QAエンジニア
斉藤 裕希
(2022年 キャリア入社)
北海道出身。小樽商科大学商学部でマーケティングを学び、かねてより興味を持っていたIT業界に未経験で飛び込み、プログラマーとしてキャリアをスタート。数回の転職を経て2022年にサイボウズ入社。QAエンジニアとしてサイボウズ Officeとメールワイズを担当。
2024年11月に公開
“今より良くしたい”という思いに共感
サイボウズに入社するまでの経歴を教えてください。
新卒で入社したのはIT企業で、プログラマーとして働いていました。就活の軸としては「2つの実現したいこと」を考えていて、1つは「常に勉強し続けられる仕事に就く」こと、もう1つが「IT企業で新しいことに挑戦する」ことだったんです。プログラミングは未経験だったので、入社してから必死に勉強しましたね。この1社目でテスト業務を経験して「宝探しみたいで面白いな」と感じたのは、今の仕事にもつながっているかもしれません。
一方で、大学卒業を機に始めた東京暮らしに刺激されて、ずっと夢だった好きな音楽に関わる仕事を一度はしてみたいという思いが膨らみ、入社して3年でCDショップに転職しました。そこで好きな仕事ができて満足はしつつも、あまり社内のIT化が進んでおらず、「まだまだ世の中の会社には無駄が多いんだな」「もっと効率化できるのにな」「自分だったらこうするのに」と感じることも多くありました。
年齢的にも、そろそろ何かのプロフェッショナルになって1つの道を極めたいという思いが芽生えてきて、改めて将来のキャリアを考え直すようになったんです。
それでサイボウズへの転職を考えられたのですか?
いいえ、その時点では明確に転職までは考えていませんでした。ただ自分のキャリアを考えるために、採用系のウェビナーなどにはよく参加していました。そんな中、あるウェビナーにサイボウズのQAエンジニアの方々が登壇されていて、気持ちが動いたんです。
登壇されていたお二人は、とても楽しそうに働かれていた上に、「今より良くするためにはどうしたら良いか」を常に考えて行動しているような印象を受けました。私も仕事をしていて「こうしたら良いのに」とよく考えるタイプなので、「こんな人たちと一緒に働きたい!」と強く感じたのを覚えています。
ちょうど、その時期にサイボウズではQAエンジニア職を募集していて、プログラマー時代にテスト業務が好きだったことも思い出し、「サイボウズでQAのプロフェッショナルを目指そう」と選考を受けました。
QAとして製品に深く向き合える
入社する前と後でサイボウズの印象は変わりましたか?
外から見ていた時よりも一層、みんなが楽しそうに働いていると感じます。多趣味だったりプライベートも仕事も楽しんでいる方が多いです。
また、私が入社した時点でサイボウズはそれなりの組織規模でしたが、これまでイメージしていた大企業とは違う印象を受けました。アルバイトなどで大企業の中で働いた経験からすると、どうしても人数が増えるほど一人ひとりのモチベーションはバラバラになるものだと感じていました。サイボウズではそれがなくて、「製品がより良くなるために」とみんなが同じ方向を目指して行動しているように感じたんです。
一方で、サイボウズでのQAエンジニアの仕事は思っていた以上に範囲が広く、良い意味でギャップを受けました。テストだけでなく、いろいろな製品開発に関わるミーティングに出席したり、リリース作業に関わったりします。担当範囲が広がって責任が大きくなったぶん、やりがいも強く感じられるようになりました。
他にサイボウズのQAエンジニアの特徴として感じたことはありますか?
リリースに対する考え方が違うと感じます。どんなことよりもリリース日を優先する会社もありますが、サイボウズではリリース日を延ばしてより良いものができるのであれば延期を議論することもあります。
なのでリリース日に追われることなく、製品の細かいところまで深く向き合うことができます。「使いづらいからちょっと直してほしい」と細かいところまで詰めることができます。まだ私はリリース日を決定できる立場ではありませんが、議論や決定に必要な情報を、できるだけ全部洗い出すことを目指しています。
サイボウズで周囲を頼れるようになった
サイボウズに入って「自分が変わった」と感じることはありますか?
周囲の人を頼れるようになりました。以前の私は、他の人が忙しくしている様子に気後れして、誰かを頼ることが苦手でした。ところがサイボウズでは、話しかけづらさがなく、どんなに忙しくても私が遠慮しないようにしてくださる方ばかりです。
相談や質問をした時に断られたことはなく、むしろ1を聞いたら10の答えが返ってくる。そんな先輩方に感謝を示すためにも、私が成長した姿を見せて何かチームに還元したいという気持ちが強くあります。
サイボウズらしさとはどんなことだと思いますか?
困っている人がいたら、みんなで助けるところです。面倒見のいい人が多く、みんなで助け合って成長しているのが、サイボウズだと思います。
たとえば私は、サイボウズの知名度を上げたり、QAエンジニアの面白さを広めたりするために、外部イベントの登壇に挑戦しています。しかし、すぐに結果が出るものではないので、「本当にやっている意味があるんだろうか?」と悩んでしまった時期があったんです。そうした気持ちを社内の方に話すと、必ずポジティブな言葉をかけてくれて、前に進めるよう背中を押してくれました。
製品が好きで、チームも大好き
サイボウズのどんなところが好きですか?
まず、サイボウズOfficeとメールワイズという担当製品が大好きです。ITが得意ではないユーザーでも簡単に操作できるシンプルさがありながら、「そんなことまで設定できるの?」と驚くほど細かな機能もあって、すごく親切な製品だと感じています。
製品に愛を持ってQAの仕事ができているのはすごくありがたいことだなと思いますし、だからこそ製品をたくさんの方に快適に使ってもらうためにできることは何でもやりたいと考えています。
一緒に働いているチームも大好きです。チームメンバーは私とは全然違うタイプなので学ぶことや刺激を受けることがとても多く、同時に違うからこそ私が力になれる部分もあるのがうれしいです。それぞれが役割分担しながらチームで上手く仕事が進められるようにミーティングや改善活動を繰り返してきて、チーム作りの楽しさも体験させてもらいました。
サイボウズにはどんな人が向いていると思いますか?
その時々に大切なことを見極め、自ら仕事を取りにいける方が向いていると思います。またプロジェクトというのは思い通りに進むことのほうが少ないので、イレギュラーなことが起きた時に、どうしたらいいか自分で考えて改善に向けた行動ができることも大事です。
本来の私は内向的な性格で、QAチームのメンバーも全体的におとなしくて控えめな方が多いです。一方で、みんな譲れないものや大切にしたいことをしっかり持っています。サイボウズは、ガンガン表に出る人じゃなくても、そうした一人ひとりの思いが周囲にちゃんと伝わる会社だと思っているので、必ずしも積極的な性格でなくても、自分の中に芯がある人は向いていると思います。
私のオフタイム
昔から女性アイドルが好きで、推しのライブは定期的に行っています。関西などに遠征することもあります。またクラフトビールも好きなので、クラフトビールのフェスもよく行きます。東京はクラフトビールのお店が多いので飲みに行くことも多いです。
- インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。