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0→1の環境で考え抜き、改善を形にする。 視野が広がるQAの成長環境

福元 春輝

QAエンジニア

福元 春輝

(2022年 新卒入社)

自社グループウェア「Garoon」のNeco移行プロジェクトを担当するTsukimiチームでQA業務を担当。入社直後から既存テストの改善活動に取り組み、自動テストの効率化や安定化を推進。2023年よりテストマネージャーも兼任し、テスト計画の設計やリスク分析等、品質保証の中心的役割を担っている。

2026年3月に公開

入社直後から裁量を持てる。品質を守るだけでなく、プロジェクト全体を設計するQAの役割

2025年12月現在の業務内容を教えてください。

QAエンジニアとして、プロダクト開発プロジェクトにおける既存テストの改善活動や、グループウェア領域のテストマネージャーを担当しています。
入社後は半年ほどの研修を経てSpicaチームのQAとして配属され、まずは既存のテストフローを一通り把握するところから始めました。その中で、既存の運用が理想とされる効率的なテストフローと比べて、いくつかの点で乖離していることに気づいたのです。

サイボウズでは、単に「改善したい」と伝えるだけでなく、「どのように変えれば、どんな効果が見込めるのか」をシミュレーションしたり、参考となるデータや事例を示したりしたうえで提案することが求められます。そのハードルは理解していましたが、それでも十分に改善できる余地があると判断し、フローの改善を自ら提案しました。

結果として改善の一部が進み、今まで手動で行っていたテストの運用時間が削減できたのです。これにより、開発者が別の作業にかけられる時間が増えました。現在は自動テストの改善活動を進めることで、チーム全体の作業ペースが向上させられるよう取り組んでいます。

他にもテストマネージャーとして、テストプロセス全体の企画立案や設計も担っています。まずはユーザーの使い方を想定し、不具合が起きやすい箇所を洗い出します。そのうえで、技術的な観点も踏まえながら、限られた期間の中でどこまでテストを行うべきか、優先順位をつけつつ計画を設計。加えて、開発者や他チームとも積極的に連携し、リスクの高いポイントや知見を取り入れながら、最適な進め方を合意形成していきます。こうした調整を通じ、プロジェクトを計画通りに進めることもテストマネージャーの重要な役割です。

数ある会社の中で、サイボウズに入社を決めた理由は何ですか。

就職活動を進めるうちに、「多くの人の生活の中で当たり前に使われているものに関わり、広く価値を届けたい」という想いが芽生えました。その中で出会ったのがサイボウズです。「チームワークあふれる社会を創る」という理念のもとサイボウズが展開するグループウェアは、働く人々の基盤を支える「社会のインフラ」のような存在だと感じ、強く惹かれました。

さらに面接では、「新卒1年目から、全社員が使うツールの改善提案を行い、形にしている社員がいる」という話を聞きました。単に「任される」のではなく、必要な指針を示しながら挑戦させてもらえる環境が整っている。その姿勢を知ったとき、「ここでなら安心して活躍できる」と確信し、入社を決めました。

印象に残っている仕事はありますか。

Neco移行(自社クラウド環境「Garoon」の基盤変更)のプロジェクトでは、私と先輩の2名が初めて専任QAとして配属されました。これまでは必要なときだけQAがヘルプに入る体制だったため、このプロジェクトでは、まずチームにおけるQAの役割を定めました。書籍や講演会で得た知見を参考にしながら、「開発のどの段階からQAが入るべきか」「他チームとどう連携するか」といった関わり方も整理しました。

さらに、「どのようなリスクを想定し、どうテスト計画を組み立てるか」といった品質保証の基盤となる方針も定めながら、チームにとって最適な進め方を模索したのです。専任QAとしての体制を、先輩と共に0から築き上げた経験はとても印象に残っています。

このプロジェクトは影響範囲が非常に大きく、リリース後に不具合が出ればお客様の日常業務に支障をきたす可能性もあるため、事前の品質保証が極めて重要でした。そこで、ユーザーの利用パターンを洗い出したうえで、エラーが起きにくい条件や例外的なケースまで丁寧に確認しました。そうした検証を通じて不具合を事前に発見し、対応を完了したうえでリリースできたときは大きな安堵感があり、「未然防止の重要性」を改めて実感しました。

写真: 福元 春輝

課題発見から改善まで一貫して携わる、QAの面白さ

入社当初と比べて、ご自身の中に成長を感じた出来事はありますか。

入社当初は先輩のQA業務について学ぶところから始まりました。テストを依頼された際は、先輩から「こう考えているんだけど、どうかな?」と問いかけてもらい、後追いで意見を返していました。今は、自分の言葉で方向性を示し、プロジェクトを牽引できるようになったことが、大きな成長だと感じています。

改善活動では、実装から適用まで一連の工程を任せてもらえたことで、MySQLやKubernetesといった現場の技術に触れる機会が増えました。QAはユーザー視点での観点出しが基本ですが、システムの内部構造やコードを理解していないとその是非が判断できないケースも少なくありません。改善活動を通じ、コードに基づく視点とユーザー視点の両方からテストを考えられるようになり、視野が広がりました。

働くうえで大切にしていることは何ですか。

物事を表面的に捉えない姿勢です。仕様書に書かれていることをそのまま正解とせず、「ユーザーにとって最適な仕様か」「期待される挙動になっているか」を自分の頭で考え、読み解くことを意識しています。

具体的には、仕様書の文章を読んだ後、一度自分なりに図に起こして整理するようにしています。その中で、図に起こした内容がうまくつながらないと感じたときは、エラーが潜んでいることが多いです。

また、不具合にはある程度パターンがあるため、これまでの経験をもとに注意が必要な点については、当たりをつけながら確認しています。こうした積み重ねが、表面的なチェックで終わらない姿勢につながっていると感じます。

QAの仕事は、日常的に開発部門とコミュニケーションを取ることも欠かせません。仕様確認の議論やテスト中の疑問共有など、日々さまざまなやり取りが生まれます。また発見された不具合について報告する際も、その伝え方ひとつで受け手が抱く印象やその後の進め方などが変わるため、メンバー同士が気持ちよく働けるよう、配慮を大切にしています。

QAの醍醐味は何ですか。

不具合発生の未然防止と、発生後の支援の両方で価値を発揮できることが、QAの面白さだと感じています。

不具合が起きた際には、まず「どんな操作や条件で再現するのか」を特定し、「どの機能に影響が出ているのか」「他の利用パターンでは問題が起きないか」といった詳細や影響範囲を確認します。さらに再発を防ぐためにどのような観点からテストを行うべきかまで見直し、その理由を整理して改善策につなげていきます。

単に原因を突き止めるだけでなく、「なぜ不具合が起きたのか」「どうすれば再発しないか」をチームで設計していくプロセスには、プロダクト全体を横串で理解する力が求められます。広い視点でプロダクトに関わりながら、品質をより良い方向に導いていけることに、QAとしての醍醐味を感じています。

写真: 福元 春輝

技術も、思考も、チームワークも。QAとして大きく成長できる環境

入社後の研修で、特に印象に残っていることは何ですか。

入社後は、4月から約5カ月間の全体研修があり、その後に配属先のチームに特化した研修が続きます。

研修では社内で使われている技術やプロダクトの仕様、品質保証の基礎から実務に必要な知識まで幅広く学ぶことができました。QAは大学などで体系的に学ぶ機会が少なく、私自身も情報系学部ではあったものの、テストに関する専門的な経験はありませんでした。しかし、入社後の研修があったおかげで、配属後すぐに QAの仕事を任されても迷わず取り組めたのです。単に「テスト手順」を覚えるだけでなく、「なぜこのテストが必要なのか」「どのリスクを防ぐ工程なのか」といった考え方まで理解できたことは、大きな収穫でした。

研修面以外にも、エンジニアがチームで安心して働ける環境は整っていますか?

はい、整っています。私は大阪オフィスに所属しており、基本的にフルリモートで仕事をしていますが、「一人で働いている感覚」を覚えたことはほとんどありません。通話やテキストチャットを通し、雑談や相談まで気軽にできています。

サイボウズでは、複数人で同じ画面を共有しながらタスクを進める「モブプログラミング(モブ)」の文化が根づいています。わからない点はその場で解消でき、判断に迷ったときも自然にサポートが入ります。作業の属人化を防げるだけでなく、知識や考え方をチーム全体で共有できるのはモブの大きなメリットではないでしょうか。

またチームでの会話の機会も多く、週次の振り返りに加え、機能の設計段階や不具合の発生時には必ずチーム全員で状況を共有し、次に取るべきアクションを議論します。不具合が生じても個人の責任を追求するのではなく、チーム全体の課題として共に解決方法を考える文化があるため、心理的負担が生まれにくく、前向きに仕事に向き合える環境です。

写真: 福元 春輝

今後の目標を教えてください。

私は現在、マネージャーとプレイヤーの両方の役割を担っています。テスト計画を設計するマネジメント力と、深い技術理解を持つスペシャリスト力。その両軸を並行して伸ばしていきたいと考えています。

一般的には「プレイヤーとして特化するのか、マネージャーとしてチームを動かすのか」と語られることが多いですが、私はどちらか一方に絞るつもりはありません。関われる領域が広いほど貢献の幅が広がり、ユーザーに対してより大きな価値を生み出せると感じています。最終的には「迷ったときはこの人に聞けば大丈夫」と思ってもらえる、頼りがいのある存在になることが目標です。

求職者の方にメッセージをお願いします。

サイボウズで働くうえで大切なのは、「コミュニケーションを誠実に積み重ねること」だと思います。わからないことは率直に聞く、聞かれたら丁寧に返す。こうした姿勢はサイボウズが大切にしている文化そのものです。

考える力を手放さないことも欠かせません。サイボウズでは新入社員でも裁量を持って挑戦できますが、それは「何でも自由にできる」という意味ではありません。根拠を示し、自分の考えを言葉で説明できる人にこそ、責任ある仕事が任されます。私が発案した改善活動も、実行時間などのデータを集めて課題を可視化し、改善効果とコストの見込みを整理したうえで提案しました。こうしたプロセスを踏んだからこそ、「任せられる」と判断してもらえたのだと思います。

このようにサイボウズには、個人で考え抜く力と、チームで協力し合う文化が両立しています。「自分の働きを通じ、より良いプロダクトを世の中に届けたい」「チームの一員として価値を生み出したい」と思える方なら、きっと楽しめる環境です。ぜひ QAエンジニアとして挑戦してみてください。

私のオフタイム

ジムや散歩、マラソンなど「健康に良いこと」を継続しています。リモートワークだと1日座っている状態になりがちなので、社会人になってから毎日運動するようにしています。運動を頑張ったご褒美として、週末に美味しいものを食べるのも楽しみの一つです。

写真: 福元 春輝
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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