大切です。理想を高く持ち続け、行動した結果から学んで新しい次のチャレンジに活かすことが求められます。そのサイクルを前向きにやり続けることが圧倒的な成長と理想に近づく大きな成果につながります。
3. 役割を果たすことができること
メンバー全員にもとめられるCultureの体現、行動指針に沿った行動に加え、それぞれの役割や職種において求められる行動やスキルを定めています。