人を知る

人を大事にする組織だからこそスキルアップに打ち込める

中田 雄大

Webアプリケーションエンジニア

中田 雄大

(2019年 キャリア入社)

兵庫県生まれ。大阪府立大学工学部卒業。2016年、新卒でWeb系企業に入社し、競技団体向け業務システムの開発に携わる。システム開発をする中で特に設計部分に興味を持ち、システムアーキテクトとして技術推進を担当。2019年9月にサイボウズに入社。Garoon開発チームに所属。最近はGaroonをNeco基盤(Kubernetesをベースとしたcybozu.comの新しいインフラ基盤)に移行するプロジェクトに携わっている。

「世の中を便利にしたい」がモチベーション

学生時代は、どんなことを勉強されていましたか?

知能情報工学科という学科に所属して、プログラミングなど情報系の勉強をしていました。大学に入るよりも前から、世の中のためになるような、便利なものを作りたいという気持ちがあったんです。おそらく「世界のために」とかそんなに大きなことを考えていたわけではないと思いますが、中学生の頃の日記にも「身の回りの人が便利に使えるものを作りたい」みたいなことを書いていました。

その後、新卒ではどんなお仕事をされましたか?

新卒ではWeb系の企業に入社して、スポーツ競技団体向けの業務システム開発・運用に携わりました。全日本柔道連盟とか日本卓球協会とか、そういった競技団体がお客さんとなる業務システムです。
大学で得た知識を活かせる企業に入社したいなと思って就職先を探したのですが、そのなかでも設計から運用まで携わりたくて、受託開発をしている会社に入社しました。でも、実は新卒の時はあまりじっくりとは就職活動に打ち込めなかったので、選べる範囲の中から選んで、なんとか拾ってもらったような感覚もあります。

前職に3年務めたのち、サイボウズに転職されています。転職しようと思ったのはなぜなのでしょうか?

転職前の新卒3年目には、社内で技術推進のような役割を務めていました。自分のスキルアップはもちろん頑張りましたが、社員全体のスキルアップを目指すという点で、今の状態だと少し難しいなと感じることが多くありました。また、前職は、他ではあまりないシステムの会社なので面白くはありましたが、同時に他社でも通用するスキルを身に付けるのは難しそうだなと思っていました。なので、スキルアップを大きな目的として、転職しようと考えました。

転職活動中はどんな軸や条件で就職先を探しましたか?

スキルアップが念頭にあったので、育成に力を入れている環境がいいなと思っていました。 前職は社員30人ぐらいの中小企業だったので、学べるスキルに限りがあるなと思っていましたし、自分の年齢的にもまだまだひよっこだと思っていたからです。
あとは、グローバルなサービス展開ができる企業も良いなと思っていました。前職は基本的に顧客が日本にいるので、どうあがいても国内展開のサービスだけです。海外展開しているサービスを扱う企業なら、さらに広い経験ができるのではないかと考えていました。

人を大事に育てる会社だと思えた

サイボウズについてはいつ知りましたか?また、どんな第一印象でしたか?

実は、転職エージェントに紹介されるまで知らなかったんです。妻に「サイボウズって知ってる?」と聞くと、「知ってる」と言われて驚いたくらいでした。
グループウェアの開発をしている会社だと紹介されて、そもそも「グループウェアとは?」という状態からサイボウズについて調べ始めました。調べていくうちに、「チームワークあふれる社会を作る」という理念を知ったのですが、サービスと理念が一致しているなと思いました。なので、理念を大事にする会社なのかな、という印象が強かったです。

写真:中田 雄大

選考中、特に印象に残っていることはありますか?

面接での質問の仕方が印象的だったことは覚えています。質疑応答の中で「なんで?」「どうして?」という深掘りが多かったんですよね。自分自身のことについて、改めて考えるきっかけにもなりました。
また、技術面の質問ももちろんあったのですが、スキルだけではなく人柄への関心が高い会社なのかなと思いました。「チームワークあふれる会社」という理念に紐づいて、人を大事にしてくれそうだし、逆に一人相撲をするような人だとこの会社で働くのは難しそうだなと感じました。

最終的に、サイボウズへの入社を決めた決め手は何でしたか?

先ほどお話しした条件に合っていたのが大きいです。あとは、面接を通してずっと印象が良かったんです。 人への関心が強いことが、自分にとっては良いことだと感じました。最終的に内定がもらえそうだった会社のうち、妻が後押ししてくれたのもサイボウズでした。

異動が多い組織のチームワークの作り方

中田さんは大阪から勤務されているそうですね。オンボーディングの期間はどのように業務をされていましたか?

最初の3週間は、東京オフィスで働きました。面接もほとんどオンラインミーティングでやっていたので、実際にチームのメンバーと顔を合わせて働いていたのはこの期間だけです。 入社してみると、皆さんすごく歓迎してくれました。 自分から輪に入っていこうと頑張らなくても、周りが積極的に声をかけてくれる環境でした。
4週間目からは大阪に戻って働いています。大阪オフィスにはチームメンバーがほとんどいないので、すぐにリモート中心の勤務に切り替えました。

入社後、Garoonの開発チームに所属されています。これまでの仕事の中で印象に残っていることはありますか?

Garoonの機能を半年ほどかけて改修したプロジェクトは印象に残っています。自分が入社前後に感じていた「こういう機能が足りない」「こういうところが不便だ」という点を時間をかけてしっかり改修できました。僕は人から「便利だ」と言ってもらえることにモチベーションを感じるので、このプロジェクトを通して、自分と身近なGaroonを使う開発者の方々から「使いやすくなった」と言ってもらえてうれしかったです。
プロジェクトに限らず、日々の仕事で感じているのは、やはりチームとして仕事を進めることが重要視される環境であるということです。サイボウズでは各メンバーの希望による異動が多くて、よくチームのメンバーが入れ替わったり人数が変動します。それでも、素早く動けるように知識を暗黙知にしない工夫がされていると思います。それと同時に、チームで動くためにみんなの意見を集めてすり合わせる作業が発生するので、どうしても進みが遅くなることはあります。とはいえ、最終的には多くの意見、多くの視点が集まった方が良いものができるなと思っています。

写真:中田 雄大

中田さんがチームワーク良く働くために意識していることはありますか?

チームの入れ替わりが起きても良いように、できる限りドキュメントを残すことが大事だと思っています。あとは、人にお願いしたり、一緒に作業を進めるときは相手に伝わってるかどうかを頻繁に確認するようにしています。「ここまでは知っていますよね?」「こういう前提で話しているのですが、大丈夫ですか?」と確認を入れることで、議論がずれてしまうのを防ぎたいなと考えています。
ただ、議論を活発にする組織なので、話し合いが盛り上がりすぎて結論が出ないときもあります。プログラムの書き方ひとつとっても、100人100通りの構成ができてしまう場合があります。そういう時は、チームとしての基準を設けて、その物差しに沿って議論するようにしています。
それでもどうしようもないときは、なるべく若い人の意見を取り入れようとしています。シニアと若手で議論が対立していて、経験のあるシニアの人が意見の根拠を十分に説明できず、共通認識を得られないときは、若い人の情報がそれなりに有効な可能性も高いなと思うんですよね。それに、プログラミングに関しては特に、今後そのサービスを保守していくのは若い人になるので、そういう面でも若い人の意見を取り入れるのは大事だなと思っています。

今後、サイボウズでやってみたいことはありますか?

入社時に、グローバルな仕事をしたいと考えていたので、今後は海外展開にも貢献できたらいいなと思っています。すでにGaroonは海外展開していますが、まだそこまで現地に定着はしていません。地域ごとに必要な機能や地域の特性に合ったサービスを提供できるといいなと思っています。なので、個人としては英語などコミュニケーション面での勉強もしなきゃだなと考えています。

「自分も誰かの役に立ちたい」と自然と思える会社

これまでの経験で、「サイボウズらしさ」とは何だと思いますか?

みんな勉強熱心です。毎日なんらかの勉強会が開かれていたり、たくさん本を読んでいたり、勤勉です。インプットした情報を周りにアウトプットする文化もあります。頼りきりにならないように、自分も誰かの役に立ちたいなと思えるので、より勉強する気になります。そして、懐が大きいです。どんな人でも基本的に受け入れるような雰囲気ができているのもサイボウズの良いところだと思います。

サイボウズには、どんな人に入社してほしいですか?

自分にも他人にも優しくできる人がいいなと思います。コミュニケーションをしっかり取ってくれる人が多いので、 自分の「こうしたい」「こうありたい」を主張できることが大事です。逆にそういう方が多いので、 他の人に対しての理解があることも重要です。いま、サイボウズで一緒に働いていても、そういう方が多いなと感じます。

最後に、サイボウズへの応募や入社を迷っている人に向けて、一言お願いします。

サイボウズは、やりたいと思っていることの実現を後押ししてくれる環境です。「こんなことがやりたい」「こうしたい」と提案すると、周りが助けてくれます。誰かに応援してもらいながら仕事をできる良い環境だと思います。なので、やりたいことがある方は、サイボウズに来ていただけると嬉しいです。

写真:中田 雄大

私のオフタイム

最近引っ越したこともあり、近所を妻と散歩することが多いです。大阪を中心に過ごしていましたが京都にも行きやすくなり、ちょっとした遠出も新しい場所が多く刺激があります。気分転換やリフレッシュになって良い感じです。美味しいパン屋さんを近くに見つけたので、最近よく買いに行ってます。ベーコンエピが好きです。

写真:中田 雄大
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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