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前職の経験を活かし、任されるシスアドへ。挑戦と支え合いが両立する日々

T・H

コーポレートエンジニア

T・H

(2025年 キャリア入社)

千葉県出身。東邦大学理学部を卒業後、食品小売/流通系企業、インターネット広告系企業の社内情報システム部門を経て、2025年8月にサイボウズへキャリア入社。新卒から一貫して社内情報システム部門でキャリアを積んできた。現在はCorporate Engineering部のシステムアドミニストレータ(シスアド)チームで、サイボウズ社内で利用するIT機器や情報システムの設計から構築、運用保守を担う。

2026年9月に公開

属人化からチームワークへ。転職で見つけたかった働き方

これまでのキャリアの歩みを教えてください。

大学卒業後、新卒で入ったのは食品小売/流通業の企業でした。全国規模の食品スーパーの本部で、社内情報システムとして働いていたのですが、保守的な業務が多く、もっと環境を変えてみたいと思うようになったんです。

そこで転職したのが、インターネット広告系の企業でした。ここでは保守的な業務と、いわゆる「攻め」の業務の両方を経験することができました。それでも次第に、もっと自分自身で手を動かす機会を増やしたい、ユーザーや事業により近い環境で働きたいという思いが強くなり、2度目の転職を決意します。新卒から一貫して社内情報システム部門でキャリアを積んできたこと自体、振り返るとめずらしいことなのかもしれません。

サイボウズを知ったきっかけを教えてください。

正直に言うと、サイボウズという会社を最初は知りませんでした。転職活動の中でキャリアアドバイザーの方に紹介してもらい、会社情報を調べていくうちに、どんどん魅力を感じるようになった、というのが実際のところです。

サイボウズへの転職の決め手は何だったのでしょうか。

決め手のひとつは、情報がオープンになっていることでした。前職・前々職は情報が上の方で止まってしまい、現場まで降りてこないことにもやもやした経験があったので、そこに強く惹かれました。

もうひとつは、チームワークという言葉そのものへの関心です。もともと野球をやっていて、チームプレーの大切さを日頃から意識していましたし、前職は個人での仕事が中心で属人化が進みやすい環境だったこともあり、「チームで働く」「周りを巻き込んで働く」にはどうすればいいんだろうと考えていた時期でもありました。サイボウズについて調べるうちに、組織としてチームワークの文化がしっかり根づいていることを知り、自分の課題を解決しながら働けそうと思ったことが入社の大きな決め手になっています。

入社してみて、想像とのギャップはありましたか。

一番驚いたのは、情報量の多さでした。入社した直後、自分の所属チームについてのやりとりや入社後のオンボーディング関連の情報などで通知が「99+」になっていたのを覚えています。自分から情報を取りに行かないと、知らないところで話が進んでしまう感覚があって、そのアンテナの張り方には最初、結構戸惑いました。

あらかじめ分かっていたことではありますが、使っているシステムが変わったこともギャップのひとつです。前職はGoogle Workspaceがメインだったので経験を活かせたのですが、MicrosoftやZoomはほぼ初めて触るシステムで、独特の仕様やクセに戸惑うことが多かったですね。加えて、サイボウズはエンジニアの方が多い分、問い合わせの内容も技術的に踏み込んだものが多く、対応の難易度が高いと感じる場面もありました。わからないことはまず自分で調べ、それでもわからなければチーム内で詳しい人に聞き、それでも判断がつかない時は問い合わせをくれた本人に「こういう理解であっていますか」と確認する。そうやって一つずつ解決していきました。

写真:T.H

手厚いフォローと裁量の中でつかんだ、早期の手応え

現在、シスアドチームの中でどんな業務を担当していますか。

主な業務は2つあります。ひとつは、社内で利用している数多くのシステムのソリューション管理・運用です。Microsoft、Google Workspace、Zoomなど利用しているツールは幅広く、機能リリースや仕様変更が頻繁にあるので、そのたびに影響調査や検証を行ったうえで社内への展開可否を検討しています。もうひとつがオフィス対応で、会議室のビデオ会議機材の新規構築や管理運用、それに伴う地方拠点の移転・増床時の機材の追加や移動を担当しています。最近は会議室機材に関連する問い合わせを受けることが多くなったので、機材の仕様や動作をより理解するために、出社時は朝一で確認や検証作業を行う機会が増えました。

印象に残っているプロジェクトを教えてください。

入社後に初めて対応した、松山オフィスの増床案件が印象に残っています。イベントホールにバスケットゴールを設置するという、これまで見たことのないレイアウトに驚くと同時に、「サイボウズらしさ」を実感した出来事でした。

とはいえ今回はサブ的な立場での参加で、音響機材を扱うのも初めて。前職のオフィス対応はネットワーク構築が中心だったので勝手が全く違い、経験不足を痛感しました。事前に構成が近い拠点の機材を見に行ったり、操作マニュアルを読み込んだりして予習を重ねましたが、それでも現地では担当の先輩に何度も教えを聞きながら進めました。シスアドのメンバーは本当に丁寧に教えてくれる人が多く、そこにはすごく安心感があります。1からすべて説明しなくても「意図を汲み取って進めてくれる」と信頼して業務を任せてもらえることも多く、実際に自分で手を動かすことで理解が深まることも多いです。

もうひとつ印象的なのが、入社して間もない頃に対応したGoogle Workspaceの導入です。Googleが提供している生成AIサービスGeminiを利用するために構築を進めた案件で、社内ルールの整備や運用方針の検討まで一から携わった、前職の経験が最も活きたプロジェクトでした。

オンボーディングは、どのような体制で進みましたか。

入社直後から今も、毎週決まった曜日に、当時のメンター的な立場だったチームメンバーとマネージャーの2人とミーティングの機会をもらっています。日々の業務で困ったことを相談したり、時には雑談だったり。何かあればそこで直接聞ける、という安心感がありました。最初の業務説明や受け入れも、主にこのお二人が担当してくれています。当初は「3か月くらいかけて立ち上がってくれれば」という想定だったそうですが、それより早く立ち上がってくれたと言っていただけたのは、今でも印象に残っています。とはいえ完全に手放されるわけではなく、業務は任せてもらいながらも聞けばきちんと教えてもらえる。そのバランスの中で、自分の手を動かしながら理解を深めていく感覚がありました。

その甲斐もあってか、入社して3か月足らずで、問い合わせの対応件数がチーム内で一番多くなっていたことがあります。他のメンバーが数十件のところ、自分はその3倍近い件数を対応していました。とにかく問い合わせを先に拾い、過去の対応履歴を自分でまず読み込んで理解する、というやり方を意識した結果です。担当者が手順を作成し、別のメンバーがレビューして承認しないと着手できないというルールがあり、負荷が一人に偏らない仕組みになっているため、対応件数が多くても業務がパンクすることはあまりありませんでした。

チームメンバーとは、どのように関わっていますか。

普段はkintone上でコミュニケーションをすることが多いです。レビューを依頼する時は、コメント上でその分野に一番詳しい人にお願いすることが多く、自然と日々のコミュニケーションはそこでのやりとりが多くなっています。未経験の分野については、自分なりに理解をまとめたうえで「この理解で合っているか」「もっと良い手順がないか」を確認するようにしています。

チーム内では、誰がどの分野に詳しいかが暗黙のうちに共有されていて、過去の対応履歴を見たり、最初の業務説明で聞いたりする中で自然と把握していきました。テキストコミュニケーションは、ちゃんと伝わるように書こうとするとどうしても分量が多くなりがちですが、後々メンバー(自分自身も含めて)の誰が見ても理解できるように対応内容はなるべく詳しく記載することを心がけています。

手順を細部まで記載している分、コメント欄でのやり取りが必要最小限で抑えられるようにしています。それでも伝わりにくい部分は、毎週の対面ミーティングでフォローするようにしています。

各自が自律しながら、支え合うチーム

システムアドミニストレータチームの中でのチームワークは、実際にどういったものですか?

仕事は幅広く、全員でひとつの案件に集中的に取り組むというよりは、普段は各々が自分の担当業務に責任を持ち、自律的に動くスタイルです。個々が任された領域をしっかり遂行することで、結果としてチームの最大パフォーマンスが発揮される。だからといって完全な個人プレーというわけではなく、作業前には必ず担当者とレビュアーを設定するルールがあります。自分がやろうとしていることを論理的に説明し、理解してもらうコミュニケーションが必須になるので、独りよがりにならず、間違いに事前に気づける安心感がある。kintone上で対応内容を書いていると、他のメンバーが「こうした方がいいのでは」と助け船を出してくれることも多く、日常的に自然とフォローし合える文化が根付いていると感じます。

入社前は、担当がはっきり分かれている分、属人的で個人プレーの色が強いのかなと勝手に想像していましたが、それは選考を通じて変わっていきました。全員でわいわい集まって進めるようなチームではありませんが、それぞれが自分の作業に集中しながら、他のメンバーもさりげなくフォローしている。そんなチームです。

仕事をする上で大事にしている価値観はありますか。

自分たちの業務の先には社員や利用者がいるので、自分本位にならないこと、自分がやりたいことをユーザーに押し付けないことは結構意識しています。「これは自分が入れたいシステムを入れているだけになっていないか」という視点は常に持つようにしていますね。また、問い合わせをしてくれる方の多くは、何かに困っていて早く解決したいという思いを持っています。その対応や業務を、情報システムがボトルネックになって止めてしまわないようにすることも大切にしています。あとは新しいことが日々頻繁に入ってくる仕事なので、人に頼りすぎず、まず自分で調べてみるという姿勢も心がけています。

普段の働き方について教えてください。

在宅と出社の割合で言うと、出社は週1回ほどです。機材対応や現地の困りごとなど、現地で見た方が早い場合に出社することが多く、基本的には在宅で働いています。朝型なので8時〜8時半頃に業務を始め、早めに終えることが多いですね。プライベートの時間もしっかり確保したいので、早く始めて早く終える、というスタイルを意識しています。

チーム内でも始業時間は人それぞれで、8時〜10時の間で幅があります。時間帯がずれていて困ることはあまりなく、緊急時はスマホの通知などでお互いすぐに連絡が取れる関係です。それぞれが異なる時間で働くメンバーの中で、あえて気をつけていることをあげるとすれば、自分の方が早く始業している分、まだ業務を始めていないメンバーに通知を飛ばしすぎないよう気をつけている、というくらいです。1日の流れとしては、通知やメールのチェックから始まり、社員からの問い合わせを受け付けるIT窓口を確認して、新しい問い合わせや自分がボールを持ったまま止まっている案件がないかを必ず先にチェックする。そのうえで自分が抱えている案件やタスクに着手する、というのが基本の流れです。

写真:T.H

手を挙げれば挑戦できる環境で、次のステージへ

これから挑戦してみたい業務や、身につけたいスキルはありますか。

大きく2つあります。ひとつは、ビデオ会議機材まわり。今はまだサブ的な立ち位置で関わることが多いのですが、要件に合わせて機材を選定し、構成を自分で考えて一から構築できるようになりたいと思っています。もうひとつは、新しい仕組みやクラウド製品の導入にもっと携わっていきたいということ。ルールを決めたり、手順書を作ったり、社内にどう展開していくかを考えるのが好きなので、そういった部分にもっと関わっていきたいですね。

最近はAI関連のツール導入や社内ルール整備にも関わっています。実は、導入そのものよりも導入した後の方が大変かもしれません。新しい機能が追加されるたびに、社内のルール上使ってよいのか、リスクはないのかを判断した上で、社員に開放するかどうかを決めていく必要があるからです。サイボウズは新しい技術が比較的頻繁に入ってくる印象があるので、そのスピード感に合わせてルールをアップデートし続けることも、シスアドの大事な役割のひとつになっています。

サイボウズは、手を挙げればいくらでも挑戦できる環境だと感じています。前職までは新しいシステムを入れるより「予算を削減するために今のシステムを縮小もしくは解約できないか」という目線で言われることが多かったのですが、サイボウズではそうした話は聞いたことがなく、むしろ「入れたいなら予算を取ってやりなよ」と背中を押してもらえる。そういう環境はすごくありがたいと感じています。

キャリア入社を考えている方に向けて、一言お願いします。

新しいソリューションに触れられる機会が、これまで経験した2社と比べても圧倒的に多いと感じています。手を挙げればどんどんチャレンジできる環境なので、エンジニアとしての技術力は間違いなく高めていけると思います。内製化されていて自分自身でやらなければいけない分、大変なこともありますが、それを前向きに捉えられる方であれば、ものすごく成長できる環境です。入社後のフォローもとても手厚いので、未経験のことがあってもきちんと説明してくれる社員がいますし、安心して飛び込んできてもらえたらと思います。

写真:T.H

私のオフタイム

毎週末は早起きして草野球をしています。食に関する興味関心が強いので、気になるお店があれば食べに行きますし、休日には自分で料理もしています。

写真:T・A
  • インタビュー内容は取材時点のものです。ご了承ください。

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