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ゼロからのスタートでも活躍できる

小山 晃久

QAエンジニア

小山 晃久

(2016年 新卒入社)

島根県出身。神戸大学国際文化学研究科モダニティ論コース博士前期課程修了。 2016年にサイボウズへ新卒入社。東京品質保証部に配属され、GaroonのメンテナンスチームのQAエンジニアとして、カスタマーサポートチームの問い合わせに対する調査・回答に携わる。 2017年7月からGaroonの新機能開発チームに参加し、テストの設計から実施までを中心に担当。最近はテスト自動化や機能実装にも手を広げている。スクラム開発におけるQAエンジニアの役割について探求中。

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「思考し、作る」仕事がしたかった

学生時代は西洋政治思想史を研究していました。複数の自由な個人による言語を介したコミュニケーションが上手く行くための条件について、思想史の方面から検討していました。

就職を考えるにあたってIT業界に興味を持ったのは、IT業界では思考する人と行為する人が一致しているように感じられたからです。ある人は考えて指示するだけで、ある人は考えずに実行するだけの環境で働くのは、どちらの立場になるとしても自分には合わないだろうと考えていました。

IT業界には、アイデアを持つ人が自分の力でそれを実現することができる、というイメージがありました。もちろんこれはイメージに過ぎなくて、実際に入ってみると、自分一人だけで製品を作っていくことなんてできないんですけどね。製品の戦略や市場の要求や過去のコードなど、さまざまな制約条件の中で製品の価値を高める活動していくことになります。

IT業界の企業の中でもサイボウズを選んだのは、サイボウズの企業理念「チームワークあふれる社会を創る」ことに貢献したいと思ったからです。しかも、グループウェアを作るという事業内容との間に一貫性がある。この会社で一緒に理念を実現していきたいと思えました。

小山 晃久

学びたい人を支える環境がここにはある

サイボウズを志望したのは、テクニカルライターという職種を募集していたからでもありました。学生時代はゼミや勉強会で文献をわかりやすく整理して発表する経験を積んでおり、テクニカルライティングの分野であればIT業界の中で自分の力を活かせるかもしれない、と考えたためです。

ただ、入社後に社内のさまざまな部門をめぐる体験入部という研修で体験したQAのテスト業務が面白かったんですよね。テスト対象をロジカルに分割して、それぞれの部分を網羅していく。自分の得意なことが、ドキュメント以外にも活かせるのではないか、と考えるようになってきました。

とはいえ、文系出身でこれまできちんとした計算機科学の教育を受けたことはなかったので、やっていけるのか不安もありました。でも同時にこの状況はソフトウェアのより技術的な側面に触れていくチャンスであるとも思っていました。配属前の面談ではそういう気持ちを感じ取ってくれたのか、最終的にはQAの部門に配属されることとなりました。

初めの仕事は Garoonメンテナンスチームとして、カスタマーサポートチームからの問い合わせを受け、Garoonの不具合の調査をする仕事でした。ここでは調査結果を文章にまとめて報告する必要があるので、わかりやすく文章を書く技術を活かすことができました。配属時に不足していたソフトウェアテストに関する知識や、テスト対象の製品に使用されている要素技術は、QAの新人研修で丁寧に教えてもらうことができました。もちろん、技術に関する基礎知識に不安があったので自分でも勉強していましたが、学べる環境が社内にあったのはありがたかったですね。

越境は面白い!

現在は、Garoon開発のスクラムチームに所属しています。チーム配属当初はテストの設計と実施がメインのタスクでしたが、そこから既存不具合の改修優先度の検討、仕様書の作成やレビュー、自動テストの作成など、できることを少しずつ増やしています。最近は複数人でプログラミングを実施するモブプログラミングでの機能実装にも参加しています。

以前は職能ごとのチーム編成で、実装フェーズとテストフェーズが明確に分かれており、QAチームはテストフェーズにのみ関わっていました。しかし、スクラムが導入されてからは実装・テストフェーズを明確に分けるのをやめて、スクラムチーム内で一丸となってタスクを完了させるようになりました。仕様作成の段階からQAの観点が入ることで未然に不具合を防止したり、実装時のプログラマーの些細な言葉からテスト項目を思いついたりと、良い影響が出ているように感じます。

入社当時からは状況が大きく変化していますが、この変化が製品の品質にとって良い変化となるように活動していきたいですね。

小山 晃久

組織に階層があまりないフラットな体制

サイボウズには質問責任と説明責任という文化があるため、何か気になることがあったときに不安なくコミュニケーションできるところが好きです。単に言葉があるだけの状態と、それを皆が認識し実践している状態では、心理的な安全性が違いますね。

サイボウズは組織に階層があまりないので、何かを新しく始めたり変更したりする際にスモールスタートで始めるのがやりやすいと感じています。もちろん関係するメンバーに対しては説明責任を果たす必要があります。説明を受けたメンバーは質問責任を果たしてくれるので自分のアイデアの良い点・悪い点を把握しやすいです。

このような日々の実践の繰り返しによってサイボウズの文化や風土が維持されているのを感じます。自分も品質保証だけでなく、この文化や風土の維持にも貢献していきたいですね。

私のオフタイム

本が好きです。学生時代は人文・社会科学系の専門書をよく読んでいましたが、就職してからは技術書も読むようになりました。週末は時々、都内で開催されている哲学書を読む読書会に参加しています。今年からは読書会運営のボランティアも始めました。

写真:小山 晃久
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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