幅広く自社開発している魅力
学生の時、プログラマーのアルバイトをしていた会社でサイボウズ製品を使っていたこともあり、会社名は前々から知っていました。大学院卒業後、就職をどうしようかと考えていた時、「サイボウズは博士卒も大歓迎」というメッセージを見て興味を持ったのがきっかけです。
その当時サイボウズはクラウドサービスを始めてから少し経っていた頃で、データセンターなどの低レイヤーな部分からクライアント寄りのWebアプリケーションまで幅広く自社で開発していたところに惹かれました。いろんなことが出来て面白そうだと思ったんです。ここまで自社内で完結させている企業は珍しいので、そこが魅力だなと。実際に入社してみると大きなギャップはなく、幅広い仕事に関わらせていただいて、サイボウズを選んでよかったなと思いますね。
レイヤーを超えたプロジェクトたち
現在は開発本部のYakumoチームというアメリカ向けのkintoneのインフラを、AWSを利用したアメリカ独自の環境に構築するプロジェクトにも参画しています。国内のcybozu.comの開発・運用から学んだことを糧に、AWSのマネージドサービスを活用することで、スケーラブルで短い間隔でのリリースが可能なサービスを提供することを目指す一大プロジェクトです。具体的にはkintoneをkubernetesで動くようにしたり、cybozu.com独自のミドルウェア群をAWSのサービスを利用する形に移植したりしています。
もうひとつ兼務でミドルウェアとWebアプリケーションの開発を両方行っています。たとえばミドルウェアでは、データ保存サーバー、サムネイル作成サーバー、非同期実行キュー、全文検索関連機能など、ユーザーが直接見る画面はないですがcybozu.comの各サービスで共通で必要になる機能に携わっています。Webアプリの開発でもcybozu.com共通管理画面など、各製品で必要になる画面を開発しています。こちらではReactやFluxといったモダンなクライアントサイドのライブラリを取り入れつつ、開発を行います。ここまでレイヤーを超えて幅広いプロジェクトに参加できているのはとてもありがたいですね。
徹底的にチームで開発する
サイボウズの開発チームではスクラム開発を取り入れていて、チームごとに1週間単位で計画し、実装して振り返るというサイクルで仕事を進めています。モブプログラミングも盛んで、3人1組で同じ仕事を担当し、チームの1人が実際に手を動かして実装し、それを見ながら他のメンバーが指示やアドバイスをしながらプログラムを書くというのが日常の風景です。
特にYakumoチームは、別々のチームから集まってできた新しいチーム。元いたチームで得た知見や、関わっていた製品の知識を持ち寄って、「AWS上で動かすには何が必要か?何を活用すればうまくいくのか?」と、あらゆる視点から議論を重ねています。毎週振り返りをして、そこで悩みや困っていることを共有しますし、困ったことがあればその場で補い合える知識を皆が持っています。これが今のチームの強みで、それを見ていると「強いチームだなぁ」と感じますね。
フラットに提案できる環境がここにある
年次や役職に関係なく意見を伝えることができるので、そのフラットな環境は、サイボウズらしいところだと思います。「製品を良くするため」という点がブレなければ、相手が誰だろうと自分が正しいと思ったことを、しっかりと聞いてくれるので、そこは私に合っているなと感じています。元々、正しいと思うことは言ってしまうタイプなので(笑)。
また、働き方としては、場所や時間の融通が利くのはやりやすいですね。メンバーの中には、在宅勤務の方や大阪からリモートで仕事している方もいますから。ルールはどんどん自由になっていますが、社員は皆真面目だなと思います。いつに来てもいいのに、朝一から出社している人も多いですし、不規則に会社来たりする人は少なく、そこもサイボウズらしいところかもしれません。
チャレンジに終わりはない
今はさまざまなプロジェクトを兼務させてもらい、Webアプリだけをつくることなくミドルウェアにも携わり、AWSなど新しい技術的なことも試せることがやりがいに感じるところです。今もやりたいことは出来ているのですが、技術的にも新しいことはどんどん出てくるはず。
最近では、技術のキャッチアップのためにもプライベートでiPhoneアプリをつくってみたりもしています。仕事でもプライベートでも積極的に技術的なチャレンジはしていきたいですね。
私のオフタイム
アニメ、映画、アイドルを見ることや、料理をすることが趣味です。アニメは週40本くらい、映画は映画館で年間100本近く見るペースです。見る映画のジャンルはいろいろですが、最近はドキュメンタリー映画が好き。アイドルのライブに足を運んだりしています。夕食は基本自炊で、珍しいものを作った時は写真をSNSに上げたりしています。社内のキッチンでの飲み会で、料理を作って振る舞うこともあります。
- インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。