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みんなが生きやすい「チームワークの在り方」を探求していきたい

写真:天野 祐介

スクラムマスター

天野 祐介

(2009年 新卒入社)

静岡県出身。山形大学工学部情報科学科卒業。2009年にプログラマーとして新卒入社。プロジェクト初期からkintone開発を担当。フロントエンドエンジニアとして、JavaScriptツールセットのモダン化やテストフレームワークの整備、React導入などに取り組む。2015年からはチームリーダーとなり、チームビルディングやコンセプトづくりに注力。2016年にスクラムマスターとなり、サイボウズにスクラムを持ち込み定着させた。現在はスクラムマスターとして社内外のチームを支援しながら、より良いチームワークを探求中。

チームワークが良くなる製品をつくりたい

もともとテレビゲームがきっかけでプログラムに興味を持ち、プログラマーになりたいと中学生の頃から思っていました。学生時代は情報系の学部で学び、Twitterやブログで「こんなものを作りました」と発信するエンジニアを見て、自分もこんな風にアウトプットできるイケてるエンジニアになりたいなと(笑)。せっかくエンジニアになるなら、ユーザーの生活や仕事に役立つ製品を作りたいと思い、自社で製品を手がけている企業を探しました。

地方の大学に通っていたときに企業の情報を調べていたところ、サイボウズラボの方の発信で、サイボウズを知りました。「チームワークあふれる社会を創る」という理念に共感できたことと、その手段としてグループウェア事業を展開しているところに一貫性を感じましたね。個人の活動だけでなくチームとしての活動を支援できることに魅力を感じて、チームワークが良くなる製品をつくりたいと思えたことが、入社を志望した理由です。

写真:天野 祐介

サイボウズ初のスクラムマスター

入社後は、製品をつくりたいという想いからkintoneのプログラマーとして開発に携わってきました。日々、理念に向かって活動できている実感があったのですが、ひとつ問題に感じたのは、思っていたよりも開発プロセスに無駄が多いということ。それがずっと気になっていました。

入社7年目で開発チームのリーダーになったことをきっかけに、スクラムというフレームワークを取り入れはじめました。ユーザーに届ける価値を最速で最大化することをテーマにして、開発プロセスの改善とチームのスケーリングの問題に取り組みました。具体的には、効果が出ていない会議の進め方を見直したり、人数が増加したチームを2つに分けても機能する仕組みの検討をしたりしました。この取り組みが成功し、2017年からはスクラムマスターとして他のチームも支援する立場になりました。さらに現在は開発組織に限らず、他の部門のチーム支援も行っています。

製品をつくりたいという想いは今も変わっていませんが、自分がコードを書く以外にも、メンバーが良いコードを書けるチームを創るという手段によって間接的に貢献できているなと思います。むしろ、kintoneという製品に限らず、他の製品開発チームや他部門にも携われることに非常に喜びを感じます。さらに、支援したチームが自律的にプロセス改善できるようになっていく姿を見ると、やってよかったなと思いますね。はじめは1人で活動していましたが、現在は協力してくれるメンバーも増えてきています。

写真:天野 祐介

チームにおいて大事なのは、心理的安全性と透明性

私は、サイボウズの公明正大という文化がすごく好きなんです。というのも、良いチームワークを発揮して仕事をするためには、心理的安全性と透明性がチームに必要不可欠だと考えているから。

これまでプログラマーだった時は、論理的に正しいことがすべてだと思っていました。パフォーマンスが上がる正しいやり方があるのであれば、それを取り入れるべきだと。でも、その考えを伝えるだけでは、メンバーの心を動かすことができませんでした。別のメンバーの立場に立ってみると、彼らの価値観を無視したコミュニケーションを取っていることに気付いたんです。

相手の意見や価値観を尊重し、自分の発言を非難されることなく生産的で前向きな議論ができる環境があること。さらに、それぞれの個人やチームが何を目指して、どんな状況にあるのかを常に情報共有できること。それがチームワークに必要だと実感しています。最近では、それぞれのチームの理想を理解し、相手の意見に耳を傾けることで同じ目標に向かって行動できるようになりました。

写真:天野 祐介

役割を超えた先にあるチームワーク

もともと、私は協調性がないタイプの人間で、学校に通いながらもなぜ皆で同じ時間に同じ授業を受ける必要があるのだろう?と、画一的なやり方に違和感を抱いていました。でも入社してからは、これをやりなさいと強制されたり、自分の役割を固定されたりすることがありません。これまでに経験したことがなかった組織の在り方が、サイボウズにはあったんです。それをもっと追求したいと思えて今がある、という感じです。

チームワークが良い状態とは、お互いの役割を超えたところでコミュニケーションができること。例えるなら、スポーツをしていてお互いのことを目視しなくてもパスが通るようなシーンですね(笑)。効率的に進めようとすると、ルールや役割をがっちりと決めてしまいがちですが、むしろルールを作らず、お互いが目標に向けて自然と協力して成果が出るような瞬間があるんです。今後はそういう瞬間を最大化させ、サイボウズ社内のチームワークにプラスの変化をもたらすことが私の役割だと考えています。

私のオフタイム

数年前に肉に目覚め、日頃からお肉をよく食べています。特に好きなのは赤身の塊肉です。定期的に肉を買い込んで週末はよく自宅でステーキを焼いています。先日Instagramを使い始めたものの、何を載せれば良いかよく分からず、ひたすらステーキの写真をアップしていたらいつの間にか「肉の人」や「ステーキの人」と呼ばれるようになっていました。

写真:天野 祐介
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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