営業現場の仕事から、ラジオCMの原稿制作まで
私が現在担当している仕事は、大きく分けて2つあります。1つは、普通とはちょっと違う来店型の営業。大阪オフィスに設けている導入相談Cafeで、訪れていただいたお客様にkintoneなどの製品をご案内しています。そしてもう1つはパートナー営業として、サイボウズ製品を取り扱うパートナー企業を担当し、販売パートナー企業向けの勉強会を開催したり、セミナーを一緒に企画したりしています。
これだけではなく、私には他にも大切な仕事があるんです。大阪オフィスは約30人の規模で、専任のマーケティング担当者がいません。マーケティングやプロモーションは大阪独自でやることも多いので、ここにも首を突っ込んでいます(笑)。メールマガジンを配信したり、新規のお客様向けにセミナーを開いたり、珍しいものでは関西FM局で流れるCMの原稿を書いたり。本当にいろいろな経験をさせてもらっています。
そんな私ですが、実は営業の仕事を始めたのは2018年から。新卒で入社してから6年間は、ずっと人事でした。
自分も最前線で伝えたい!
思い返せば、大学生時代の就活中から営業の仕事がしたいと考えていました。その想いは、新人研修後に配属先について希望を出す面談でも変わりませんでした。学生時代にサイボウズ製品を利用した経験があり、便利さを実感していましたし、営業ってかっこいいなというぼんやりした思いもあったんです。同時に、まさか新卒でいきなり人事はないだろうなと思っていました。ところが蓋を開けてみると……配属先はまさかの人事でした(笑)。
配属当初は戸惑いもありましたが、採用担当としてサイボウズの魅力や課題を再考し、発信していく事の楽しさを強く感じていました。また配属当初は意識していなかった、人に対して強い興味がある事に気づけたのは自分にとってとても大きかったです。人事をやっていると、他部門のメンバーと仕事をする機会がたくさんあります。kintoneはどんなところで使われているか、どんな風にお客様に喜ばれているか……。そんな実体験を聞く場もたくさんありました。そのうちに、お客様と直接接点を持ちたい!という気持ちが再び高まっていくのを感じました。自分たちも自社製品を活用してチームワークよく働いています。その良さを現場で伝えたいという思いもありましたね。
実は一時期、人事として他の会社へ転職するという選択肢も考えたことがあります。でも考えれば考えるほど、私はサイボウズという会社が大好きなんだと気づかされる一方でした。企業文化も、働いている人たちも、製品も好き。サイボウズ以上に興味を持てる会社は現段階では見つけられないと思い、営業部門への異動希望を出しました。
東京から大阪へ、人事から営業へ
異動希望を出す後押しとなったのは、大人の体験入部という制度でした。社内の他部門での仕事を実際に体験することができる制度で、私の場合は3週間、同期の営業メンバーに同行させてもらったり、大きな会場のイベントでブースに立たせてもらったりと、営業部門のリアルな仕事を肌で感じることができました。
勤務地についても、改めて考えることで自分のキャリアを見つめ直す機会になりました。私は滋賀県出身です。一度くらいは、ホームタウンの関西で働いてみるのもいいんじゃないか、と考えました。何かしらの形で地元に貢献したいという思いがあったし、人事時代から大阪オフィスへ出張する機会が多く、「異動するなら大阪へおいでよ」と気さくに言ってもらえたことも大きかったと思います。
こうして東京から大阪へ、さらに人事から営業へと大きなキャリアチェンジを果たしたのですが、入社してから人事しか経験しておらずITにも詳しくない私が営業としてやっていけるのか、初めはとても不安でした。それでも実際に動いてみたら、大阪オフィスの先輩や仲間たちから手厚いサポートを受けることができ、少しずつ新しい仕事にも慣れていくことができました。6年間所属した人事で鍛えられたコミュニケーション能力も強い味方になってくれましたね。
こんな風にサイボウズでは、新卒で配属された部門だけでなく、本人の希望や経験から大きくキャリアチェンジする事も可能です。キャリアチェンジには勇気が必要ですが、自分のキャリアは自分で決めるという自立にもつながったかなと思います。
場所にとらわれることのない働き方を
私が所属する大阪オフィスは人数が少なく、東京の本社のようにさまざまな部門があるわけではありません。その分、部門の役割を超えて、幅広い経験を積めるのが面白いと感じています。私自身、営業部門へ異動して、まさかラジオCMの原稿制作に携われるなんて思ってもいませんでしたから。
職種が違うメンバーと同じフロアで働けるのも楽しいですね。営業もエンジニアも同じ空間にいて、密にコミュニケーションを取りながら案件を進めています。そんな環境も大阪ならでは。普段は岡山で働いていて、週1日だけ大阪勤務するというユニークな人もいます。さまざまな立場の人の経験を聞けることで、新しい発見にもつながります。
東京と大阪、それぞれでの勤務を経験して、場所は関係ないと思うようになりました。しばらくは関西に留まるのもいいし、仕事やライフステージによっては東京に戻るのも全然アリ。どんな場所でも自分の経験を活かせると思うので、私もこれからは、場所にとらわれることなく働きたいと考えています。
私のオフタイム
コーヒーが好きで新しいカフェを開拓することにはまっています。特に京都は昔ながらの町屋を活かしたお店や新しいお店などさまざまなカフェがあり、お気に入りのカフェでまったりした時間を過ごしています。
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