人を知る

自治体をITとコミュニティの力で変えていく

写真:蒲原 大輔

ソリューション営業

蒲原 大輔

(2016年 キャリア入社)

神奈川県出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。 2011年に新卒で品川区役所に入庁し、4年間人事課にて職員の給与・福利厚生に関する事務に従事。その後、商業・ものづくり課(産業振興セクション)に異動し、区内製造業・情報通信業の振興に従事。 2016年に品川区を退職し、サイボウズに入社してからはソリューション営業としてkintone・Garoonの提案を中心に活動。2018年1月からは公共担当となり、古巣でもある自治体市場向けにkintoneの提案活動を行っている。

2018年12月に公開

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自分でキャリアを切り拓きたかった

新卒で品川区役所に入庁し、5年半ほど地方公務員の仕事をしていました。学生時代に行政学を学んでおり、今後は地方行政が活発になる時代が来ることに興味を持って自治体職員になることを選びました。しかし、実際に働いてみると役所は社会的に重要なミッションを持っているものの、中の人のモチベーションが低くなってしまっているように感じました。というのも、3~5年おきにジョブローテーションがあり、希望通りのキャリアが描けないことが多いからです。私自身も人事を経験したのちに全く別の部門に配属をされ、このままでは自分のやりたいことを軸にキャリアを積み上げるのは難しいと感じて、転職を考えはじめました。

ちょうどその頃、社長の青野の著書『チームのことだけ、考えた。』を読む機会があり、複業を積極的にやっている面白い会社だなと思ったのがサイボウズの第一印象でした。また、業務効率化を推進できるクラウドサービスを扱う事業にも関心を持ちました。役所はまだまだ紙での仕事が多く、非効率になっているのでサイボウズの製品を役所に導入することができれば業務の効率化が進められるとイメージが持てたので、転職を決めました。

写真:蒲原 大輔

サイボウズと自治体をつなげる架け橋となる

私は営業として公共市場(自治体・省庁)向けにサイボウズ製品の提案を行っています。kintone は、民間企業において10,000社以上の導入実績がありますが、自治体ではまだ導入実績が少ないんです。この業界では紙やExcelによる業務が非常に多く、効率化できる余地が大きいと考えていますが、個人情報保護の観点からこれまで公共市場ではクラウドサービスの利用はなかなか浸透していません。ポテンシャルのある公共領域のシェアを広げていくことが私のミッションです。個人情報を守りながら、業務を効率化するという難しい課題に取り組んでいます。

kintoneは自治体への認知がまだ薄いので、認知のためのマーケティング活動にも取り組んでいます。営業の立場ながら、認知してもらう段階から実際に導入いただくまで、一貫して手がけられているのは面白いところですね。たとえば、自治体向けにセミナーを企画し、集客から運営まですべて自分たちで実施します。最初はやり方も分からなかったのですが、セミナー開催についてはマーケティング部門がノウハウを持っていたので、相談するとすぐに回答が返ってきて、部門を超えてノウハウを共有してもらうことでスムーズに進めることが出来ました。kintoneを使ったコミュニケーションのスピード感に驚きましたが、部門をまたいで協力できる体制があるのはいいところだと思っています。

写真:蒲原 大輔

週1日、役所に常駐するチャレンジ

これまでに手がけた仕事で印象的なのは、鎌倉市役所の働き方改革推進プロジェクトに関わったことです。元々、個人的なつながりからお話をいただき、社内で上司にやってみたい!と相談したところ、なんと週に1~2日、3か月間鎌倉市役所に常駐させていただくことになりました。当時、私のチームは数名で活動していたため、リソースが減ってしまう懸念もありましたが、会社全体も新しいチャレンジに前向きで、上司も後押ししてくれました。

サイボウズで働いて培った考え方やスキルを使って、役所の中に戻って何ができるかを考える挑戦ができたことは、刺激的で楽しいものでした。この経験で、役所の何が問題か、どう変えていくべきかがだいぶ見えてきたので、それをサイボウズの中での活動に活かしていきたいと思っています。

サイボウズと役所では組織の文化や価値観も大きく異なります。お互いがお互いにない特徴を活かしあえるよう、自分が架け橋になれるのではないかとこの仕事を通じて感じました。今後は「自治体の業務改善のツールといえばkintone!」と言われるレベルまで、認知を引き上げていきたいと考えています。

写真:蒲原 大輔

公務員コミュニティに感じる可能性

仕事以外のプライベートでは、公務員コミュニティ活動を主催しています。実は私、自治体オタクなんです(笑)。具体的には、公務員の方々が集まり5分ほどで自身の活動を紹介する、公務員LT(ライトニングトーク)というイベントを開催しています。これまでに数回実施したのですが、鳥取県や愛知県など、全国から集まっていただけるようになりました。皆さん、役所を良い方向に変えたいという想いをもっている方々ばかりです。

役所にkintoneを導入することで業務の効率化を進めることはもちろん大切ですが、そもそも職員自身がモチベーション高く働けることが重要だと思っています。そのためには、自分の意見を発信するだけでなく、役所に対して同じ想いを持った人同士を繋げていき、そこから新しい価値が生まれるコミュニティをつくりたいという想いから、スタートしました。

他にも出版や執筆も企画していて、役所の問題を提起する活動も進めています。このような発信を続けて、制度を司っている総務省や政治家の皆さんに役所の現状を知っていただき、最終的には制度や法律から変えていくようなムーブメントにつなげていきたいと目論んでいます。公務員コミュニティの輪が広がっていくことで、全国の役所の仕事がもっと面白くなっていくことを期待しています。

私のオフタイム

サイボウズにはJリーグを愛する方々がおり、その影響でサッカー観戦が趣味になりました。社内のマッスル部やらんらん部という部活にも所属しており、稀に参加しています。(ほぼ幽霊部員)最近はカホンという打楽器も始めました。その他、役所や公務員を盛り上げる活動をプライベートでも行っています。公務員LTというイベントの開催、執筆、ライティングなどを行っています。サイボウズは働き方が自由なので、あまり業務とプライベートの境目を意識せずに楽しく過ごしています。

写真:蒲原 大輔
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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