人を知る

コミュニケーションの基盤は、バングラデシュで学んだ

写真:小野 加寿也

人事

小野 加寿也

(2014年 新卒入社)

佐賀県出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。 大学卒業後の2010年、青年海外協力隊としてバングラデシュに渡り、テニスコーチとして活躍。2014年、OBの縁などもあり、新卒でサイボウズに入社。営業本部にて法人営業を経験した後、現在は人事本部 採用育成部にてキャリア採用や研修の設計・実施を担当している。

卒業後、思い切って飛び込んだバングラデシュ

大学を卒業したタイミングで、青年海外協力隊のボランティアとしてバングラデシュで働いていました。バングラデシュに行ったのは、たまたま観た映画がきっかけです。学生時代はずっとテニスに打ち込んでいて、何も不自由なく生活してきましたが、地球の裏側では1日1ドル以下で暮らしている人たちがいる事を知り、「そんな世界があるのか!?」と衝撃を受けました。自分の眼で確かめたいと思い、ボランティアに応募したのが始まりです。

体育会に所属していたので、友人たちはみな商社や大手企業への内定を狙って動いていた時期に、自分は青年海外協力隊に行こうとしている。当時はこの選択に悩みました。ただ、就職後に海外に行くのは難しいと思い、まず挑戦することに決めました。行くなら今でしょ、と。 バングラデシュでの2年間でいろいろな人に出会って、価値観や人生観がガラリと変わりました。今の自分の原点になっています。

写真:小野 加寿也

日本のいいものを世界へ広めていきたい

任期が終わるタイミングで、就職について悩みました。バングラデシュが好きだったので現地の会社に就職する選択肢もある中、日本に帰ろうかと。ビジネスというフィールドでどれだけ自分がやれるのかを知りたいという気持ちがあったんです。

そんな中、大学の先輩が、サイボウズに転職することをSNSで知りました。それを機に、サイボウズを調べてみると、世界一を目指すと謳っていて、シンプルにいいなと思ったんです。バングラデシュで生活していく中で日本の良い物をもっと世界に広めていきたいと思うようになり、働くならば日本のメーカーが良いと考えたからです。日本企業がつくるグループウェアで、世界一を目指すのは面白そうと、強く興味を持ちましたね。当時は、会社説明会もYouTubeで配信していて、そこで副社長の山田のユーモアあふれる説明会を聞き、さらに魅力的に感じました。チームワークを重んじる理念にも共感し、サイボウズに入社しました。既卒ではありましたが、職歴はなかったので新卒として入社しています。

関わった人が、社内外で活躍するのを見守り続けたい

今の業務は、人事部門の採用育成チームでの研修担当とキャリア採用担当です。元々は新人時代に営業部門に配属になり、パートナー営業として活動していました。当時は、パートナー企業への営業活動がメイン業務で、サイボウズの製品を検討していただいているお客様と直接コミュニケーションを取る機会が少なかったんです。もっと密にコミュニケーションの取れる仕事をしたいと思い、人事部門に異動しました。昔から人と話すのは好きだったので、面接や研修などで相手のパーソナリティを知れるのは楽しいです。

特に今は新人研修をメインで担当しています。新人研修は入社してから7月に配属されるまでの3ヶ月間たっぷりあるので、その期間は新人一人ひとりの様子を見ることになります。研修プログラムの準備から、日々の日報を見たり、直接声をかけたり。まるで担任の先生のようです(笑)。3ヶ月もあると、発言や顔つきなど一人ひとりの成長や変化が見えてとても面白いんです。

最近は配属面談などにも携わるので研修期間だけでなく、配属後どう活躍しているのかもとても気になりますね。直接声も掛けますが、特に気になった時は配属部門のマネージャーにそれとなく聞いたりもします。つい気に掛けてしまうのですが、影で見守るくらいの存在がいいかなと。

写真:小野 加寿也

誰かのきっかけになれたら嬉しい

実はそこまで、これをやりたい!という明確な目標があるわけではありません。ただ、サイボウズで働いている人がもっと働きやすくなったり、もっと新しいアイデアを生み出せたりするようなサポートができればいいなと思っています。たとえば、自ら目標を持って進んでいくタイプの方は放っておいてもできると思うんですが、それがいきなりできない人もいる。何かちょっとしたきっかけで動きだすことができたり、考えの幅が広がったりすることがあると思うのですが、そこに自分が関われたら嬉しいなと思います。

そのために、まずは自分が相手に興味を持つことから始めて、話を聞くように意識しています。距離感も大事ですね。相手がちょうどいいと感じる距離感を察して、それにあわせて対応やサポートの仕方を変えるようにしています。これもいろいろな価値観の人たちに出会ったバングラデシュでの経験が影響しているかもしれません。これからも相互理解を大切に、仕事をしていきたいと思っています。

写真:小野 加寿也

私のオフタイム

幼少時代から大学卒業までずっとテニスをやってきました。社会人になってからはプレーする頻度は減りましたが、会社の実業団に参加していて土日のどちらかで試合に参加しています。

写真:小野 加寿也
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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