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説明責任・質問責任を果たして、主体的に動く。企業法務未経験者の挑戦

松苗 大地

法務・統制全般

松苗 大地

(2023年 キャリア入社)

新潟県出身。東北大学経済学部卒業。2019年に新卒で新潟地方裁判所に入所。その後内部試験に合格し、研修期間を経て、2022年に裁判所書記官に任官。任官後は主に民事訴訟事件等を担当。 2023年6月にサイボウズへ転職し、法務統制本部に配属。入社後は、契約書のレビュー・作成等のビジネス法務や株主総会関連事務等の機関法務に従事。

2024年4月に公開

主体的に仕事ができる法務職を探していた

学生時代は、どんなことを勉強されていましたか?

公務員になるため公務員講座を受講しており、その中で初めて法律を学びました。最初は法律の勉強は暗記の積み重ねだと思っていたのですが、学んでいくうちに、暗記だけでなく理解力や思考力が求められることに気が付きました。与えられた問題に対し、どうすれば解決が図れるかを考え、法的に理論を構成し自分なりの回答を導き出すことが楽しくて、法律の勉強にどんどん熱中していきました。

新卒ではどんなお仕事をされましたか?

学んだ法律の知識をダイレクトに活かせる仕事がしたいと思い、公務員試験を受け、裁判所事務官として新潟地方裁判所に入所しました。事務官として1年間働いた後、内部試験に合格し、研修期間を経て、裁判所書記官に任官しました。裁判所書記官に任官した後は、主に民事訴訟事件等を担当し、裁判官と一緒に法廷に立ち会ったり、裁判の運営事務や期日調書の作成等の仕事に従事しました。

 

転職を考えたのはなぜですか?

転職しようと思った理由は2つあります。1つ目は、訴訟手続きのIT化に伴って、裁判所書記官という仕事の将来性に少し不安を覚えたためです。2つ目は、より主体的に働きたいという思いが強かったからです。前職での仕事の性質上、どちらかというと補助的な側面が強かったので、想像力や思考力を用いて、より主体的に動ける仕事をしたかったんですよね。また、自分が経験したことのない新たな分野に挑戦し、視野を広げたいという思いもありました。

写真:松苗 大地

キャッチーさと真剣さの二面性に惹かれた

どんなきっかけでサイボウズを知りましたか?

もともとkintoneというプロダクトに惹かれていました。というのも、裁判所で働いていたとき、職員同士のコミュニケーションツールが少なく、法律の解釈や運用などのナレッジが共有されていなくて非効率さを感じていました。そこでクラウドの情報共有ツールを調べていたら、kintoneを知ったんです。情報やコミュニケーションの場を集約できるという点や簡単に操作できそうなところに惹かれ、職場にこのようなツールがあればいいなと思っていました。転職活動をするときにkintoneを作っているサイボウズという会社のことを調べましたが、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念に改めて共感しました。

サイボウズの選考で印象に残ったことはありますか?

事前に会社ホームページや記事を見て抱いていたイメージと異なり、意外と「面接っぽい面接」だったのが印象に残っています。たとえば、「なぜ企業法務をやりたいのか」「どんな成長をしたいのか」「仕事をするうえで大切にしていることは何か」など、しっかり私の考えを深堀りしてもらったんですよね。フランクさもありつつ真剣に向き合ってもらったという印象で、もともと抱いていたイメージに対してポジティブなギャップがあり、よりサイボウズに惹かれましたね。

最終的にサイボウズへの入社の決め手となったのは何ですか?

元からサイボウズが第一志望でしたが、他社よりも内定後のフォローが手厚かったことで迷いなく入社を決められました。とくに印象的だったのは、内定後に法務メンバーとお話しする機会を設けてもらい、業務内容の説明や業務外の部分まで含めてお話しできたことです。面接では当然私が話す場面が多かったので、入社前に逆に現職に就かれている方のお話を聞ける機会があるというのはとてもありがたかったです。

写真:松苗 大地

適度なチャレンジと達成感のある仕事

入社後、どんなお仕事を経験されてきましたか?

一番多いのは契約書のレビューなどのビジネス法務の仕事ですが、監査対応の仕事や、最近では株主総会の事務等の機関法務の分野の仕事なども行っています。企業法務は未経験で入社したので、色々な分野の仕事に携わり経験を積ませてもらっています。

これまでの仕事で最も印象に残っているものは何ですか?

初めて契約書のレビューを行ったときのことが印象に残っています。想定されるリスク等を踏まえ、どこまでなら受け入れることが可能か等を検討し、契約交渉を行いました。前職のときは、先方との間で契約交渉をすることなどなかったので、とても新鮮でしたし、想像力や思考力が必要になる業務だと実感しました。先方とラリーを続けて最終的に契約を締結できたときは達成感がありましたね。

企業法務未経験の私でも対応できたのは、サイボウズの法務では必ず2人1組で案件対応をしているためです。対応方針について相談や議論をしたり、不明点があれば教えていただいたりしながら、2人で協力して進めています。そのため、1人で抱え込んだり不安を感じたりすることもなく、前向きに案件にもチャレンジできています。

納得できるまで議論するカルチャー

自分の中でサイボウズに入社して成長したと思うことはありますか?

前職では積極的に自分の意見を言う方ではなかったのですが、今は自分の意見を躊躇せず言えるようになりました。良い意見だったら良い、ズレていたら「それは違うと思う」とはっきり言ってもらえます。違うと言われたときに、もし納得できなければ背景や意図を含めて聞き直すこともあります。一方的に意見を押し付けるのではなく、納得できるまで聞いたり議論することをよしとするカルチャーのおかげで、主体的に働けていると思います。

これまでに「サイボウズらしいな」と感じた経験はありますか?

他部門の方や役職者の方ともフランクに話せることですね。前職では、自部門以外や他の裁判所の方とのコミュニケーションの障壁が少し高かったように思います 。サイボウズでは、役職者の方々も含め誰とでもkintone上で業務に関してやりとりができますし、コミュニケーションを取るうえでの障壁がとても低いのが新鮮でしたね。

どんな人がサイボウズに合っていると思いますか?

主体的に何かしたいと思っている人、情報共有やチームワークの重要性を感じている人はマッチすると思います。サイボウズの企業理念やカルチャーは決して建て前ではなく、社内メンバー一人ひとりがそれを実践し、実際に行動に移しているので、サイボウズの企業理念やカルチャーに惹かれた方は安心して入社してほしいですね。

写真:松苗 大地

私のオフタイム

学生時代はバドミントン部に所属していたので、東京に引っ越してからはバトミントンの社会人クラブで活動しています。映画鑑賞や絵を描くことも好きです。

写真:松苗 大地
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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