
エンジニア職の新卒採用で重視していること
IT業界は進歩が早く、サイボウズも例外ではありません。そのため新卒採用であっても、興味のある技術を探求し、実践と振り返りを繰り返し、改善をしながら前進していける力を重視しています。また、表面的な情報だけでなく、実際に手を動かしてみるなど、本質を追求しようとする方と、私たちは共に働きたいと考えています。
新卒採用やエンジニア職に限らず、サイボウズが採用で大切にしていることは、こちらのページに書かれています。ぜひ、あわせてお読みください。
エンジニア職の選考フローの特徴
通年採用だから、いつ応募しても大丈夫
サイボウズは通年採用を実施しています。そのため事情があって、世間的な就活のタイミングとズレてしまった方も気軽に応募ください。
ただし職種によっては想定配属数が限られているものもあります。募集を締め切った際は、募集要項ページにてお知らせしますのでご確認ください。
学歴は一切不問で、既卒の人でもOK
アルバイトやインターンなどを除き、就業経験がない方であれば、どなたでも新卒採用の対象となります。学歴や卒業後の空白期間で、採用結果が左右されることはありません。また、既卒の方でも就業経験1年未満であれば、新卒採用でご応募いただけます。
- 就業経験が1年以上ある場合は、キャリア採用またはポテンシャル採用よりご応募ください。
一人ひとりにあわせて、面接官を変えている
入社後の姿がイメージしやすいようにどの職種を志望しているか、どの仕事に適性がありそうかにあわせて面接官を選出しています。面接では逆質問の時間も設けていますので、よりサイボウズを知る機会としてご活用いただければと思います。
筆記試験はなく、面接のみ
テストでコーディング能力などを見るよりも、実際の経験や成果物をもとに具体的なエピソードを聞き、サイボウズにあっているか判断することを重視しています。
説明会から最終面接までオンラインで実施
リアルで説明会を開催する代わりに、いつどこからでも見られるよう会社説明の動画や資料をアップしています。選考もすべてオンラインのため、遠方にお住まいの方も気軽にご参加ください。
エンジニア職で選考を受けた先輩の感想
選考で話したこと
- 情報系専攻ではないものの、プログラミングやITにどのように関わってきたかを話しました。
- 自主的に制作したプログラムの内容と、開発する上で技術的に最も困難であった点、その解決方法について話しました。
- チームで開発した経験や、チームワークで意識していることについての話をしました。
- セキュリティエンジニア志望だったので、セキュリティのどのようなところに興味があるかについても話をしました。
- スタートアップでエンジニアとして働いていた時の経験や、将来エンジニアとしてどんなことがやりたいかなど話しました。
選考で気をつけていたポイント
- 対等に話すことです。仕事の打ち合わせのように、わからないことは明確に、自分の意見がある場合はストレートに伝えるようにしていました。
- サイボウズに「アホはいいけど、嘘はダメ」の文化があるように、素直な気持ちでありのままを伝えることを心がけていました。
- 事前にサイボウズ製品を触っておくことです。実際にkintoneの試用版を使って、面接で「ここを変えてほしい」という話をした覚えがあります。
選考で印象的だったこと
- 「面接の後すぐに合否の連絡がきた」というネットの書き込みを見ていましたが、実際に早かったので、裏表のない会社だなと思いました。
- あまりに穏やかな雰囲気だったので、最終面接が終わって「落ちたんじゃないか?」と心配になりました(笑)
- 「一緒に働きたくない人はどんな人ですか?」と聞かれたことです。こうした少しネガティブな質問は他社でされたことがなかったので。
- リモート面接の最初に「お飲み物が必要であれば、今ご準備いただいても構いません」と言っていただき、台所まで水を汲みに行ったことです。おかげで緊張がほぐれました。
入社後の流れ
新卒で入社した後は、まず全職種共通のオンボーディング研修を受けていただきます。その間に面談を実施して、配属先を決定。配属が決まったあとは、部門ごとに異なる内容の研修があります。
研修
全職種共通のオンボーディング研修は、毎年3週間ほどで実施されています。サイボウズで働くうえで重要なキーワードである「個人の自立」と「チームワーク」の2つを軸に、社会人としてのマインドセットやキャリア選択に対する考え方など、汎用的な知識・スキルを身に着けていただきます。
その後、エンジニア向けの研修が約2〜3か月あり、開発・運用に関わる基礎知識の講義、チーム体験、実践開発などを行います。
オンボーディング研修を受けた先輩の感想
- フルリモートなのにスムーズに進んだことに驚きました。同期ともリモートランチ会や勉強会で仲を深めることができました。
- 実務に関わる内容だけではなく、サイボウズの考え方や文化についても研修でしっかり触れていて、理念や行動指針が形だけのものではないのを実感しました。
- 4人1組のチームで一つのプレゼンを完成させる実践研修が印象的でした。この前後で私のチームは雰囲気が良い方向へガラリと変わりました。
- エンジニア研修の講義陣が、社外でもその道のベテランとして認められている方々で、豪華だなと思いました。
- なかなか自分から相談や雑談をしてくださいと言えずにいましたが、先輩が積極的にそうした時間を作ってくれて、ありがたかったです。
- 改善の余地はあると思いましたが、これから良くしていこうという流れを感じました。

サイボウズのアジャイル・クオリティという研修資料の一部です。新人研修の資料は毎年更新をしています。
2021年のエンジニア新人研修の講義資料を公開しました | Cybozu Inside Out
配属
オンボーディング研修期間に面談を行い、希望や適性にあわせて配属を決定します。本人の合意を得ずに、望まない配属先になることはありません。
エンジニア職で配属される職種
- Webエンジニア
- iOSエンジニア
- Androidエンジニア
- クラウド基盤エンジニア
- QAエンジニア
- プロダクトセキュリティエンジニア
- プロダクトマネージャー(PM)
実際に配属を受けた社員の感想
- エンジニアは配属前にチーム体験があり、どんなチームがあるのか、各チームの業務内容、チーム同士のつながりなどを時間をかけて知ることができました。
配属まで結構じっくり時間をかけるので、迷っている人にはありがたいと思いつつ、最初からやりたいことが明確な人には、少し長いかもしれないと感じました。 - 配属希望のチームと希望する理由を全社の誰でも閲覧できるのがサイボウズらしいと思いました。
- 覚えることリストがkintoneアプリにまとまっていて、配属後のオンボーディング期間でやるべきことが明確になっていて助かりました。
- 配属後もZoom上に質問用の部屋があり、なんでも気軽に聞けたので安心でした。
先輩社員がサイボウズに入社して感じたこと
毎年、多くの方から「サイボウズは自由で楽しく働けそう」と嬉しい言葉をいただきます。たしかに、そうした一面は間違いありません。一方で、実際に新卒入社した社員に話を聞くと「サイボウズだからこそ大変なこともあった」という声もあります。
みなさんには、サイボウズのリアルな姿を知ったうえで、自分が働く場所してマッチするか選んでほしいと考えています。
その参考として、サイボウズに新卒入社した先輩社員が感じた「良かったこと」「苦労したこと」を正直に公開します。「キャリア採用の社員から見た新卒社員」の印象も集めました。ぜひ、さまざまな視点から「サイボウズはどんな会社なのか」を知ってみてください。

サイボウズに新卒入社してよかったこと
- 新卒1年目でも有給やボーナスなどの待遇を分け隔てなく受けられることです。
- 海外から働きたいという希望も真面目に聞いてくれたことです。
- 尊敬できる人がたくさんいることです。
- 技術的な課題はたくさんあって、それに触れられるのが面白いです。
- 就活していたときのイメージと全くギャップがなかったことです。
- 社内での情報共有が進んでいるため、新人でもほしい情報をすぐに集められることです。
- 透明性が高くて、違う部門に入った同期が何をやっているかもわかることです。
サイボウズに新卒入社して苦労したこと
- 自由度が高いからこそ、自分が何がしたいかを周りの人に積極的に伝える必要があり、主体的な行動が求められることです。
- 過去の情報が何でも社内に蓄積されていて、いつでもアクセスできるのはいいのですが、量が膨大なので欲しい情報にたどり着くには検索能力が求められます。
- 社内外に情報をオープンに発信している方が多いので、自分もそうしたほうがいいのかな、と焦りを感じてしまうことがあります。
- 新卒でサイボウズの文化や組織に慣れてしまったら、他の一般的な会社では働けないかもと思ってしまいました(笑)
- 他の会社を知らないため、サイボウズのチームワークが本当に良い状態なのか、たまにわからなくなってしまうことがあります。
キャリア採用の社員から見た新卒社員
- サイボウズの新卒研修資料は社外からも注目されているので、客観的に見ても受ける価値のある研修なんじゃないかと思います。
- 新卒の方にとっては当たり前かもしれませんが、前の会社に比べるとサイボウズの透明性の高さは本当にすごいなと感じます。
- 職種に限らず、チームでの開発を配属前の研修で体験できるのは羨ましいなと思います。
- フラットな組織なので、新卒だから良い/悪い、キャリアだからいい/悪い、という点はあまり感じていません。
- 新卒入社だと、お客様が抱える課題の「あるある」に共感しにくいので、最初のうちは少し壁になるかもと思いました。
就活生へのアドバイス
業界研究・企業研究のコツ
- BtoBとBtoC、それぞれインターンなどで経験してみると、かなり理解が深まります。
- 私は2社だけで決めてしまいましたが、もっと多くの会社を見ておくべきだったと感じています。
- 会社を探す前に、自分がエンジニアとしてどんな価値を出せるのかをよく考えてみることが大切だと思います。技術力なのか、逆に技術力を補う別の強みがあるのか、それによって就活の仕方も変わってきます。
就活中に意識していたこと
- どういうエンジニアになりたいか、現在どういう技術に興味があるかは、事前に自問自答し、ある程度スムーズに答えられるようにしていました。
- 自分がやりたいこと、なりたい姿の軸に対して、違和感がある企業には無理に合わせようとしないことです。
- 何のために技術を使いたいのかを、よく考えておくことです。
- 自分の経験について話す時は、「なぜやったのか、どのようにやったのか、その結果どうなったか、何を得られたか」を答えられるようにしていました。
内定から入社先を選ぶときの基準
- その会社から先のキャリアも考えた上で、良い環境となるかどうか。
- 給与よりも、若手のうちから経験を積めるかどうか。
- 自分がやりたいことができそうか。
- 企業理念に共感できるか。
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