人を知る

思い切ってチャレンジしたことで、自信を持てるようになった

写真:谷利理恵子

マーケティング

谷利 理恵子

(2021年 新卒入社)

京都府出身。立命館大学国際関係学部卒業。在学中は国際ボランティア団体に所属し、カンボジアで支援を行う。支援活動をするうちに日本の働き方に興味を持ち、サイボウズに入社。ビジネスマーケティング本部でサイボウズ Officeプロモーションチーム配属。幅広いマーケティング施策の中で、主にセミナー施策に携わる。

生き生きと働く人を増やしたい

学生時代にはどんな勉強・活動をされていましたか?

大学時代は、国際関係学部に所属して途上国開発について勉強していました。でも、自分で実際に見たこともないのに「こう支援するべきだ」とレポートなどを書いていいのかな、とどこか引っかかっている自分がいたんですよね。なので、授業で映像で見たり本を読んだりするだけではなくて、自分の目で途上国の現場を見ようと思い、国際ボランティアサークルにも所属しました。実際に数回カンボジアに足を運んで、支援活動をしてきました。

そんな活動をしていた中で、就職活動時はどんな軸や条件で仕事を探していましたか。

「日本の働き方を変えたい」「みんなが生き生きと働ける社会にしたい」という気持ちが強くあって、そんなビジョンに合致する会社かどうかを一番大きな軸に就活をしていました。

途上国開発の勉強をしていたのに、なぜ日本の働き方?という感じかもしれませんが、実は関係があって。というのも、カンボジアで初めて支援活動をしたとき、経済的に苦しいはずなのに、笑って楽しそうに暮らしている人の多さに衝撃を受けました。日本に帰国してからは、「なんで日本で働く大人たちはこんなにも辛そうなんだろう」と、むしろ日本の働き方に疑問を持つようになったんです。そこから、日本の働き方を変えられるような仕事、かつ自分自身が楽しんで働ける職場に就職したいと考えるようになりました。

働き方を良くする仕事は色々あると思いますが、そんな中でもサイボウズに入社した決め手は何だったのでしょうか?

もともと、高校生の時にサイボウズ製品を学校で使ったことがあり、社名は知っていました。それから数年経って、大学で論文を書くための調べものをしている中で、サイボウズが日経新聞に掲載した働き方改革に関するお詫び広告のことを知りました。名前は知っていたけれど、サイボウズってこんなことを発信している会社なんだ、と知って驚きました。世の中にはびこる働き方の「普通」に一石を投じるような発信をしているサイボウズはすごいなと思ったし、いつか自分もそんな発信をする側になりたいと思いました。

その後、就職活動を始めた時に他の人材コンサルの会社なども受けたのですが、やっぱりサイボウズの広告が頭から離れなかったんですよね。私は漠然と「日本で働く人にもっと、人が人にしかできないことに時間を使ってほしい」と考えていましたが、ITツールという解決手段もあるのか、と考え始めるきっかけになりました。ここでなら、私と同じような理想を掲げている組織で、自分自身ものびのびと働けそうだと思って、入社を決めました。

写真:谷利理恵子

セミナー登壇への挑戦が転機に

入社してからは、どんな業務を担当してきましたか?

私のいるプロモーションチームは、お客様にサイボウズ Officeを認知・理解してもらうためのプロモーション施策を実施する役割を担っています。

具体的には、TVCMの制作、Webの広告運用、記事広告、カタログ改訂、セミナー運営、事例取材など本当に幅広い施策があります。1年目から沢山の業務を経験して、現在はセミナーに携わることが多いです。企画から始まり、集客のためのFacebook広告運用、講師としての登壇などを担当しています。

企画段階では「需要のある切り口のセミナーは何か?」をとことん考える必要がありますし、広告運用ではバナーを自分たちで作ります。また、ユーザー様にセミナー登壇してもらう際は、コミュニケーションも欠かせません。頭を使ったり、何かを作ったり、お客様とお話ししたり、色々ですね。

その中でも特に印象に残っているものを教えてください。

入社2年目の4月に東京で開かれた展示会で3日間のブースセミナーを担当したことは、自分にとっては大きなチャレンジでした。事前申し込みや告知のある普通のセミナーとは違って、現場で呼び込みをして、自分が喋っている内容次第でお客様が足を止めたり、去って行ったりするんです。だから、余計に緊張もしましたし、どうしたらお客様を飽きさせない話ができるのかをたくさん考えました。

入社1年目は先輩に付いてお仕事をさせてもらっていて、自分ってどのくらいチームに貢献できているんだろう?とすごく不安に思っていたんです。それに、私は初めてやることはとにかく怖いと感じてしまうタイプです。でも、このセミナーで自分の身一つで20分くらい話しきって、お客様が集まってきてくれたのを見て、やっとチームにも貢献できたのでは?と自信を持てるようになった3日間でした。

このセミナーへの挑戦をきっかけに、他のイベントやセミナーでも登壇しないか?と声をかけてもらったり、現在のセミナー施策にメインで携わるようになったりと、自分にとってターニングポイントになった気がしています。

また、製品サイトに掲載している導入事例の取材を担当したことも印象に残っています。サイボウズ Officeを導入されるお客様は、アナログな情報共有に悩まれている方が多いのですが、私は新卒でサイボウズに入社したので、いわゆるアナログで紙ベースでの情報共有に悩んだことがなく、想像することしかできませんでした。だからこそ、実際にお客様のところに足を運んで、目で見たり、自分でお話を伺ったりすることで、リアルな現場を理解できました。

取材の中でサイボウズ Officeのことを「会社の雰囲気が変わった」「サイボウズ Officeのお陰で、こんなことができるようになった」と言っていただけると何回聞いても嬉しいです。「そうだ、私はこうやって働く人を生き生きとさせたかったんだ」と改めて原点に立ち返ることができますし、この製品をもっと多くの人に知ってもらえるように頑張ろう!という原動力になります。

谷利さんが感じる仕事の魅力や難しさについて教えてください。

セミナーでもメールでも、タイトルなど些細な伝え方ひとつでお客様の反応が大きく変わるんです。例えば、朝イチのセミナーで反応が良くなかったなと思った部分を、午後のセミナーで改善したら、目に見えて反応が変わったりします。

もう一つの例として、メールをどれくらいの人が開いたかわかる「開封率」もあります。メールの件名だけで開封率がグンと変わって、集客に繋がります。

言葉1つで、人の反応が変化するのはとても奥深くて面白いなと思います。同時に、そこが難しさでもあるとも思います。

写真:谷利理恵子

自由だけど真剣な先輩・同僚に囲まれて

谷利さんは就職活動時や入社時がちょうどコロナ禍だったかと思いますが、どんな働き方をされてきましたか?

入社時から主にリモート勤務をしてきましたが、大きな不安なく働くことができています。数百人の社員がオンライン入社式に集まって、私たちの期の入社を迎えてくれたのは今でもよく覚えています。不安で緊張していたのですが、オンラインでも明るく迎えてくださって、すごく嬉しかったです。

今では、たまに出社することはありますが、東京の1人暮らしの家からリモートで仕事をしたり、1ヶ月くらい京都の実家から働いたりとウルトラワーク制度を活用しています。

サイボウズに入社してみて、入社前のイメージと違ったところはありますか?

私の働き方も含めて、柔軟な働き方の制度が本当に機能しているのはいい意味で驚きました。制度を作っても上手く機能しなかったり、形だけになってしまうんじゃなくて、実際に色々な働き方をしている人がいます。

サイボウズというと自由な働き方から「ゆったり」としたイメージもあるかもしれないのですが、そうじゃないんです。みんなそれぞれのペースで歩みながらも、真剣で真面目で、尊敬できる人がたくさんいます。同期と会社の外で話している時も、気が付いたらどうしたらもっと会社が良くなるのか、なんてことを話しているんです(笑)。みんなが本気で「より良い働き方」について考えている会社なんだというのは、入社してから見えてきたサイボウズの好きなところの1つです。

働く中で意識していることや大切にしていることがあれば教えてください

お客様向けのメッセージはもちろんですが、社内向けにも、コミュニケーションの取り方には気を付けています。1人でやる作業もありますが、チームの意見を聞いたりまとめたりすることも多いので、自分と関わる人がどうしたら気持ちよく働けるかをよく考えています。

リモートワークでテキストコミュニケーションも多いので、社内でも顔と名前しか知らない方もまだたくさんいます。そんな時に、お客様向けのプロモーションを考えるのと同じように、相手にどう思ってほしいのか、どんなアクションを起こしてほしいのかを考えてやり取りをするようになりました。

「あなたの意見」を求める・受け止める組織

サイボウズの仕事はどんな人に合っていると思いますか?

どんな人がいてもいいし、実際色んな人がいるのがサイボウズです。でも、あえて言うなら「いい意味でわがままな人」はサイボウズに合うと思います。

サイボウズは自分の気持ちをちゃんと聞いてくれる会社です。新入社員の意見であっても、「そういう考え方もあるのか」と柔軟に受け止めてくれるし、それが求められる環境でもあります。私も先輩にたくさん「あなたはどうしたいの?」と聞かれてきました。そこは厳しさでもありますが、サイボウズらしいところかなと思います。

会社としての意見だけではなくて、「あなたは?」と個人の意見をとことん聞いてくれるので、「自分はこうしたいです」「こうしたらいいと思います」という小さなわがままがあると、施策にもつながるし会社全体が良くなるように思います。

最後に、これからの目標や今後挑戦したいことを教えてください。

第一フェーズとして、守備範囲の広いプロモーションの業務を一通り経験したいです。マーケターとしての道を極めるのか、別の職種も経験していくのかは、その後で決めて行ければなと思っています。

そして、さらにその先になるとは思いますが、いつかは人を育成したり後輩をマネジメントするポジションにも立ってみたいです。自分で施策を担当しながらも、マネジメントもするプレイングマネージャーのような存在に憧れがあります。

写真:谷利理恵子

私のオフタイム

社会人吹奏楽団に所属していて、週に1~2回は仕事終わりに練習に参加しています。学生から大ベテランまで、仕事では関わらないような方と交流できるのは楽しいですし、何より演奏しているときは時間を忘れられます。

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