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誰に対しても公明正大に向き合う、サイボウズらしい採用活動

写真:折笠みき

人事

折笠みき

(2021年 新卒入社)

神奈川県出身。立教大学現代心理学部卒業。在学中は体育会に所属し、200名規模のチームで主将を務めた。体育会活動でチームワークについて考える中で、サイボウズと出会って理念に共感し、2021年に新卒でサイボウズに入社。人事本部の新卒採用チームに配属される。ビジネス職採用、障害者採用など、さまざまな新卒採用の業務を行っている。

部活でチームワークに悩んで、サイボウズに出会った

新卒入社ということで、大学時代のお話を聞いてもいいですか?

大学時代は体育会の活動に全力を注いでいました。ラクロスで日本一を目指していて、部員数も200人を超える本格的な部活でしたね。私は主将を務めていまして、「上手く組織を運営するには」「チームワークを良くするには」と常に考えていました。そのチーム活動の経験がサイボウズへの入社にもつながっていると思います。

200名を超える部活をまとめるのは、どういったところが大変でしたか?

ラクロスは1チーム10人のスポーツなので、部員が200人いたら190人は日本一を目指す試合には出られないんです。なので多くの部員にとっては、日本一を目指す試合に出場する以外で「チームに所属するモチベーション」が必要になります。試合以外にも「自分の個性を発揮して輝ける場所がある」と一人ひとりに感じてもらうのが難しかったですね。

部活動に集中されている中で、どんなきっかけでサイボウズを知ったんですか?

大学3年で主将になったときに、チームワークやリーダーシップについて調べていて、サイボウズが運営している『サイボウズ式』というメディアに出会いました。「そもそもチームワークって何だろう」「私が貢献できることって何だろう」という私の悩みに対するヒントが、たくさん詰まっていたんです。「チームワークとは何か」をちゃんと定義しているのが衝撃的でした。

大学3年生の頃にサイボウズを知ったとのことですが、それから就職活動はどのように進めていましたか?

サイボウズが第一志望で、ほとんど他の企業は受けていませんでした。掲げている理想と事業や風土との一貫性にビビっときたので、そこに一直線で行こうと。

恥ずかしながら、就活が始まる前は働くこと自体にマイナスイメージを持っていたんですが、サイボウズを知ってからは自然と前向きな気持ちになっていました。「部活動のチームをまとめるのとは違う、自分の所属する組織以外にもチームワークを広める仕事ってどんな風なんだろう」と興味が強まっていきましたね。

サイボウズの選考で印象に残ってることはありますか?

まず選考結果の連絡が本当に早かったです。就職活動中も部活動を行っていたので、時間を取られたくない、待つ時間がもったいないと思っていたので助かりました。

私がリラックスして取り組めるように、面接官の方が穏やかな雰囲気を作ってくれたのもよかったです。「経験や思ったことをそのまま話してくれれば良い」というスタンスでいてくれて。今までやってきたことを素直に喋ればいいんだと気持ちが楽になりました。

写真:折笠みき

入社して直面した、「自立」を求められる厳しさ

理念に強く共感して入社されたと思うのですが、実際に入社してみてギャップを感じることはありましたか?

サイボウズには「自立と議論」という文化があって、正直この「自立」が思ったより厳しいなと感じました。入社してすぐに自分の意見を求められるんです。一緒に研修を受けているエンジニアの同期は実務に近い経験を持っている人も多かったので、みんな自立して考える力が強くて。それと比べて私は何ができるんだろうと落ち込みましたね。

そうした厳しさに直面してから、どのように立ち直ったんですか?

研修でも業務でも「初めてのことや知らないことがあって当たり前じゃないか」と思えるようになったのが、ひとつのきっかけです。先輩たちも2回3回と同じ業務を繰り返して、段階を踏んで経験していってるんだと。実際に先輩たちからも1年目はやっぱり大変だったという話を聞いたり、いろいろと助言をいただいたりして、初めての自分を受け入れることができるようになりました。

オンボーディング期間で、他に印象に残っていることはありますか?

一般的なビジネス知識を学ぶ研修もあるんですが、やっぱり理想への共感や文化の理解に関する研修は手厚いなという印象を受けました。各チームの社員の方から話を聞いて質問していくことで、サイボウズの理想や文化を自分たちが体現していくにはどうすればいいか、より身近に体感しながら理解できたのがよかったです。

その後オンボーディングが終わって、人事本部にはどのような経緯で配属されたんですか?

私は周りの同期と違って、自分のやりたいことがわからないタイプだったので、なんとなく最初は営業と人事で迷っていました。ただ過去の経験を振り返ると、近くにいる人と話すのが好きでモチベーションになっていたので、それなら組織の中の人と仕事をする人事がいいのかなと。

サイボウズには「今後のキャリアは最初の配属だけでは決まらない」という考え方があったので、そこまで重く考えることもなく、ひとまず身を置いてみてわかることもあるだろうと思って決めましたね。

写真:折笠みき

いろいろな視点が求められるから、採用は難しくて面白い

人事本部の新卒採用チームに配属されて、最初はいかがでしたか?

私が配属されたときは「やってみて学ぼう」という方針で、まずは面接に同席したり、議事録を書いたり、実践させてもらうことが多かったです。

学生の気持ちを理解することに関しては、最も近い立場にいるので自信を持ってやっていました。一方で入社1年目のときは、まだまだ会社について理解しきれていなかったので、堂々とサイボウズの社員として話すことには怖さを感じていた部分もあります。

会社の代表として話す怖さを乗り越えるために、どんなことをしましたか?

サイボウズは社内のkintoneに情報があふれていて、みんなの投稿を見れば会社の状況や文化がわかるんです。なので特に新人の頃は、社内のkintoneに流れている情報に目を通すようにしていました。分報を見て「この人はこういう仕事をしているんだ」と知ったり、本部長会の議事録を見て「会社は今こういうフェーズにいるんだ」と徐々に理解していってましたね。

あと新卒採用チームは「わからないことはわからないと言ってね」というスタンスなので、悩んだときは先輩を頼っていました。

入社2年目以降だと、業務に対する感じ方は変わりましたか?

面接や会社説明などは、ある程度は経験を積むことで慣れていく業務だと思っています。一方で、今度は採用戦略や採用目標の策定に難しさを感じるようになりました。もっと自分の視座を上げていかないと、どういう組織を目指していきたいのか決めることができないと痛感しましたね。

仕事のやりがいや面白さは、どういった部分にありますか?

いろんな視点を持って動けるところです。全体に認知してもらうマーケティング的な仕事もあれば、個人に寄り添う仕事もある。大人数に対して話す機会も、1対1でじっくり話す時間もある、なおかつ組織の戦略を考えるような役割もできる幅広さは、この仕事の面白い部分だと思います。

採用の仕事では、どんなことを意識していましたか?

誰に対しても公明正大で、誠実に平等に対応することです。学生のときから、サイボウズは透明性が高く、外に出ている情報と社内の実情に一貫性があるように感じていたので、その点は採用担当者になってからも常に意識しています。

また周りの人を巻き込む力も、採用担当者には必要だと考えています。自分の言葉で相手の心を動かすために、自分の強い思いを伝えることや、その人の思いに共感していると真剣に伝えていくことを、とても大事にしています。

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現場の社員と協力して、ありのままを見せるサイボウズらしい採用

これまでの経験で、どんなときに「サイボウズらしいな」と感じましたか?

採用のイベントや面談などで社員に協力してもらう機会が多いのですが、これまで私から具体的に「こう聞いたらこう答えてください」などと伝えたことはないんです。「社員の皆さんが感じていることをそのまま話してくださいね」とお伝えしているので、おそらく本当にそのままの姿が学生さんにも届いていて。そのように隠さず正直に見せていくところは、サイボウズらしいなと思います。

いろいろな社員と協力しながら採用活動を進める中で、気をつけていることはありますか?

たとえば社員にイベントの登壇を依頼するとしたら、イベントの目的や期待している効果まで詳細に伝えるように意識しています。その内容に共感してもらって、自らやりたいと思ってもらえるようにするのが我々の役割なのかなと思っているんです。部活をやっていた学生のときは、自分の考えに共感してもらうためには熱量を込めて伝えることが重要だと思い込んでいました。ですがサイボウズに入社してからは、論理的に理由や背景を説明することが必要だと学び、しっかり言語化して説明するように変わりました。

あとは採用担当からお願いするだけではなく、社員から「こんな人がチームにほしい」「こういうイベントをやりたい」といった意見をもらって行動に移すことも意識しています。

ここまでポジティブな話を多くお聞きしましたが、その一方でサイボウズに何か課題は感じていますか?

サイボウズも昔に比べて組織の規模が非常に大きくなったので、これまでの文化を維持し続けるのか、新しい形に変えていくのか、改めて向き合う必要があるように感じています。人数が増えたからといって共感が弱くなるわけではないですが、人によって解釈の幅はどんどん広くなっていくと思います。

さらに海外の拠点にも文化をどう伝えていくのか、国外も含めた組織全体でどれくらい文化への理解度を担保すべきか、といった点も課題ではありますね。

折笠さんとしては、今後やっていきたいと考えていることはありますか?

いずれ変わる可能性もありますが、私自身やりたいことが明確にあるタイプではないんです。サイボウズには「やりたいこと」をしっかりと持って行動している人が多いと感じているので、それに悩んだ時期もありました。ただ先輩から「やりたいことよりも、やるべきことをやっていった先に自分の役割が見えてくることもある」という意見をいただいたときに、考えが変わりました。やりたいことを明確に持っていなくても、自分が貢献できる場所を見つけてみようと。

サイボウズでは個人のキャリアを考えるときに「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」の重なりを大切にしているのですが、私のように「やりたいこと」が小さいタイプがいたり、それぞれの比重は人によって違っていいのではないかと思っています。

私のオフタイム

島に旅行にいくことや、キャンプをすること、山や川にいくことが大好きです。休日は、自然に癒されてます!焚き火を見ながら飲むビールは、最高です。

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  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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