職場を知る

コミュニケーション方法

サイボウズがコミュニケーションにおいて大事にしている考え方や、コミュニケーションを促進するための取り組み、制度をご紹介します。

コミュニケーションにおいて大切にしていること

サイボウズでは社内のコミュニケーションを円滑にするために、①情報をオープンにすること ②心理的安全性を確保すること ③監視をあまりしないことの3点を大切にしています。

1. 情報をオープンにすること

資料や情報を一人の手元にため込まず、部門を超えたメンバーも閲覧できる状態で保管しています。また、意思決定のプロセスも可能な限り公開するようにしています。このように徹底した情報共有でメンバー間や働く場所の違いによる情報格差をなくし、権力差や対立が生まれにくい環境を作っています。

2. 心理的安全性を確保すること

「周囲から反応してもらえる」という安心感を全員に持ってもらうことで、発言しやすく、活発なコミュニケーションが生まれる空気を保っています。具体的には、メンバーの発言や書き込みに対して「いいね!」やコメントを返したり、関連する情報を積極的にこちらからシェアしたり、何らかのリアクションを心がけるようにしています。

3. 監視をあまりしないこと

特にリモートワーク環境においては、お互いの様子がわかりにくく、マネジメントの観点から過度な監視を求めがちになります。しかし、常に監視している状態はマネジメントする側にもされる側にもストレスになるため、サイボウズではPC操作や勤務状況の報告などは強制していません。

そのかわり、メンバーが自分の状態や作業状況をあくまでも自主的にシェアすることで、お互いの様子がオンライン上でも感じ取れるようにしています。

関連ページ:「メンバーの様子が分からない」──テレワーク時代におけるマネジメントの勘所 | チームワーク総研

コミュニケーションに関する取り組み

ゆるやかなコミュニケーションを通して、部門や拠点を超えた信頼関係を築き、仕事での連携もスムーズに行える環境を整えています。

ザツダン

ザツダンとは、マネージャーやチームメンバーと1対1の面談の場です。一般的な企業の1on1と形式は近いものの、内容はその名の通り雑談で、仕事の話はもちろんのこと、プライベートの状況など何でも自由に話すことができます。

ルールや制度として設定されているものではないので、実施頻度も週1回から月1回など人によって異なり、基本的には本人の希望で日程を決めています。

最近はチームメンバーだけではなく、他部門のメンバーとのザツダンも当たり前になってきています。リモートワークを活用するメンバーが増えてからは、コミュニケーション不足から生まれる問題を解決する場としても積極的に活用されています。

関連ページ:雑談は仕事です──コミュニケーションの悩みを解決するたった1つの行動 | チームワーク総研

関連ページ:【無料公開】「テレワークで部下が何しているかわからない問題」はザツダンで解消できる──『最軽量のマネジメント』第3章 | サイボウズ式

分報

分報とは、各々思いついた時に書き込むというSNSに近い形式で運営されている、社内グループウェア上の個人タイムラインです。

書き込まれる内容は作業の進捗や仕事で困っていることから、休憩の報告やぼやきに近いものまでと幅広いのが特徴です。気になった記事のシェアや自分用の作業ログなど、使い方も人によって違います。

各メンバーの分報は誰でも見てコメントができる状態なので、あるメンバーの悩みに対して別のチームの上司がアドバイスをしたり、複雑な手続きについて担当部門からレクチャーが届いたり、部門や拠点を超えた交流が生まれています。

メンバーが自分の状態を積極的にシェアすることで、オンラインでもお互いの様子を掴みやすくなるというメリットもあります。

写真:社内のkintone上で運営されている、分報の画面キャプチャ。各社員が思い思いの内容を書き込んでいる。

kintoneの通知画面。分報にルールはなく、業務の進捗報告や気軽なつぶやきなど、さまざまな使われ方をしています。

関連ページ:テレワークとデジタル化で働きやすくなったと思いきや… 雑談を失った私たちに必要とされる分報とは? | ログミーBiz

ざつだんスペース

読書や音楽などをテーマに交流できるオンラインスペースがあります。テキストベースで、趣味の合う仲間とマイペースに交流できます。

写真:社内のkintone上で運営されている、ざつだんスペースの画面キャプチャ。「サイボウズミュージック」というタイトルで、音楽をテーマに交流している。
写真:社内のkintone上で運営されている、ざつだんスペースの画面キャプチャ。社員が音楽をおすすめしている。

拠点内交流イベント

所属オフィスごとに、コミュニケーション促進チームが主催する、リアルでのランチ交流会を開催しています。
カジュアルな雰囲気で同じオフィスの他部署のメンバーと知り合うことができます。

「社内イベント」について知る

コミュニケーションを支援する制度

ざつだん班

参加希望の方を集め、毎回固定のメンバーで週に一度15分間の雑談を約3ヶ月間、業務として続ける形で実施しています。普段の業務ではあまり関わることがないメンバーで構成されており、各班4名程度となっています。

"勤務時間内"の雑談を推奨する取り組み、サイボウズの「ざつだん班」とは?

部内イベント費

お財布事情を気にせず 誰でも部内イベント (歓送迎会/打ち上げなど)に参加しやすくするために、部門やチームなどで懇親会をした場合は半期に1人5,000円(税込)の費用補助が受けられる制度です。

部内イベントの写真

仕事Bar

業務上必要なヒアリングや会議、懇親会などの場で、1回の開催につき1人1,500円(税込)まで飲食費の補助が受けられる制度です。飲食を活用して業務上のコミュニケーションの質と量を高めることを目的にしています。

お誕生日会

同じ誕生月の人が集まって食事会を開催した場合、1年に1回1人3,000円(税込)まで飲食費の補助が受けられる制度です。部門を超えた新たなコミュニケーションの機会を創出することを目的にしています。

部活動

本部を超えたメンバーで交流し、コミュニティを形成することを目的に、継続的な活動を支援する制度です。半期に1人5,000円(税込)まで費用の補助を受けられます。

イベン10

部門を超えたメンバーでイベントを開催する際、1人2,000円(税込)を上限に飲食費の補助が受けられる制度です。業務に関係のないテーマでイベントを開催する時にも使えるので、多様で幅広いコミュニケーションの促進にも繋がっています。新卒入社メンバーとキャリア入社メンバーの交流会や、多拠点からの出張者の歓迎会などで活用されています。

GCB(Global Connection Booster)

海外拠点からの出張者と懇親会をしたとき、1人3,000円(税込)を上限に飲食費の半額を補助してもらえる制度です。

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