人を知る

製品の活用法を伝えるためなら、講師から動画編集まで何でもやれる面白さ

写真:Teru

テクニカルトレーナー

Teru

(2020年 キャリア入社)

東京都出身。大学時代にアルバイトで学習塾の講師を始め、卒業後も含めて合計10年間、塾講師として務める。塾でkintoneの導入に関わったことから技術に興味を持ち、プログラミングの学習を始める。2020年にサイボウズにキャリア入社。システムコンサルティング本部エンジニアリレーション部のテクニカルトレーナーとなる。

2022年1月に公開

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もっと多くの人を救いたくて、塾講師から転職

サイボウズとの出会いを教えてください

大学時代に塾講師のアルバイトをしていて、その職場に導入されていたGaroonを使ったのが最初の出会いです。卒業後も塾で働いていて、自分の教室でkintoneを導入して使っていくうちに、どんどんサイボウズの製品が好きになっていきました。

ある時、製品のファンとして「サイボウズDays」というイベントに行ってみたんです。そこでサイボウズの魅力的な職場環境と、テクニカルトレーナーという仕事について初めて知って、すごく興味を持ちました。

何年も続けた塾講師から、なぜサイボウズに転職しようと思ったんですか?

僕は自分のことより他人のために本気を出せるタイプで、塾講師という仕事は性格的に天職だったと思います。ただ塾講師をしていて、ずっと抱えている葛藤がひとつありました。それは目の前にいる生徒しか救えないということです。

テクニカルトレーナーも、勉強会などで教える人数としては塾講師とそこまで変わりません。でも、受講した人が会社に戻って同僚に教えたり、それで会社のシステムがより良くなれば、もっと多くの人が救えるんじゃないかと可能性を感じたんです。より多くの人を救う道を選ぼうと思って転職を決めました。

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勉強会の講師から動画編集まで、何でもできる

サイボウズに入社されてからは、どんな仕事をしているんですか?

僕が所属するエンジニアリレーション部は、「多くのITエンジニアに、サイボウズ製品を使いたい・提案したい、​サイボウズ製品でソリューションを作りたい、サイボウズ製品と連携したいと思い、行動してもらう」という2つのミッションを掲げています。テクニカルトレーナーは、個人の技術者やパートナー企業向けに、サイボウズ製品の魅力と活用方法をわかりやすく伝えていくのが仕事です。僕は現在、3つのプロジェクトに参加しています。

もともとエンジニアリレーション部には「devCamp」と「cybozu developer network (devnet)」という2つのチームがありました。

devCampは、リアルでカスタマイズを学びたい人向けで、kintoneカスタマイズ勉強会の企画運営が中心です。僕は勉強会の企画・運営・講師を担当しています。

devnetは、オンライン(Webサイト)で学びたい人向けで、技術者向けサイトのプロジェクトです。こちらで僕はサイトに掲載する技術記事やチュートリアルの制作とチェックをしています。

そのリアルとオンラインの中間として、動画で学ぶ方法として生まれたプロジェクトが「kintone Tech Channel(キンテク)」 です。僕は動画の出演と編集をしています。ほとんどYouTuberみたいな感じですね(笑)。

どのプロジェクトも目的は同じで、手段が異なるという感じです。 自分で教材を作るところから、実際に教えるところまでやるというのは、塾講師でやっていた仕事と近いかもしれませんね。

仕事の面白さは、どんなときに感じますか?

一番は、勉強会の講師をやっていて、受講者の方から反応が得られたときですかね。講義中は反応が見えにくいオンライン勉強会でも、終了後のアンケートで感想をもらえると嬉しいです。でも、やっぱりリアルで勉強会を実施したサイボウズDaysは面白かったですね。今はオンラインが中心なので、より感じることなんですが、真剣にうなずいていたり、急に笑顔になったり、そういった受講者の方を直接見ると、「この仕事をしていて良かったな」という実感が湧きます。

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誰でも好きなプロジェクトに参加できる、自由な組織

エンジニアリレーション部は、どのような組織なんですか?

チームでは分かれていなくて、プロジェクト単位で動いています。ひとつのプロジェクトあたりの人数は5~6人くらいで、プロジェクトは興味があれば誰でも参加できます。もちろん、ひとりが複数のプロジェクトに参加するのもOKです。たまに別の部門からメンバーをスカウトすることもありますね。みんな何かしらプロジェクトを兼務している、というのはエンジニアリレーション部の特徴かもしれないです。

面白いのは、プロジェクトの中では明確な役割が決まっているわけではなく、僕のように自分で講師もして教材も作る、といったマルチプレイヤーが多いこと。なんでもやってしまうんです。部内にもミッションのために「やろうと思えば何でもできる」という雰囲気があって、新しくプロジェクトを始めるハードルがすごく低いんですよ。自分がやりたいことも実現しやすいし、他の人がやりたいことも知りやすい。それがエンジニアリレーション部の好きなところですね。

プロジェクト単位でもチームワークよく働くために、工夫されていることはありますか?

兼務も多いので、あえて細かく担当を分けないようにしています。たとえば、お問い合わせがあったときに、誰が対応するかは決めていません。担当を決めたほうが効率的かもしれませんが、僕たちは最も早く対応できる人がやるという形をとっています。自然と当たり前に、みんなでやるよねという空気ができていた気がしますね。そうすると、「あっ、〇〇さんが対応してくれたんだ」と気づけて、チームメンバーへの感謝が生まれやすくなるんです。

写真:Teru

何でもできる部署だからこそ、自分の軸を持つのが大事

どんな人が、テクニカルトレーナーに合うと思いますか?

人に教えるのが好きとか、誰かのために努力できる素質が、前提として必要だと思います。その上で、いろんなことに興味を持てる人が、より合っているのではないでしょうか。

一方で、何でもできる部署だからこそ、本当にやりたいことを見失いやすいという難しさもあります。やろうと思えば全部のプロジェクトに参加できるので、仕事を取捨選択するための基準が必要です。なので、何かひとつでも自分の軸や、大きな目的を持っている人だといいですね。

写真:Teru

製品に関する教育知識のプロ集団を作りたい

Teruさんの、今後の目標を教えてください

個人の目標としては、マネージャーになりたいと思っています。他人の行動や感情をくみ取るのが得意なので、その特性を活かせる仕事がしたいです。

部署としては、教育コンテンツの一元化を目指しています。現状だと、エンジニアリレーション部は個人向け、他の部署はパートナー向けなど、ターゲットごとに別々の部署が教育コンテンツを作っています。でも、伝える相手が違うだけで、内容が近しいこともあるので、それをひとつにまとめたいと思っています。

製品に関する教育知識のプロ集団が社内にいて、そこに他の部署から「〇〇向けの教育がしたいんだけど」と相談が来るイメージです。もし実現すれば、システムコンサルティング本部の組織体制がガラッと変わるので、ワクワクしますね。

私のオフタイム

子どもの頃からプロ野球が好きで、阪神タイガースの熱狂的なファンです。 試合結果で翌日のテンションが左右されることもよくあります。 球場でビールを片手に観戦するのが最高なので、全国観戦ツアーをしたいと思っています!

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Teruさんとやりとりが多いチーム

devnet運営チーム

サイボウズ製品の技術情報を提供する「cybozu developer network(devnet)」を運営しているチームです。最新の技術情報やTips記事の執筆、開発者ライセンスの管理などサイト運営に関わるすべてを管理しています。僕は、devCampで教える内容とサイトの内容に乖離が生まれないように調整する役割を担うことが多いです。

Tech Promotionチーム

技術力の高いエンジニアに、kinotneを認知してもらうことを目的としたチームです。外部イベントへの登壇や協賛、講師など「エンジニアがいる場所ならばどこへでも行く」をモットーに幅広く活動しています。僕は、登壇や講師活動など活動内容が似ている部分でサポートに入ることがあります。

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  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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