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他社では経験できない仕事と風土がここにはある

写真:sat(武内 覚)

インフラ刷新プロジェクト Neco 開発者

sat(武内 覚)

(2018年 キャリア入社)

兵庫県出身。姫路工業大学(現 兵庫県立大学)大学院工学研究科物質系工学専攻修士課程修了。 2005年に入社した富士通株式会社において、エンタープライズ向けLinuxの開発、サポートに従事。2017年に技術顧問としてサイボウズにジョイン。2018年からは正社員としてcybozu.comのインフラ刷新プロジェクトNecoの開発に携わり、分散ストレージシステムCephの調査、開発に従事。プライベートでは、Linuxカーネルに関する著作の執筆や雑誌への寄稿を手がける。

2018年12月に公開

自由で、楽しそうな会社

元々はIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催するセキュリティ&プログラミングキャンプ(現セキュリティキャンプ)がきっかけで、サイボウズラボの方と出会いました。自由で、楽しそうに働いていて、「面白い会社だな」と思ったのが第一印象。その後、いろいろなご縁があり、「技術顧問になりませんか?」とお誘いいただき、ジョインしています。

最初は技術顧問として月に20時間程度、技術的な相談に対してお答えする業務をしていました。しかし、社員の皆さんがインフラ基盤の開発をする姿を近くで見ていて、その業務自体に深く貢献したいという想いが徐々に強くなっていきました。私は石川県に住んでいて距離の問題と、他の活動との兼ね合いでフルタイムでは働けない制限もあったので正直、勤務条件が厳しかったんです。でも、選択型人事制度があるから素直に条件を伝えてほしいと言われて、難しいだろうなぁと思いながら出した条件が、全部通ったんです(笑)。驚きましたが、だったらやらせてもらおうと、今ここにいます。

サイボウズのメンバーは、技術的に興味が深い人が多いですね。知識をつけることに貪欲で、学びを吸収するスピードがものすごく早いというのが驚きでした。情報がとてもオープンなところにも、非常に興味を持ちました。

写真:sat(武内 覚)

他社では経験できない大規模インフラ構築

今はインフラ刷新プロジェクト Necoのうち、ストレージ部分の開発を担当しています。サイボウズでは、クラウドサービスを支えるインフラ基盤を自社で開発していますが、古くなったり、非効率になったりしている部分があります。それを刷新するプロジェクトがNecoです。その中でも、データを保持する分散ストレージシステムCephの調査やプロトタイプの制作をしています。運用管理が容易で、かつスケールアウトするストレージシステムをつくることがミッション。

普通、インフラ部分はAmazonやGoogleなどのベンダーに任せて、その上にソフトウェアをつくる会社が多く、インフラから自社で開発している会社はかなり少ないんです。だから自社の比較的大きなインフラ構築に携われる機会は貴重で、やりがいを感じています。

私は、インフラ基盤の一番根本のところでこれまでずっと仕事をしてきました。いろいろやっているうちに、上のレイヤーにも関わりたいなと思っていたところ、今の仕事に出会えたのでとても感謝しています。

写真:sat(武内 覚)

仕事の概念が変わった組織風土

入社してみると、サイボウズには面白い組織風土がありましたね。たとえば、これまでプログラミングはとても孤独な作業だと思っていましたが、今では3人1チームでモブプログラミングを行なっていて、3人の知識をあわせて取り組むんです。3人でやるから、成果が3分の1になるわけではなく、3人別々で動くよりも成果が出ていると感じています。一人で悩んだりすることがなくなりましたね。まさにこれがチームワークだなと。これまでは黙々と個人でプログラムを書いていたので、正直最初は戸惑いました。今でもチームの進捗報告や情報共有をつい忘れて没頭してしまうこともあるので(笑)。ここは気をつけていきたいと思います。

また、組織も良い意味でフラットです。マネージャーはいて、マネジメントをするのですが、上から指示したりすることはない。あくまで役割で、偉いわけではないという雰囲気ですね。プロジェクトリーダーも、リーダーが決めてメンバーが決定事項に従うわけではなく、一番いいものをみんなで議論して結論を出していくスタイルです。上下関係はあまり感じないんです。

写真:sat(武内 覚)

ソフトウェアの魅力を、世の中へ広める

趣味でもあるのですが、私はとにかく技術が好きでハードウェアに近いもの、とくにカーネルというソフトウェアの魅力について、すべてのITエンジニアに知ってもらいたい!という想いがあります。

コンピューターは複雑な階層に分かれていて、優秀なアプリケーションの開発者でも、ハードウェアに近い部分については全然理解できていないことが多いです。ここさえ理解すれば、もっと良いアプリケーションを作ることができるのにと、もどかしく思うことは昔からありました。知ることで絶対に面白くなるし、世の中をもっと良くできると感じています。今は書籍や雑誌の記事という形で実践していますが、ゆくゆくは何らかの形で規模を大きくできればと考えています。

私のオフタイム

ソフトウェアの中でもハードウェアに近いもの、とくにカーネルというソフトウェアについての魅力をあらゆるITエンジニアに知ってもらおうとする活動をしています。例えば、書籍を執筆したり、雑誌に記事を連載したりしています。

写真:sat(武内 覚)
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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