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新しい技術も取り入れて、サイボウズの開発基盤を良くしていきたい

写真:五十嵐 英樹

生産性向上エンジニア

五十嵐 英樹

(2019年 キャリア入社)

神奈川県出身。神奈川工科大学情報学部情報工学科を卒業後、NTTソフトウェア株式会社(現NTTテクノクロス株式会社)に入社。多種多様なWebシステムの開発・運用や社内の技術支援、社内研修講師などの業務に携わったのち、2015年3月から株式会社クラウドワークスに参画し、インフラ整備やマッチング・検索・決済関連機能の開発などに従事。サイボウズには2019年2月に入社。生産性向上チームで幅広い経験を活かす。同年4月からはOSS推進チームも兼務。

自分のためにやっていたことが、いつの間にかチームでの役割に

サイボウズに入社した理由を教えてください

きっかけは、前職時代に自分が登壇したイベントでサイボウズの知人に再会したことです。その時に生産性向上チームの存在を知り、チームの方とお話をする機会をいただきました。活動内容などを聞きながら、技術選定の考え方や、「環境を改善してどんどんよくしていく」という開発に対する価値観がマッチするなと感じて、誘われるままに選考を受けました。

前職でも生産性向上エンジニアとして活動されていたんですか?

いえ、サイボウズに転職するまでは、Webアプリケーション開発を担当するエンジニアでした。

でも作業をスムーズに進められるように、足回りの環境を整えるのが昔から好きで。もともとは自分が快適に開発するためにやっていたことなんですけど、知識がつくにつれて他の人のことも助けるようになっていきました。それが生産性向上エンジニアとしての始まりだったのかなと思います。

エンジニアには開発基盤の整備にリソースを割けないという人も多く、自分はそこを教えてあげられる知識やスキルがあるので、生産性向上という役割が身についていった感じです。

写真:五十嵐 英樹

製品から一歩離れた立場で本質的な改善を目指す

五十嵐さんの所属する生産性向上チームについて教えてください

生産性向上チームは、「多様で価値あるサービスを迅速に提供するため、部門や製品を横断して、生産的でオープンな開発基盤を整備する」をミッションに掲げて活動しています。

業務は大きく分けて、他チームの技術支援と、いろんなチームが共通で使う開発基盤整備の2つです。サイボウズの製品本体に直接関わるのではなくて、その製品を開発する人たちを支えるチーム、というイメージです。

kintoneやGaroonなどの製品チームと比べて、生産性向上チームの仕事にはどんな特長がありますか?

私たちのユーザーはサイボウズ社内のエンジニアなので、社外のお客様向けの製品を開発しているチームと比べるとフィードバックの距離が近く、改善のサイクルを早く回せるのが特長です。対応すればすぐに「ここはこうしてほしい」という反応が返ってきます。

もちろん、改善に対する指摘だけではなくて、「すごい助かります!」とポジティブな声もたくさんいただけます。そういう時は役に立ったのを実感できて、やっぱり嬉しいですね。

写真:五十嵐 英樹

業務の中で感じる難しさも教えてください

生産性向上チームはチームを横断した技術支援を行うので、特定の製品に閉じずいろんな経験を得られます。しかし、そこが難しくもあるのかもしれません。

サイボウズは製品ごとに使っている技術や言語が違って、ものによってはクラウドサービスだけじゃなくてオンプレミスのことも考える必要があります。チームが変われば、考え方や方法も変わってきます。

それを外から支援する私たちは、各チームの状況を理解して改善のアイデアを出さなければいけません。本質的な改善のためには、依頼をそのまま受けるのではなく、どうしてそのチームが困っているのか見抜ける力も必要です。

でも、そういう場面でブレイクスルーを起こすアイデアを出せたら、「うまくいった!」と実感を得られて面白いです。

写真:五十嵐 英樹

チームで取り組むから得られる客観的な視点

生産性向上チーム特有の文化や個性はありますか?

サイボウズ社内には共通して「悪いところがあれば改善していこう」という空気がありますが、その中でも生産性向上チームは改善へのモチベーションが高いチームだと思います。

週次の振り返りでは粒度の細かいトピックを改善し、そこで拾いきれない中長期的な観点が必要なものは月次の振り返りを活用して改善サイクルを回しています。また、日々の業務の中で気づいた問題はその場ですぐに対応するようにしています。

自分もそういうタイプですが、日々の開発をつい改善したくなっちゃう人が多いチームだと思います。

リモートワークが本格化して以降、チームのコミュニケーションで変わった部分はありますか?

リモートワークになってからも出社していた頃とコミュニケーションで大きく変わった部分はありません。生産性向上チームは以前からモブプログラミングを取り入れており、在宅になってからもZoomで他のメンバーと画面を共有しながら作業しています。

自分の場合、サイボウズに転職するまでは生産性向上に関する業務はたいてい一人で取り組んでいたので、こうして常に誰かに相談できる環境はありがたく思います。

一人だとアイデアに詰まったり、作業の優先度に悩んでも、自分を頼りに進めていくしかありません。メンバーがいるとそういう時に客観的な視点からコメントをくれるし、思いもしなかったアイデアが出てくることもあるので、とても助かっています。

写真:五十嵐 英樹

最新技術をまず試せる場としての生産性向上

開発チームを支えるポジションとして、これから力を入れていきたい取り組みを教えてください

サイボウズはフットワークが軽い会社なので、社内向けの改善や整備もいろんなことに挑戦させてもらえます。新しい技術の取り入れやすさでいうと、to B 向け製品の開発を行うチームよりも敷居が低いです。

ただ、技術は常に新しく良いものが出ていて、どんどん高度になっていくので、生産性向上チームも情報を積極的にキャッチアップして業務に活かしていきたいです。私自身も「今はこれでいいや」ってならないで、齢を重ねても常に学習し続けるというマインドを持っていたいです。

なかなか直結するものではありませんが、生産性向上チームで蓄積した最新技術のノウハウを、製品にもフィードバックできるようになればいいなと思っています。

写真:五十嵐 英樹

私のオフタイム

息子同然のオカメインコと遊んだり、まったりしながら過ごしたりしています。また、技術的な勉強がてらコードを書いたり、ゲームをしたりすることが多いです。新型コロナウィルスの流行前はディズニー好きの妻とよくパークに通っており、アメリカのディズニーにも進出していました。

写真:五十嵐 英樹

五十嵐さんとやりとりが多いチーム

Garoonチーム 

私が入社後に生産性向上チームで行った最も大きな支援活動は、GaroonチームのCI改善支援でした。一緒に解決策を検討・実施しながら、地道な開発基盤整備と支援活動を行いました。生産性向上チームの活動が全社的に認知を獲得した現在も、Garoonチームとは月1で情報交換のミーティングを開催しています。

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フロントエンドエキスパートチーム

フロントエンドエキスパートチームは私たちと同じく組織横断型のチームで、交流も盛んです。COVID-19流行前はWeWorkに集まって各自が黙々と作業をするもくもく会を行ったり、福岡拠点のメンバーの所に出張して合同でミートアップを開催したりしました。現在ももくもく会は月に1回Zoomで集まって開催しています。

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  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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